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JET SET ![]() SKEEWIFF のレコードは、日本でかなり売れていて、音を知っている人は多いんです。でも実際にどんな人なのかはほとんど知られてなくて、みんなその辺が気になってると思います。だから今回、 JET SET で JAPAN TOUR を企画したんです。お聞きしたいことは色々とあるんですが、まずは簡単な自己紹介をお願いします。 ELIOT FROM SKEEWIFF ![]() ああ、もちろん!まず僕、ELIOT はスキーウィッフの片割れ。今回一緒に来たのは、SKEEWIFF でスクラッチ DJ をしてくれてるターンテーブリストの SNEEKEE こと NATHAN。それからSKEEWIFF のもう一人のメンバーがベルギー人の ALEX 。彼は、ほとんどスタジオを離れないんだ。実際の SKEEWIFF は僕と ALEX の二人だと思ってもらっていいよ。SKEEWIFF の最初のリリースは、MINISTORY OF SOUND 傘下の F.S.U.K. から1999年に出た12インチ。その後、F.S.U.K. から全部で3枚のシングルをリリースしてる。去年からは JARAPENO をスタートさせて、これまでに33タイトル出してるよ。 それ以前のキャリアは何かありますか? 元々は二人とも別々で ACID HOUSE のレコードを出してたんだ。ALEX とは1994年に出会ったんだけど、その頃彼は SYNTHESISIA という名前で SLY EYE から、僕は THC って名前で SSR からリリースしたりしていた。1995年には二人で BVENA VENTURA とか PEOIGREE CUTZって名前でレコードを作ったんだよ。 F.S.U.K. から出たサード・シングルの "G-FONK" は、ジャケットに FEATURING MICHEAL LEGRAND という表記があって、僕らの間ではすごく話題になりました。『ルグランと共演なんて、スキーウィッフはすごいなあ』って。その後、元ネタの曲が入ったルグランのサントラを見つけて盛り上がったりしてたんですけど、あれは実際はどうたったんですか?実際に一緒に曲作りしたのか、それともただサンプリングしただけ? いやあ、ただサンプリングしただけなんだよ。もちろんクリアランスはちゃんと取ってたし、ただクレジットに SAMPLING FROM 〜って書くよりも面白いかな、と思ってああいう風にしたんだ。 そうだったんですか。当時の僕らはルグランと一緒にアレンジしたりしたのかと思ってましたよ。 ははは、彼がどこかのスタジオで過去に録音した音を、現代の僕らが別のスタジオで加工して使っているのは、FEATUREしているという意味だと思ったしね。 サンプリング・ライセンスもちゃんとしてるんですね。 ああ、もちろん。レコードによるんだけど、基本的にはちゃんとコンポーザーに連絡をとる努力をしているよ。それから実際には弾き直しも多いんだ。その時もできるがぎりクレジットしてるよ。 MICHEL LEGRAND 始め、ALAN HAWKSHAW や ESQUIVEL など、あなたたちのサンプリング・ソース選びのセンスは実に日本人好みで、いつも驚かされているんですよ。 僕らはあらゆる音楽が好きなんだけど、特に TV で使われてるような音楽に魅力を感じるんだよ。50年代から70年代初めまでの TV 音楽の作曲家やアレンジャーは、とても才能のある人が多かったと思う。だけど、その中で何か良いものを見つけたとしても、TV の音楽は誰が作ったものか全然わからないことが多いよね。とてもファンキーだけど、これは誰なんだ?ってかんじで。だから、僕らは誰がこういう音楽を作るのか気になって探したりしてた。僕らが "MINI SKIRT" で弾き直して使ってた ESQUIVEL は、残念なことに昨年突然他界してしまって、もう会うことは出来ないんだ。彼の音楽は本当に素晴らしいものだったと思うよ。ALAN HAWKSHAW は僕らの友人で、僕らの ICON の "DOVE" って曲では、ALAN の 娘 KIRSTY が歌ってくれてるよ。実は、僕らのプロデュースで ALAN のアルバムの企画もしてるんだ。JALAPENO からリリースするつもりだよ。もう80%は完成している。 ええ!?すごいですね!彼のレコードはとても日本では高くて人気が高いんですよ! SKEEWIFF の音楽は、一貫してユーモアや楽しさに溢れてるところが素晴らしいと思います。特に日本ではイギリスの BREAKBEATS というとシリアスでダークな作風ばかりもてはやされがちだし、イギリスでもそういうものは評価が高いだろうし。安易にシリアスな方向に行ってしまうアーティストが多いと思うんです。そうならないところに、あなたたちの強いポリシーというか、音楽へのこだわりが感じられて、僕らはいつも感動するんです。 ありがとう。まさにその通りだと思うよ。僕らはパーティで楽しく踊ってもらうことをモットーに音楽を作ってる。女の子にも楽しく踊ってほしいし、その方がみんな楽しいと信じてるよ。もちろん、FUNKY な BREAKBEATS の側面もキープし続けたいと思ってるよ。 SKEEWIFF 以外の名前では、HOUSE っぽい曲など色々なレコードを出していますよね。その辺の名義の使いわけについて教えてください。 SKEEWIFF 名義では LOUNGE BREAKBEATS、ICON 名義ではチルアウト・ダウンビートという感じかな。レーベルでは JALAPENO が BREAKBEATS をリリースしてて、ILLEAGAL BEATS は HOUSE 専門。ILLEAGAL BEATS では僕が ELIO ISOLA, ALEX が JOEY POLLPETI と、各々イタリアン・ネームで曲を提供しているよ。 その ILLEAGAL BEATS からは、他にも IRENE や MONKEY BOIE RASCAL といったアーティストのリリースがありますよね。彼らはどういった人達なんですか? IRENE はシンガーで、MONKEY BOIE RASCAL は KID CREME の変名だね。CRICCO CASTELLI は、SUBLIMINAL からのヒットで有名だけど、僕らのレーベルのために新曲を作ってくれたんだよ。 なるほど。それから、以前リリースしていた SHAFT というユニットについても教えてほしいんですけど。 SHAFT は僕と ALEX、つまり SKEEWIFF の別名義だよ。UNIVERSAL から "MUCHO MAMBO" と "MAMBO ITALIANO" の2枚のシングルを出して、どちらもミリオン・ヒットになったんだよ。 "MUCHO MAMBO" より前に、COMMODORES の "MACHINEGUN" をサンプリングした DJ SHAFT っていう名義のホワイト盤が出回ってたんですけど、もしかしてあれもあなたたちですか? そうだよ。あれはあのホワイト盤の形でしかリリースされてないんだ。もしかして持ってる?あれは本当にレアでさ〜!500枚しかプレスされてなくて、僕も自分の分を持ってないんだよ。今あったらぜひ買いたいんだけど、、、。 いや、僕も持ってないんだけど。でも当時お店ではかなりの枚数を売りましたよ。 他には、WARNER から RICK JAMES の "SUPER FREAK" を使った曲もリリースしたよ。フランスでかなり売れたんだ。MC HAMMER の "U CAN'T TOUCH THIS" と同じネタだよ(笑)。最近の作品では、SKI OKENFULL をプロデュースした。ILLEAGAL BEATS のコンピレーション CD "ITALIAN STYLE" の収録曲なんだ。SKI OKENFULL とは友達なんだよ。 例えば ILLEGAL BEATS からリリースしてるアーティストたちとは、一緒に DJ したりしてるんですか? KID CREME とは子供の頃からの友達で、ベルギーとイタリア人のハーフだよ。ぼくもベルギーに住んでたからね。JUNIOR JACK とも友達だよ。CRICCO CASTELLI は "LIFE IS CHANGIN'" のヒットでメジャーだけど、すごくいい人だよ。彼らと一緒に、不定期だけど自分たちのパーティーを続けてるんだ。 最近のリリースのペースを見てると、ILLEAGAL BEATS の運営に力が入っているように思えるんですが、今は気分が HOUSE よりとか、何か理由があるんですか? いや、単純に ILLEGAL のアーティスト達が次々に作品を作ってくれるから、必然的にリリースが増えたという状況だよ。僕は、基本的には SKEEWIFF として JALAPENO に力を入れているんだ。 なるほど。JET SET でも ILLEGAL BEATS のアイテムはよく売れてるけど、イギリスではどうなんですか? イギリスでは、DEFECTED や SUBLIMINAL なんかの大きなパーティで、そういったレーベルのアイテムと同じように PLAY されてるし、FUNKY HOUSE と呼ばれるような音はとても人気があるんだ。他の国のことは定かではないけど、イギリスで売れているのは事実だと思うよ。 イメージとしては、NORMAN COOK が SOUTEHRN FRIED という HOUSE のレーベルを運営しているのにも似ていると思うんですけど、意識している部分は? う〜ん、特に影響を受けたわけではないね。彼も僕も自分がいいと思ったものを信じてリリースするだけじゃないかな。意識して同じような音を作るわけではなくて、良いと思ったものを作っているとたまたま同じようなところに行き着くんだよ。 そうですね。音的には、SKEEWIFF は60年代のイギリスに対する敬愛が強く伺えるところが NORMAN COOK と大きく違うところですし、そこがとても魅力的だと思います。 どうもありがとう。 曲作りの過程はいつもどんな感じなんですか?二人の役割分担は決まってるんですか? 曲によって全然違うよ。ギターを弾ける誰かがあるフレーズをひいて、そこにシンガーやキーボードが色々と足していって、これもいれてあれも入れてってなることもあるし。ただ、トータルのアレンジは絶対に僕と ALEX が二人でやってるんだ。 たとえば、今度のシングルには "COMIN' HOME BABY" のカヴァが入っていますよね。あれはどんな感じでできあがったんですか? あれは ALEX のアイデアだね。彼は5〜6種類の "COMIN' HOME BABY" のカヴァ・ヴァージョンを持ってて、それぞれのベストのパートを組み合わせてるんだよ。時代も国も違う、絶対出会うことの無いアーティスト同士が、時間を越えて出会って一緒にレコーディングしたら楽しいんじゃないかって思ったんだ。 それはスゴイ。最高のアイディアですね。サンプリングのためのレコードは、どちらがどんなジャンルを買うとか決まってるんですか?曲作りにはレコードがたくさんいるでしょう? 特に決めてないんだ。二人の趣味は出会ったときから完全と言えるほど似てて、どのジャンルはどっちが得意とかは無かった。本当に二人とも同じように METALICA とか ACDC とか DEEP PURPLE とか JIMI HENDRIX とか、15歳の頃までに聴いてたロックも似てるし、ACID HOUSE にハマッた時期も一緒。多分、別の部屋で同じレコード何枚かを二人に渡してどれがいいか聞いたら、全く同じ答えを出すんじゃないかな。でも ALEX はドラマーだからドラムものに強かったり、僕は VOCAL ものが得意だったりという部分はあるかな。 なるほど。今日は長時間ありがとうございました。最後に今後のリリース予定を教えてください。 さっき話した新しい SKEEWIFF の12インチ "BOOTY SHAKER EP" が一月にリリースされるよ。あとは、コーエン兄弟の映画 "O BROTHER, WHERE ART THOU?" (邦題:『オー!ブラザー』)のサントラで、SOGGY BOTTOM BOYS って名義でトラックを作ってる。これはホワイト盤でリリースしようかと思ってるんだ。明日かけるから聴いてて。その後のリリースやツアーの情報なんかは、www.skeewiff.com をチェックしてみてよ。今日はどうもありがとう!COPYRIGHTS: JETSETRECORDS.NET
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