Yousuke Yukimatsu : Leftfield - [2018-12-20]
[Profile]
2008年SPINNUTSとMITSUKI主催KUHIO PANICに飛び入りして以降DJとして活動。naminohana records主催THE NAMINOHANA SPECIALでのKEIHIN、DJ NOBUとの共演を経て親交を深める。2014年春、千葉FUTURE TERRORメインフロアのオープンを務める。2015年、goatのサポートを数多く務め、DOMMUNEにも出演。PAN showcaseではLee GambleとBTOB。Oneohtrix Point Never大阪公演の前座を務める。2016年ZONE UNKNOWNを始動し、Shapednoise、Imaginary Forces、Kamixlo、Aisha Devi、Palmistry、Endgame、Equiknoxx、Rabitを関西に招聘。Arca大阪公演ではArcaが彼のDJ setの上で歌った。2017年、2018年、2019年と3年続けてBerlin Atonalに出演。2018年からWWWにて新たな主催パーティー『TRNS-』を始動。Tasmaniaで開催されたDARK MOFO festivalに出演。
BLACK SMOKERからMIX CD『Lazy Rouse』『Remember Your Dream』を、イギリスのレーベルHoundstoothのA&Rを手掛けるRob BoothによるMIXシリーズElectronic ExplorationsにMIXを、フランスのレーベルLatencyのRINSE RADIOのshowにMIXを、CVN主催Grey Matter ArchivesにAutechre only mixを、NPLGNN主催MBE seriesにMIX TAPE『MBE003』を、それぞれ提供している。
1. Rian Treanor / Ravedit (The Death Of Rave) 12"
好きな音楽に順位を付けるのはとても難しい事ですが、今年聴いた中でもトップクラスにぶっ飛んでいて、かつDJでもよくかけたこの12"を1番に挙げたいと思います。全曲かっこいいのですが、特にB面を丸々使ってYazooの名曲をメッタメタにEDITした"Don't Go"はよくプレイしました。前半はBPM 123でMIX可能で、後半の完全にイカれたパートはBPMを気にせずに打ち込めます。
RIAN TREANOR - RAVEDIT
限定300枚、ヴァイナル・オンリー作品!
2. 水曜日のカンパネラ / ガラパゴス (Warner Music) LP
完全に化けました。少し細さを感じさせていた声も水晶のような透明感に昇華、最先端クラブミュージックのサウンド、ユーモラスさも残しつつシリアスさを増した歌詞、楽曲の完成度、様々な点でグレードアップ。アナログ盤がリリースされたのも自信の表れではないでしょうか。「かぐや姫」や「メロス」のサビでの最先端ベースミュージック顔負けの3D音響の迫力といったらどうだ。そこに映し出される人々や馬、自然の美しさと歌詞とが相まって泣ける「メロス」のPVも必見。
水曜日のカンパネラ - ガラパゴス
メジャー・セカンド・アルバムの完全限定アナログ盤!!
3. Ryo Murakami / Sea (Depth Of Decay) LP
2013年の1st LP『Depth of Decay』からちょうど5年となる夏、その間U.A.E.のレーベルBedouinから『Deist』『Esto』と2枚のLPをリリースし、再び自らのレーベルから満を持した2作目をリリース。静謐なピアノ曲(A-3)や神聖ささえもが漂い出しそうな曲(A4)、そしてラストの気高く美しい曲(B-5)など、全編に渡って張り詰めた糸のように緊張感が漲り、名も付けられてはいない楽曲達がリスナーのイマジネーションに委ねられる傑作。マスタリングはPoleことStefan Betke。深淵と拡張を暗示するかのようなジャケット写真に大阪の映像作家Tatsuya Fujimoto、デザインにZodiakことTakashi Makabe。音に溺れる。
RYO MURAKAMI - SEA
前衛的なドローン/ノイズ、そして環境音で繰り出されるエクスペリメンタル・サウンド!
4. Synth Sisters / Euphoria (EM) LP
Rie LambdollとMAYUKoによるデュオユニットが大阪のレーベルEM Recordsからリリース。サイケデリックでどこまでも拡がっていくような音の波に揺られ、目を閉じると宇宙空間をふわふわと漂っているような浮遊感に包まれます。細かい音の粒子も美しい。Resident AdvisorのLabel of the Month用に作ったMIXでは"Until the World Breaks Up"を45回転再生して使用しています。録音とマスタリングはKABAMIX。カッティングは信頼のDubplates & Mastering。
SYNTH SISTERS - EUPHORIA
大阪を拠点に活躍するフィーメル・シンセサイザー・デュオによるニュー・アルバム!!
5. East Man / Stop Flapping Your Gums Vol. 1 (Hi Tek Sounds) 12"
Imaginary Forces名義時代に主催パーティーZone Unknownで大阪に招聘したAnthoney J Hartは新しい名義East Manとして今年Planet MuからLP『Red, White & Zero』をリリース。多くのMCとの共演が収録されたLPに続いて、自分のレーベルを立ち上げてリリースされた今作ではソリッドなインストグライムが4曲収録されています。特にノイズの塊がビートとして叩きつけられているような"Future Tek"には度肝を抜かれました。
EAST MAN - STOP FLAPPING YOUR GUMS VOL.1
"Planet Mu"にも多数作品を残す人気実力派East Manの過去作が再発!!
6. Sophie / Oil Of Every Pearl's Un-Insides (Transgressive) LP
今年の1月、当初はデータのみのリリースで、アナログは出ないのかと思いながらしばらく待ってはみたものの、一向にそういう情報は得られず、よっぽどの事でない限り普段は買わないデータを購入。Numbers.から出た4枚の12"はとても好きだし。でもデータの音がとても硬く聴こえるので、曲は大好きなんだけどDJではなかなか使えず、もどかしい想いをしながら次第にこのアルバムの事があまり意識に上らなくなって来ていたつい最近、Boomkatのトップページにあの印象的なジャケットが再び登場。年間ベスト企画かと思いきやアナログが遂にリリース! という経緯だけで字数が多くなってしまいました。ポップ、ダーク、ヘヴィ、美しい、ノイジー、曲によって様々な顔を見せるSophieの魅力が詰まった作品。
SOPHIE - OIL OF EVERY PEARL'S UN-INSIDES
次世代エレクトロニック・アヴァン・ポップ最先端アクトによる激傑作がLPリリース!!
7. Tofubeats / Run / River (Warner Music Japan) 7"
名曲同士の贅沢なカップリング・ダブルAサイド7"。tofu君のレコードを買ったのは「水星」以来になりますが、これは抗えなかった。まあ抗う必要なんて全然ないのだけど。イントロのフレーズ、これ一発で決まるキラーなフレーズ、そしてそれを軸に様々な装飾を施して行く、その装飾のセンスもまた素晴らしい"Run"。歌詞が「たった一人」から「僕らは」になるところがグッと来る。"River"は映画『寝ても覚めても』の主題歌でもあり、映画の内容を上手く捉えた歌詞に非凡な才覚を感じます。
TOFUBEATS - RUN / RIVER
配信シングルとしてリリースされた2018年のスーパー・アンセムが両A面7インチにてアナログ化!!
8. Mr. Fingers / Cerebral Hemispheres (Alleviated) 3LP
Mr. Fingersのアルバムとしては1994年の『Back To Love』以来14年ぶりとなる大作3LP。序盤はアーバンでダンディな落ち着いたトラックが多く収録されていますが、2枚目のB面から一気にエレクトリックな音色の曲が増えます。Tikimanが歌う"Stratusfly"のような美しく穏やかな曲も収録。"Crying Over You"がたまりません。さすがの御大ワークス。
MR. FINGERS - CEREBRAL HEMISPHERES
伝説の一枚『Alien』に匹敵するモダン・クラシックが誕生!!
9. Osheyack / Sadomodernism (Bedouin) LP
おどろおどろしい、まるでホラー映画のようなムードを漂わせ、様々なBPMのインダストリアルなイカツイ曲を捨て曲無しに連発する快作。インダストリアルフットワークのような曲も収録。上海でのワンマン直前にリリースされたこのLP、全曲データに移して持って行き、3曲くらいプレイして、パーティーの後コンビニの前で10人くらいでダベっていると、その中の一人がOsheyackでした(笑)。彼とは年末のWWWで共演するので楽しみ。
OSHEYACK - SADOMODERNISM
アメリカ生まれ、上海を拠点するインダストリアル・アクトOsheyackによるデヴュー・アルバム!
10. Asian Kung-Fu Generation / ボーイズ&ガールズ (Sony Music) 7"
約2年ぶりの新曲。現代日本社会と向き合った詩作を続けるGotchこと後藤正文。今回もまた素晴らしい歌詞を、エモーショナルな楽曲に乗せて届けてくれた。日常生活の中からそっと言葉をすくい上げるような彼の歌詞にはいつも胸が締め付けられる。僕らはまだまだこれからだと、40も超えたおじさんが声高に歌うことはいささかも恥ずかしくない、ダサくもない、かっこいい事なんだと僕は断言したい。「まだ はじまったばかり We've got nothing」。
ASIAN KUNG-FU GENERATION - ボーイズ&ガールズ
2018年9月リリースの最新シングルが7インチ化!!
[イベント情報]
12/27(Thu) 「レコード屋酒場」 @大阪 Socore Factory
12/29(Sat) 「世紀末」 @心斎橋 Live Space Conpass
12/31(Mon) 「NEW YEAR PARTY 2019」 @渋谷 WWW
1/11(Fri) 「Ooshima Shigeru x Yukimatsu Yousuke 2 man」 @大阪 Socore Factory
1/13(Sun) 「空間現代 x 行松陽介」 @京都 外
1/14(Mon) 「いまアジアから生まれる音楽~OMKスペシャル 2019」 @大阪 Socore Factory
1/16(Wed) TBA
1/24(Thu) TBA @渋谷 Club Quattro
[関連サイト]
https://soundcloud.com/yousukeyukimatsu
http://blacksmoker.cart.fc2.com/ca444/389/p1-r-s/
[関連商品]
YOUSUKE YUKIMATSU - REMEMBER YOUR DREAM
凄まじいエネルギーと情熱を放出し描き出される男のロマン、夢を聞け!!
YOUSUKE YUKIMATSU - LAZY ROUSE
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