Koji Takagi (Pictured Resort) : Japanese Pop - [2018-12-20]
[Profile]
Pictured Resort
大阪府出身のポップ・バンド。メンバーはKoji Takagi(vo,g)、Yushi Ibuki(key,syn)、Yuki Akashi(b,cho)、Yutaro Okawa(ds,cho)の4名で、2014年に結成。翌年に専門店限定のカセットテープ『Head West』が高く評価され“ネオアコ系の旗手”として話題に。その後、KONCOSやTeen Runningsらとも共演。2015年に初の全国流通盤となるデビューEP『Now And On』、翌年に1stフル・アルバム『All Vacation Long』を発表。2017年にEP『Southern Freeway』をリリース。また、同年5月には中国・上海にて開催のイベント『Up A Tree』に2日間出演、成功を収める。2018年7月にシングル『Stars Above』をリリース後、10月にはフィリピン・マニラ公演を敢行した。
1. Go! Team / Semicircle (Memphis Industries) LP
今年最初に買ったレコード。ファジーでポップな、めくるめくゴー・チーム・ワールド・・・。
Jackson 5を思わせるサビメロがグッとくるA-3、コラージュ的なトラックに踊れるB-5、そして特にB-2"If There’s One Thing You Should Know"が好き。ときに暴れん坊将軍並みに勢いのある演奏と、レトロキュートなボーカルのメロディ。一年を通してシーンを選ばず聴いた。来日公演観にいけなかったのが悔やまれる。
GO! TEAM - SEMICIRCLE (LIMITED NEON PINK VINYL)
ブラス・バンドとの共演などフレッシュなアイディア満載。今回もメチャクチャ良い!!
2. 落日飛車 / Cassa Nova (Big Romantic) LP
全体の印象はソフトロック~AORながら、各メンバーのテクニックと構成へのこだわりが感じられて、聴くたびに新しい発見がある作品だった。演奏の軽やかさと重心の低さの配分がとても音楽的で気持ちいい。さらに言えば、自分のバンドでやりたかったことを遥かに上のスケールで展開している部分もあって、正直すごく悔しいとも思った。
落日飛車 (SUNSET ROLLERCOASTER) - CASSA NOVA
台湾発ライト・メロウ&サイケデリックA.O.R.バンドによる大復活セカンド・アルバム!!
3. Hatchie / Sugar & Spice EP (Double Double Whammy) 12"
自分でもミーハーだなと思うくらい聴いた。コクトー・ツインズのエリザベスが異世界転生して、ブリスベンで女子大生になったらこんなバンドをやっていただろうか。曲の影響元とかについてはあまり語れないけど、甘酸っぱいメロディとHarrietteの広い声域で作られるダイナミックな多重コーラスは、時とジャンルを超えてひたすら最高。今後の活動がめちゃくちゃ楽しみ。
HATCHIE - SUGAR & SPICE
Fazerdaze好きなら絶対メロメロのガールズ・ドリーム・ポップ!!
4. Yo La Tengo / There’s A Riot Going On (Matador) 2LP
子供のとき一度だけ見つけた、でも後日どれだけ探しても見つけられなかった幻の野原を、白昼夢の中でもう一度訪れることができた時に持つ感情があるなら、たぶんこのアルバムのことだと思う。「低音域から高音域までみっちり隙間なく詰まっているのが良い音であり、即ち良いミックスである」という価値観は霧散して、音楽への没入感とその余韻から生まれる安心感が、良い音をさらに良い音にするんだなという学びがあった。
YO LA TENGO - THERE'S A RIOT GOING ON
通算15枚目のフル・アルバム。こちらは通常盤2枚組です。
5. Video Age / Pop Therapy (Inflated) LP
Mariana In Our Headsのまりも君が「2018年上半期ベストサビ」として紹介していて知った。ほんとにその通りで、僕の「2018年上半期ベストサビ」にもなった。まりも君ありがとう。全体的にはローファイでベッドルーム的なシンセポップ、だけど随所でなかなかシブい作曲テクニックも垣間見れて、バックグラウンドの深さも感じる。最高。
VIDEO AGE - POP THERAPY
Ice Choir & Tops好きを集中攻撃するインディ・シティ・ポップ激最高盤!!
6. Wild Nothing / Indigo (Captured Tracks) LP
インディ版「帰ってきたウルトラマン」。前作までで培ったサウンドのタイトさ、ミックスの緻密さはそのままに、さらにシンガロングで直感的なメロディを研ぎ澄まして帰ってきた・・・。実験的な要素をも取り入れた青春を経て、精神的な円熟期へと至ったウルトラマン。頼むから日本来てくれ~。
WILD NOTHING - INDIGO
またもや最高記録更新。愛と幻想のファンタジック・ロンリネス・ポップ・ジーニアス!!
7. Benny Sings / City Melody (Victor Entertainment) CD
7曲目の"Dreamin’"は今年のベストトラック。Bennyの「寄り添い感」みたいな感覚が、職場の飲み会とか生命保険とか政治家のポスターとかにも存在していたら、地球はもっと幸せな惑星になるだろう・・・。現実世界のウィンストン・ナイルズ・ラムファードとして、世界に偏在してほしい。
BENNY SINGS - CITY MELODY
豪華ゲストを迎えた通算6枚目のアルバム!!
8. Perfect Kiss / Filter (Elefant) 10"
朝、通勤のときによく聴いた一枚。特にA4が好きで、サビのメロディにはポップスの魔法がかかっていると思う。バチバチすぎない適度な味付けのトラックとHolly Vanagsのソフトでキュートなボーカルが絶妙な模様を織り成していて、何度でも聴ける良盤。
PERFECT KISS - FILTER
YearningとYumi Zoumaが出会ってしまったスーパー・ミラクル!!
9. Khruangbin / Con Todo El Mundo (Night Time Stories) LP
踊れるし、家でごろごろしながらも良いし、読書のBGMにもなる(ただし物語の情景はタイになる)のでよく聴いた。謎の異国感と深くかかるスプリングリバーブに誘われて、タイトなリズム隊の上で酩酊する感じが気持ちよすぎ。来年の来日が楽しみ!
KHRUANGBIN - CON TODO EL MUNDO
ほっこりメロウなグルーヴで人気のタイ・ファンク・バンド、待望のセカンド・アルバム!!
10. Tom Misch / Geography (Beyond The Groove) 2LP
同じJohn Mayerをアイドルとする人間として、このアルバムはベストに入れたい・・・。スマッシュヒットした"South Of The River"よりも、"Movie"や"Man Like You"みたいなアルバム曲にサラッと乗せた、ジョン直系のギターが泣かせる。曲作り含めてこのアルバムも超いいけど、個人的には、2015年にリリースしている『Beat Tape 2』の方がジャズ~ファンクをきちんと歩んできただろう彼の演奏と音作りの巧みさを感じる。JMファン(いたら)にはこちらもおすすめ。
TOM MISCH - GEOGRAPHY
スウィート&メロウなUKネオ・ソウル~R&B新星による激傑作セカンド・アルバム!!
[イベント情報]
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[関連サイト]
http://pictured-resort.tumblr.com/
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PICTURED RESORT - STARS ABOVE
南国行きのドライブは続く...。アーバン・シンセ・ポップ・バンドの雄、満を持しての新曲7インチ!!
PICTURED RESORT - SOUTHERN FREEWAY
遂に新作ミニ・アルバムが完成★当店ではボーナスCDR特典付き!!