galcid : Techno, Leftfield - [2018-12-20]
[Profile]
Lenaによるソロユニット。“シンセ番長・齋藤久師”をプロデューサーに迎え、2013年に始動。
モジュラーシンセサイザーとTB-303、リズムマシンを使ったプレイはアシッドで、インダストリアルなテイストを織り交ぜた即興スタイル。デビューアルバムがカール・ハイド(Underworld)やクリス・カーター(Throbbing Gristle)を始めとする世界の名だたるアーティスト達から賞賛を得る。Boiler Room出演を皮切りに様々な国で演奏し、2018年7月には坂本龍一氏がgalcidの楽曲をSpotifyでピックアップし、8月末からモントリオールでのフェスを皮切りにスイス、ベルリン等のヨーロッパツアーを敢行し成功を収めた。
1. Aphex Twin / Collapse (Warp) 12"
年間ベストの1位ということで、かなり悩みました!
ある意味ベタな1位で申し訳ないのですが、のっけからAphexチューンにやられました。
1曲目はメロも含めてほぼ808だけでやってる!!ということに驚き!!808のこんな使い方もあるのか!!また自分の機材を見直さなくては...と思わせるのはさすがAphex様!!
APHEX TWIN - COLLAPSE EP
【特殊スリーブ仕様/限定盤】Aphex Twinが名門レーベル"Warp"より新作を発表!!
2. Second Woman / Instant/Apart (Tresor) 12"
個人的に大好きなSecond Womanですが、今回はかのベルリンTresorからのリリースということで、今までのSecond Womanのテイストだけではなく、4つ打ちの入ったトラックも収録されていて、とても意味貴重な1枚。しかも4つ打ちもやっぱりハイセンスでかっこいい!!
SECOND WOMAN - INSTANT/APART
IDM/エクスペリメンタルアクトによる4/4のディープ・ミニマル、即戦力!!
3. Alva Noto / Unieqav (Noton) 2LP
こちらも、ある意味ベタなセレクトではありますが、始まりから洗練された粒立ちの良い音がたまりましぇん。さすがはAlba Noto様、という感じです。素晴らしい発振してますね。どうやったらこうなるのかな。
ALVA NOTO - UNIEQAV
音響的に潜水を表現している、という本作は"Uni"シリーズのラストを飾るに相応しい内容!
4. Taylor Deupree / Fallen (Spekk) CD
今年はアンビエントも名作のリリースが多いですね。これまた冬を過ごすのにちょうど良い音です。なぜか周りは一面雪なのではないかという想像をさせるような心地よいピアノ、だからと言って小難しくもイージー過ぎもしないところがTaylorの凄いところです。
5. Autechre / NTS Sessions (Warp) 12LP
こちらもスター選手が出てきた!という感じではありますが、とても素晴らしいアルバム。ロンドンのラジオ番組で配信したものをまとめたとのことですが、聴いてて全く飽きない。全体的にテンポがアップ気味になっている傾向があるのですが、Autechreに関してはダウンテンポで、どこまでゆっくりするの~~というところまで行ってます。この世の中の流れに逆らっていく感じがさすがです。
AUTECHRE - NTS SESSIONS
こちらは12枚組アナログ盤限定ボックス・セット!
6. Objekt / Cocoon Crush (Pan) LP
実はgalcidはObjektとは共演させてもらったことがあるのですが、ものすごくナイスガイでした。まさかの東京生まれだったことにもびっくりしたのですが、もちろん音もかっこいいです。そして、今回のアルバムはセカンドアルバムということで、エキゾチックさが混ざった音楽になっています。
OBJEKT - COCOON CRUSH
名門"Pan"最新作。唯一無二の才能Objektが4年ぶりのアルバムをリリース!!
7. Alva Noto & Ryuichi Sakamoto / Glass (Noton) LP
もう、すっかりAlva Notoと教授こと坂本龍一さんとのコンビは定着したように思えますが、素晴らしいアルバムでした。100%即興とのことで、galcidも身の引き締まる思いです! 今年はその教授からも応援メッセージをいただいたり、と個人的にも胸アツな感じでしたが、音楽でその凄さをまた感じて頭が下がる思いでっす。
ALVA NOTO & RYUICHI SAKAMOTO - GLASS
Alva Noto主宰の"Noton"再始動第2弾は、坂本龍一とAlva Notoの新たなコラボ・アルバム。
8. Jim O'Rourke / Sleep Like It's Winter (Newhere Music) CD
冬のように眠れ(私の直訳)、というタイトルで夏に出されたアルバムですが、今はもう冬ですね...。この曲を聴きながら、本当に眠っていたい...と思うような1曲です。不協和音のように聴こえるサウンドがとても心地よく、この不協音のおかげでずっと聴いていられるような気がします。電子音の深さに触れられる貴重な1枚。
JIM O'ROURKE - SLEEP LIKE IT'S WINTER
奇才による永遠に語り継がれるマスターピース!
9. Caterina Barbieri / Born Again In The Voltage (Important) LP
今、世界中のフェスを賑わせているイタリア出身のCaterina Barbieri嬢ですが、こちらの作品はブックラー200で制作されており、いつものCaterinaの作品よりもまたアナログシンセ的なクラシカルな音が目立っているような気がします。ベルリンに拠点を置くCaterinaはこれからも活躍していくことでしょう。懐かしい音の中に何か新しいアプローチが楽しめる1枚。
CATERINA BARBIERI - BORN AGAIN IN THE VOLTAGE
ベルリンを拠点にするイタリアの女流シンセアーティスト、Catarina Barbieriによる新作!
10. Rival Consoles / Persona (Erased Tapes) LP
1トラック目が始まってアゲアゲで来るのか?と思ってるとだんだん落ち着いていくというまさかの展開。そしてどこかエクスペリメンタル。そしてトラックもバラエティ豊か。全部ツボってきます。自分の時間をとって、ゆっくりと聴きたい1枚。
RIVAL CONSOLES - PERSONA
ポスト・クラシカル色の強い当レーベルの中でもひと際異彩を放つ才人による待望の新作!
[イベント情報]
12/24(Mon) 「Underground Playground」@青山 蜂
Live : galcid
12/25(Tue) 「GOOD TIMING CLUB presents 『 謀叛 』 - MUHON -」 @神宮前 Bar Bonobo
Live : doracid (doravideo + galcid)
1/27(Sun) 「GIGA DISCO」@秋葉原 Club Goodman
Live : galcid
[関連サイト]
https://galcid.com/
[関連商品]
GALCID - HERTZ EP
Dommuneでのライヴ・パフォーマンスも話題になった齋藤久師プロデュースによる完全即興女性テクノ・デュオ “galcid”が登場!!
GALCID - MIX FOR JET SET
世界を虜にするLenaによるテクノ・ユニットgalcid初のミックスCD!!