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NY出身のDAPHNEとDEBBIEの女の子2人組AVENUE D。エレクトロクラッシュ・ムーヴメントの火付け役LARRY TEEによってニュー・ヨークのクラブLUXXで繰り広げられたシーンの中心的パーティ"ELECTROCLASH"でのライヴで人気を集め、80'Sリヴァイバルの波に乗った彼女たちは、マスコミからも大々的にピック・アップされ、時代の寵児として一躍話題を呼びました。エレクトロクラッシュ〜80'Sリヴァイバル・ムーヴメントも一段落した現在でも彼女たちの勢いは止まりません。フリーでポップな音楽スタイルとファッション&アートの日常レヴェルでのスマートなミクスチュア・センスは、彼女たちの魅力的なキャラクターが相まって、クラブやファッション、アートなど各シーンからますます熱い注目を集めています。日本ではアルバム入手困難、参加したコンピレーションも僅かと、まだまだ知名度は低いものの、今後のブレイクは絶対確実。そんな彼女たちを見逃すわけにはいかない!というわけで、JET SETからのアナログ12インチ・シングルがリリース直前の2人にメール・インタビュー。自由奔放でキュートな彼女たちの魅力そのまま、はっちゃけトーク大会となりました。
INTERVIEW+TEXT: KOZUE FUKUSHIMA(JET SET KOBE)
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★まずは簡単な自己紹介をお願いします。―― 私たちはAVENUE D。DEBBIEとDAPHNE Dの二人組よ。 ★二人はどうやって知り合って、AVENUE Dを始めたのですか? ―― (DEBBIE)私たちはマイアミに住んでいて、同じ高校に通っていたの。だから、もう10年来の友達なのよ。私はその後ニュー・ヨークの大学に通っていたんだけど、DAPHNEが卒業してN.Y.に移り住んできたの。それで2人ともちゃんとした就職先を見つけたんだけど、新聞広告欄に載っていた『求む:女性ラッパー、メジャー契約』っていうのを見つけて、それを2人で冗談半分に受けてみたの! ―― (DAPHNE)それでDEBBIEが電話したら、彼らは『分かった、じゃあこちらから連絡するから』って感じだったの。その後で電話なんてかかって来なかったんだけどね!そんな時に9・11のワールド・トレード・センターの事件が起こって。私はその隣のダウンタウンで働いていたから本当にショックで、一度N.Y.を離れたの。でもその一週間後くらいにDEBBIEから電話が掛かってきて、オーディションがあるから帰って来いって。オーディションの前日は、DEBBIEが働いてたTHE BOWERY BARっていうところで練習していたんだけど、そこの人が毎週やってくれって言い出して。そこからどんどん広がって、今ではロンドンやブラジル、ドイツでもライブをすることになって、気付いたら凄いことになっていたの。あとは知っての通りだわ。あ、あと、オーディションの事だけど、あれはやっぱり冗談だったみたい。結局『電話はこちらからしますから、電話しないで下さい』って言われて。本当に可笑しな話なのよ。 ★名前の由来を教えてください。 ―― AVENUE Dっていうのは、私たちの住んでる通りの名前なの。それで、私たちの名前の頭文字もDだし、つけるならこれって感じで元々決まっていたわ。ちなみに、AVENUE Dっていう通りはイースト・ヴィレッジの端にあって、以前はみんなが恐がって近づかなかったような通りなのよ。。 ★二人の間の役割分担などがあれば教えてください。 ―― 私たちは本当に仲が良くて、全てなんでも共有しているの。だから曲も二人で書いているし、他のアーティストやミュージシャンとも一緒に仕事はするけど、ほとんど二人で作って、ディストリビューションして、ライブのブッキングや衣装を作ったりもするわ。あと、ツアーも自分たちでやっているのよ! ★あなた方のディスコグラフィーを教えてもらえますか? ―― "BOOTLEG"っていうタイトルのCDを出しているわ。私たちのホーム・ページで買えるの。それから、その前に"GRADE D BEEF"っていうCDがあるわ。これは私たちの初期音源をまとめたものよ。その他は、いろんなコンピレーション・アルバムに参加しているくらいかな。 ★あなた方は、LARRY TEEが主宰するイベント"ELECTROCLASH"に出演し、"DO I LOOK A SLUT?"が大ヒットしたと聞きましたが、LARRY TEEと知り合ったきっかけを教えてください。 ―― 私たちがBBarっていうクラブでライヴをしてて、終った後はいつもLARRYのパーティーに遊びに行っていたの。彼はその時ちょうど新しいアーティストを探していて、そしたら友達がAVENUE Dを彼に紹介してくれたの。それから彼のパーティーでライヴをしたら評判が良くて、レギュラーになったのよ。 ★あなたたちがELECTROCLASHの代名詞のように呼ばれることについてどう思いますか? ―― どう呼ばれても気にしないわ。私たち別にビッグ・アーティストって訳でもないし。最初、このバンドを始めた理由は、パンクだったりヒップホップだったりを求めてて、何かアナーキーな音楽を作りたかったからだから、それが何と呼ばれようと構わないわ。 ★ではこのELECTROCLASHっていうムーヴメントについてはどう思いますか? ―― そうね、この言葉のお陰で、まだ一曲もレコーディングしてない時からたくさんの雑誌に出れたりしたし。私たち自身は最初ちょっとしたジョークみたいな感じで始めたんだけど。でも、LARRYの作ったムーヴメントに上手く乗っかって、なんとか本物のミュージシャンみたいになれたから、私たちにとっては良かったんじゃないかしら。 ★作品について教えてください。リリックは自分たちで書いているのですか?どういう時に書いたりするのですか? ―― 基本的には自分たちで全部書いているわ。アイディアがあったらいつでも書くようにしている。実生活からインスパイアされて書くことが多いわね。 ★"BOOTLEG"収録の"SLUT"という曲にはLARRY TEEが参加していますが、これはどういった経緯から? ―― 彼のパーティーで"SLUT"のライヴをやった時に、すごく気に入ってくれて。もともとその曲は友達のMICKYと作っていたものだったんだけど、LARRYはプロデュースを買って出てくれて、私たちをスタジオに連れて行ってくれたの。LARRYのプロデュースで原曲よりもずっと良くなったと思うわ。 ★"2D2F"は、KINGS OF CONVENIENCEのERLEND OYEのMIX CD"DJ KICKS"(STUDIO K7!)に収録されていましたが、彼のことは知っていましたか? ―― えぇ。ERLENDとは、ほんと偶然知り合ったの。私たちがドイツのクラブで遊んでいたら、たまたま出会って。確かドイツでのライブの最終日だったと思うんだけど、ライブが終ってから、お客さんの中のお洒落な人たちを友達のTINAのとこに招待したの。そしたらそこに偶然ERLENDがいて、それでお互いのCDを交換して。彼の曲もその時知ったわ。そしたら彼が、「今DJ KICKSっていうMIX CDを作っているんだけど、その中で"2D2F"を使いたいな」っていう感じだったわ。クールよね。 ★あなたたちのアート・ディレクションは、ファッショナブルで統一性があって、すごく素敵だと思うのだけど、これらのアート・ワークは全て自分達で行っているの? ―― 私たちのアート・ディレクションには、いろんな人が関わっているの。私たちのWEBサイトはJOSH BOUSELがやっていたり、CDのデザインはLARRY TEEのパーティーのフライヤーを作っていたSPENCER PRODUCTだし、あとフライヤーに関してはプロモーターが作っているわ。 ★注目しているファッション・ブランドやデザイナーがいれば教えてください。 ―― 時々友達に手伝ってもらったりもするけど、服はほとんど自分たちで作っているの。日用雑貨とか使ってね。だから、服とかに関しては、デザイナーものとか買ってお金をかけたりはしてないの。貰えるなら別だけど、あんまり興味はないわ。 ★アート・ワークに関して何かインスピレーションを受けているものがあれば教えてください。 ―― 周りにある全ての人やものから影響を受けてるわ。N.Y.に住んでいると、本当にいろんなものを目にするから、私たちはそこにある全てのものを楽しんでいるって感じね。ファッションに関しては、他の人のことは全く気にしてないから、自分たちの好きなことを楽しんでるし、悪ふざけしているって感じね。 ★あなたたちが影響を受けたアーティストはいますか? ―― CRASSとか、DEBBIE DEB、2 LIVE CREW、CYNDI LAUPERとか…挙げきれないわ! ★では、最初に買ったレコードを教えてください。 ―― (DAPHNE)私は、ANNE MURRAYの"THERE'S A HIPPO IN THE BATHTUB"ね。 ―― (DEBBIE)家には元々たくさんCDがあったけど、私が最初に買ったのはVANILA ICEだわ。 ★PEACHESやSCISSOR SISTERS、PRINCESS SUPERSTAR、A.R.E.WEAPONSとか、数々のアーティストと共演していらっしゃいますが、仲の良いアーティストがいたら教えてください。 ―― 彼らはみんなすごい人たちね。そうね、仲がいいのはBOY GEORGE(『カーマは気まぐれ』の大ヒットでおなじみ80年代のポップ・グループCULTURE CLUBのヴォーカリスト。自身のレーベルELECTRIC BLUEからAVENUE Dの12インチ"DO I LIKE LOOK A SLUT"をリリースしている)かしら。私たちがロンドンに行くと、彼が家に招待してくれるのよ。ちょうど彼と新曲を録り終えたところよ。BOY GEROGEとの新曲は、ダンスホール・レゲエ・トラックなの。80年代のBOY GEORGEの曲って、ちょっとだけラガ調だったりするでしょ。それで思いついた曲なんだけど、最近よくラジオでかかってるゲイ殺害を歌うレゲエ曲について3人で話してて、その話の流れから性別や男の子について話し合いながらこの曲を作ったの。だから、レゲエ・シーンのゲイ迫害者のしゃくに障るような曲だと思うわ。★BOY GEORGEとはどうやって知り合ったのですか? ―― (DEBBIE)BOY GEORGEの友達が、私たちに『BOY GEORGEがあなたたちの"SLUT"っていう曲を気に入っているよ』って教えてくれたの。その後、彼が私の働いている店に偶然現れて、しかも私の友達の隣の席に座ったから、私は彼のところに行って、AVENUE Dですって自己紹介したの。そしたら、いつの間にか彼の家に招待されていたわ。 ★BOY GEROGEの家で印象に残ったことはありましたか? ―― ある日、たまたま私たちだけ彼の家に取り残されちゃって。だから彼の家の中で裸になって家中走り回って、彼のたくさんの帽子を試着したり、その写真を撮って遊んだわ。その時の写真はウェブでも見れるから、チェックしてみて! ★あなたたちのライヴ・パフォーマンスは非常に過激だと聞いたのですが、どういう感じなんでしょう? ―― その話は、日本でライブする時までとっておくわ! ★N.Y.のパーティーはどういった感じですか?以前はだいぶん強い弾圧があったと思うのですが。 ―― 残念なことに、ここでは踊ることにも、煙草を吸うことにも変な法律があって、実際楽しいパーティーを作るのは本当に難しくなって来ているわ。でも、結局ここはN.Y.で、ニュー・ヨーカーたちはそんなこと全然気にしないから、クレージーで楽しいパーティーはまだまだあるわ。 ★では、N.Y.の楽しいイベントがあれば教えてください。 ―― CLUB BBarでやってる"BOOM BOOM"っていう私たちのパーティー!毎週ダンス・コンテストも開いているのよ!DEBBIEは毎週金曜日にDJをしてるわ。ほんといろいろなジャンルの音楽をかけるんだけど、BOOTY HOUSEとかMIAMI BASSとかFREESTYLEとか80'Sのヒット曲からPUNKまで、私たちが面白いと思ったもの(例えばO-ZONEとか!)を、ほんといろいろかけてるわ! ★では、あなた達の共演したアーティストが、ここ日本でも大ヒットしたり、メジャー・デビューしたりしているけど、もしあなた達にもそういう話があればしたいと思いますか? ―― 彼らは本当にすごいバンドだし、なるべくしてなったって感じだと思うわ。私たちの目標はメジャー・デビューじゃないけど、自分たちが楽しみながら、世界中の人たちに私たちの音楽を聴いてもらいたいし、自分たちも世界を観たいって思うわ。でも、AVENUE Dは既に自分たちの想像していたよりも大きな場所に来たって感じ。だからこの後に起こることは全ておまけみたいなものだわ。 ★では、今後のリリース予定を教えてください。 ―― シングルを何枚か自主制作する予定。あとは"SLUT"が、アメリカの*69 RECORDSからもうすぐシングル・カットされるわ。あとはJET SETからリリースされるEPかしら。www.avenued.comで新着ニュースをチェックして!! ★日本のファンへ一言。 ―― 日本は本当にイカした国だって聞いてるわ!まだ分からないけど、来日することになったらいいな。そうそう、ブッキング依頼はbookings@avenued.comまでお願いね! |
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