
1999年の大 HIT 曲 "BURNING" で一躍シーンの注目の的となり、その後も個性溢れる良作を量産、今や仏ディープハウスシーンの最重要人物の一人となった PEPE BRADOCK。今回は最近の相次ぐ過去作品のリプレスにより、いよいよ世界的に評価を高めつつあり、年末にはファン待望の来日も予定されている彼を、彼の作品と共にご紹介します。
仏の ATAVISME(恐らくセルフ・レーベル)、KIF.S.A、VERSATILE からのリリースを中心に、同じく仏のディープハウスレーベル、SILVER NETWORK、さらに UK の名門、CLASSIC 等でのリミキサーとしての活躍も目覚しい昨今だが、彼のパーソナルな情報は驚くほど少なく、かなり謎の御人。そんな謎の多い彼がここまで注目されるのは、やはり彼のサウンドの圧倒的オリジナリティーとクオリティーの高さ故。フランス人(?)らしい繊細でエレガントな作風を基調としつつも、MOODYMANN や THEO PARRISH 等のデトロイト勢に通じるマッドなドープネスと、精巧な音響処理は、それこそ驚嘆に値するものである。また、ジャズ、ミニマル、ディスコ、果てはオリエンタル等、作品を追うごとに様々なサウンドの要素を取り入れ、どれも彼らしい神秘性を持った作品へと昇華させている。とにかく、彼の音楽的な懐の深さはその音を聴けばご理解頂けるはず。先述の通り今年末に DJ として来日を果たす予定の PEPE BRADOCK。あまりに謎の多い人物である為、そのプレイはもちろんの事、あの強烈に個性的なサウンドの生みの親は、一体どんな人物なのか…?という事も、俄然気になる所。そして、彼の作品の奇怪なジャケットの意味する所についても、同様に明らかになるのだろうか?