/
KUROFUNE 9000
『本物の男』、DEV LARGE。'80年代後半の渡米以降'90年代中盤にかけてニューヨークにて活動した後、盟友のCQ、NIPPS、DJ MASTERKEYと共にBUDDHA BRANDとして帰国、『さんピンCAMP』世代の鎖国Bボーイ達に正に黒船のような衝撃を与えた。あの夏の事は当時から9年近くが経過した今でも、鮮明に彼らへッズの脳裏に刻み込まれたままだろう。そしてそれ以降間違いなく国内のシーンにおける最重要人物として位置付けられた訳だが、現在懸念されている国産ラップシーンの慢性的な沈静化を先読みするかの如く、いち早く再び地下に潜ったのもまた彼だった。そしてそんな彼が5年もの長い沈黙を破り世の中に提示した『KUROFUNE 9000』は、漆黒と灼熱、深海と宇宙が同居する、この上なく太くて狂ったインスト・ファンキー・グルーヴだった。そしてそんな彼の潜伏期の間に世間を騒がせたファンキー・インストゥルメンタルと言えば、ABNORMAL YELLOW BAND、現A.Y.B.FORCEの名前が浮かび上がる。
2005年春、深夜の下北沢スペースシャワー・ブランチ(現ゴパール)。『本物の男』DEV LARGEと、『帰ってきたFUNKいい男達』ことA.Y.B.FORCEからLARK&富田清の各氏にお越し頂き、スタジオでの制作作業や、サンプリング裏話、ネタ掘りへのスタンス等についての話を通じて、今回の『KUROFUNE 9000』のコンセプトでもある『言葉のいらない音楽…』の可能性を探る上での貴重な対談となりました。なおLIBYUS MUSICの竹内氏と鈴木氏、A.Y.B.FORCEのT-NICE氏にも同席して頂きました。
TEXT/PHOTO: HIROKI TACHIBANA(JET SET TOKYO)
LOCATION: SPACE SHOWER BLUNCH SHIMOKITAZAWA(現GOPAL)
5
(DEV LARGE/以下DL)さて…まずは何の話をしようか?
(A.Y.B.FORCE LARK/以下LA)どーしましょ?
(DL)そうだね…じゃあさ、LARK達の話をしよう。
(A.Y.B.FORCE 富田 清/以下富田)…えっ?オレらの話ですか?
(DL)そう、初めに会ったのは確か京都だった。あのドープなBLUE NOTEのロゴをサンプリングしてた赤い盤面の12"(*1)を貰ったんだ。
(LA)ああ、そんなことありましたねえ。
(DL)俺スゲー気に入ってて、FAT JON(*2)とかPREFUSE 73(*3)をかける流れの時にはいつも"BRAZILLIAN RHYME"(*4)使いのあの曲をまわしてたんだ。サイコーだね。
(富田)"FUNKY OREO"(*5)すか?いやあ、嬉しいっすねぇ。
(LA)嬉しいけど…俺らの話よりもほら、コンさん(*6)"KUROFUNE 9000"(*7)出したとこだから、その辺の話をしましょうよ。
(DL)じゃあ、そうするかぁ。
(LA)ともかく…スゲエいいアルバムになりましたねぇ。
(富田)どん位時間掛かりました?
(DL)いや…そうでもなかったかな?
(LA)結構前から、『モノはあるんだけど』っつって言ってましたよね?
(DL)実は…同時進行でBUDDHAの新しいアルバム(!)と、オレのラップの方のソロも並行して作っててさぁ、この…何つーか純粋なインスト音源っうのは実は1ヶ月位で一気に作ったんだ。2月の頭位かな?
12
(LA)明け方とか変な時間にスタジオに詰めて?
(DL)そうそう。ドイ君(*8)も相変わらず忙しいから、スケジュールの合間を縫ってもらって。1曲だけ…そう、13曲目だけは'93年くらいには既に出来てて、あとはその2月だね。まあ、コレとコレ繋げようとか、ココにコレ混ぜようとかっていう組みの部分は大体その1ヶ月で集中的にやっつけた。でも根っこの部分はソノ随分前からあったというか…頭ん中では出来てたんだよね。…(急に思い出したように)つまんないよねぇ?こんな話。
(全員)ははは!
(LA)質問がつまんないから真面目になっちゃうんすよね、どうしても。オレも聞いててつまんないもん。
(DL)結構さ、されがちな質問には大体答えちゃってるから、単なる焼き増しになっちゃうんだよ。有能なインタビュアーの竹内君(*9)が大体ぶつけてきちゃって。
(LIBYUS MUSIC竹内氏/以下竹内)じゃあ僕が思い付かないようなドープな質問をお願いします!
(富田)…今回のアルバム収録曲数って15曲?でしたよね。で…その15曲に絞る過程で生まれたボツ曲って全部でどんくらいあるんすか?
2
(DL)確実に形にした後で結局ボツにしたのは3曲くらいで…途中で潰しちゃったのは5、6曲くらいあるんじゃないかなあ?でも…大体優勝だった。
(富田)どの段階でダメ出しするんです?ダメ出しの基準っていうか…。
(DL)いやもう、ネタ採った段階で『コリャ来たな』っていうのが多かったから…もうその時点で笑顔になっちゃうっていう…。だから別に基準とか無かった、今回は。
(富田)BUDDHA BRAND(*10)の時との違いってあります?
(DL)まず4人ノリから1人ノリになったという意味ではそのままもう自由に…全てにおいて自由だよね。クリエイティヴィティーでいうところで言ったら、外部からの制約が無いっつうか、そこのストレスが何も無い。(レーベル・サイドやエンジニアとの)コミニュケーションが上手く取れてたっていうのもある。例えばBUDDHAならグループ云々に問題があるとかじゃなくて、それ以前の対レコード会社や対レーベル的な部分でね、凄ぇ赤ペンが入るとか、そういう部分で消耗しちゃうってことが多かったんだけど、そういうのが無くて。1日で最高で4曲くらい作っちゃった日があって、(思い出しながら楽しそうに)凄いハイペースでずう〜〜〜っと作っててさぁ…って誰もそんなこと尋ねてないのにまた勝手に一人で喋っちゃってるんだけども。
(全員)わはははは!
(LA)いやいやいやいや、でもコッチが聞きたい事、結構ちゃんと答えてもらってますよ。だってオレらも何か作る度に毎回ヤラれてるもんねぇ、ソコんとこのストレスに。
(富田)そう、だからもうこれ以上聞くことねぇよっていうくらいイイ答え、です。
(DL)まあ確かに作品を流通させてるアーティストなら誰もが直面する関所みたいなもんだけども。
(LA)ソレが無かったら全てがツラッと行けるのに、っていう話。
(DL)必ずしもメジャーがやりにくくてインディーズの方が良いって訳じゃないけど、逆もまた然りで。インディーズじゃ絶対ダメだって事もないし。LIBYUSで出す事になってからの今回で言うと、インディーズの良い部分が全部機能したってくらい上手くいったと思うよ。
(竹内)(嬉しそうに)そうですねぇ。
(DL)強いて言えばやっぱ宣伝費が足りないって事くらいだろうけど。
(竹内)(切なそうに)そうですねぇ。
1
(DL)でもそこはマン・パワーで。
(竹内)(力強く)そう、マンパワーで。
(DL)でもその甲斐があって、あるレベルでの奇蹟は確実に起こってるんだ。売場でもメジャーのタイトルに負けないようなちゃんとした展開になってるし。
(富田)自分は普段は凄い田舎(*11)の方に住んでて、そこでMPC叩いてるんですよ。今日はそこから出て来てるんですけど、地元にあるツ○ヤの支店にも結構置いてありましたよ。
(DL)あ、ホント?そっかぁ…ツ○ヤは結構好意的に扱ってくれてるんだよね。ちなみにオレの今住んでる地元にあるレンタル屋はすっごい残念な店なんだよ。
(LA)わはははは!『あ〜この店残念だなぁ』って?
(DL)そう!『随分と残念な事になってるなぁ』って。あんまり下手な言い方すると危ないんだけども。
(全員)わはははは!
(DL)"PART TIME B-BOY"系(*12)のCDがズラッと並んでてさあ…明らかにおかしいんだよね。世の中矛盾で満ち溢れている。
(富田)…そうすね。確かに。
(LA)あとはねぇ…曲作る時なんですけど、過程として何パターンかあるじゃないっすか?作り方というか。まず頭にこういうものを作ろう!っていうビジョンがあって、それに従う形でマテリアルを揃えていって組んでいくのか、そうじゃなくてまず素材ありきでそこから膨らませていくのか、っていうのは?
(DL)どっちかっつーと後の方が多い。何でかって言うと、前者のやり方もあるんだろうけど、そんなことをサンプリングでやろうとしても(ちょうど良い素材が)見つからないことが多い。ウッドベースとか、カリンバとか、こういう音色のモノが欲しいなーってなって一応探すんだけど、似てるとか、カスってるとかそういった素材はあっても、こっちが求める完璧なモノっていうのは無いんだよね。そりゃもう生のミュージシャンや弾ける人に頼むしかないから。サンプリングというのに拘るならね。唯一『ああ、こういうのあったらイイのになぁ』というのがピタっと来たのが"1 PIECE"(*13)だね。今回のアルバムの9曲目だっけかな?
(竹内)11曲目ですね。
6
(DL)それを見つけた時だけはもう『わぁぁ凄いなぁ!完璧だなぁ!』って。かれこれ10年以上前の話なんだけども、いつかインストのアルバム出す時には必ず使おうって既に決めてたんだよね。
(LA)で、今回それがようやく形になったと?
(DL)そう、一応形にはなったね…全然予想とは違う形だけど。
(竹内)スキットですね。
(DL)そう、なんかネタが良すぎて結局どう考えてもスキットにしかならなくて。
(竹内)今回のアルバムで一番曲が短いヤツです。唯一のスキット。
(富田)あ、アレだ?
(LA)僕らもネタからインスピレーションを受けて組み始めるっていうのはよくありますけど、変なパターンとして、最初『絶対このネタで作ろう!』って足し算的にシーケンスを始めたはいいんだけど、最後にフタ開けてみると結局その肝心のネタがいつの間にか入ってない、っていうのがあるんですけどね、つまり途中自分で引き算してしまっているという…そーいうのってあります?
(DL)それは…無いね。メインで使いたいネタは最後まで動かない。途中で継ぎ足したりした飾りの部分は抜いたり差したりっていうのが当然あるけどね。最初に…何だろな?今回はドラムで頭から作ろうとか、このベースから組もうとか、一番最初の芯になるものっていうのは動かないなぁ。
(LA)それが普通だとは思うんですけどね…結構揺れるんですよ。もう完全にネタもドラムも別モンに差し替わっちゃったりとかするんですよ。
(DL)そう?ああ、でも確かにドラムとか変わる瞬間があるな。ここのスネアをもっと硬くしようとか、もっと音色変えようとか。スタジオで一旦組んでみて家持って帰って聴いたら『何か違うな〜〜』って時だね。そんな感じでドラムが変わる事はあっても、中心になる上ネタが変わる事は無いな。ドーンと、ロックして、もうコレで行く!と決めたものは動かないね…。一番変わる時は、例えば俺の頭の中ではAっていう曲のベースと、Bって曲のギターと、Cって曲のドラムがあったとするじゃん?それがキレイにこう、イイ感じに重なって鳴ってるんだけど。オレの頭の中ではね。でも実際ドイ君と作業してみると全然…こう…不協和音みたくなっちゃってハマんない時があるんだ。それで…ドッチに進む?って話になった時にドッチかを省いちゃって、全然違うものを持ってきたり、ってことはある。
(富田)芯のネタは動かないにしても、そうやっていざ組んでみたらイメージと全然違った…てことはありますよね?
(DL)ああ、あるねぇ。サンプルのピッチが合わない時とか。例えばピッチを+16くらいにしないと合わないんだよ。それでそこまでピッチ変えちゃうと雰囲気が変わってしまうんだよね。何だかKANYE WESTみたいになっちゃって、それはそれで面白くて微妙に良かったりもするんだけど、大体はそーでもないよね。そういう時はもうボツにしちゃうって事もあるね。
3
(LA)確かにツラッと行かなくて、そのまんま途中で放棄しちゃう時はある。気持ち良く作れない場合は寝かしておいた方がイイというのか。
(富田)…今回の『KUROFUNE 9000』で僕が個人的に一番引っ掛かったのは、3曲目の"LIBYUS MUSIC"(*14)?アレはどういうところから…最初は何処から始まったのかな?と思って。アレってxxxxxxxx(*15)を使ってるじゃないですか?例えばxxxxxxxxのベースラインから、とか?後半のフルートとかもう…凄い事になってるじゃないっすか?
(DL)あれはねえ、最初からxxxxxxxxで何かを作ろうと思った訳じゃないんだ。元々は全然関係無い他のものをネタにして、純粋にドープな曲を作ろうとしてたら、途中で(やっぱコレxxxxxxxxに似てるなぁ)って気付いて、まあ、いつかどこかでxxxxxxxxを使おうとも思ってたし…で、実際ちゃんと聴き直してみたら(ああ〜やっぱxxxxxxxxって抜けるなぁ〜!)と思いながらサンプルどんどん切って、それらをどんどん足していったんだよね、パーツパーツで。だから似てる感じだけどアレは基本的にxxxxxxxxじゃないから。
(富田)えっ!?アレxxxxxxxxじゃないんですか??
(竹内)メインのネタはxxxxxxxxじゃないんですよ。
(富田)ドラムがxxxxxxxxなんですか?ベースラインも違うんですか?
(DL)違うよ。全く全然違う。で、ちょっとxxxxxxxxを足してみようかな?って思ったところから、どんどん足してみようかな?になって、凄い一杯足しちゃった後に結局ある程度引いたんだけども。とりあえず違うネタで組んで、その隙間隙間を作った部分にxxxxxxxxをハメてみて、あんまりやり過ぎないように絶妙にハメようとしたかったんだ。ま、そこはどちらかっつーとドイ君のサジェスチョンなんだけど、俺はxxxxxxxxをどんどん入れちゃおうとしたんだけど、『ああ、じゃ、ちょっとドイ君の意見も聞いてみようかな?』と思って抜いてみたら、あんな感じでドンピシャになったんだよね。そうそう、俺のプロダクションに関しては曲によって色々パターンはあるし、作ってく過程の技術的な部分で『こうした方が良い!』っていうのを決めときつつ、それをそのまま形にする感じで進んじゃう事も多いんだけど…例えば"DON'T TEST DA MASTER"(*16)の時とかはそうだったんだけども。逆に『こんな感じで切ってみましょうか?』とか、『こんな事も出来ますよ』とか、全然期待して無かった事を言われちゃったりすると『あああ、スゲエ!』ってなって、『じゃ、それでいこうか!』ってなっちゃう。で、やっぱドイ君は凄い男だとなることが多い。
(LA)確かにありますね、そういう瞬間。
(DL)今回のxxxxxxxxはそのパターンだよ。あ、いや…xxxxxxxxじゃないや。それ以前に『"LIBYUS MUSIC"でxxxxxxxx使って…』とか言っちゃっていいのかな?そこはもう、適当にカットしといて。
(富田)フフフ…。
(DL)例のアレが、とか。
(富田)例の定番のアレが、とか…。
(DL)なんでかって言うと、△△△△△△△(*17)の曲ってすっごい高いんだよ(サンプリング・クリアランスのレートが)。
(LA)そういった意味でも刻んで作るっていう方法は有効ですよね。まあ歴史的に見ても、そっちに向かうっていうのが過去の流れとして必然的に起こった訳だし。
(DL)そーだね。だから、アレはソッチのパターンだったね。やり過ぎでコテコテだったから、それがちょうど良い感じに上手くまとまった。
8
(富田)そう考えたら、そうやってドイさんといっしょにやる事である種のミラクルが起こってるというか…お互いの相性も関係あるんですかね?僕らまだご一緒させてもらった事無いんですけど、やっぱドイさんって凄いんですか?
(DL)そうだね、だから混んでて2時間くらい並ばされるラーメン屋みたいな…でも食べたら『2時間待った甲斐がある』んだよ。『俺はこの一杯を食う為に待っていた!』っていう…。
(LA)(富田)わはははは!ソレ凄い!
(竹内)何処が凄いって、コンさんの事をドイさんは本当に凄い理解してると思うんですよ。だからドイさんが出してくるものに対して相乗効果的にコンさんの方もアガってどんどん凄い方向に向かって行くっていう…。
(DL)手が何本あるんだ?っていう位早いんだよ。しかも引き出しが何個あるんだ?!っていう感じで…。
(富田)2人で機材に向かって作る時ってどんな状況です?
(DL)全部PRO-TOOLS(*18)だよ。『どーしてもこのドラムはSP(*19)で叩かないといけない』って時だけSP使うけども…今はもうPRO-TOOLSだなあ。(通常のサンプラーよりも)長いサンプルが採れるのと作業自体が早いっつうのとが理由で…最初はAKAI(*20)でやりたい!とか色々ワガママ言ってたんだけどね。『もうこっちのセットアップでやった方が早いんで…コンちゃんなんかネタがポンポン出てきて、それ処理してる間に次コレ採ろうよ!とか言われちゃうから、そのペースで行くならPRO-TOOLSの方が早いよ!』ってドイ君が言うからソレに合わせてやってみたんだ。全部SPでドラムを打つとか、他にも色々やり方はあると思うしソッチの方がいいのかな?って思う時もあったけども…でも全然バッチリなんだ。今はもうこのやり方だね。
(LA)じゃサンプリングっていうか、ネタの採り込みの段階からPRO-TOOLSで?
(DL)いやぁもう、どんどん『コレ合うなぁ。』『コレどうかなぁ?』ていう感じになっちゃうから、その時にそのまま採っちゃって、その間に次のをまた決めちゃって、その横で処理しちゃって、ていう流れだからさ。PRO-TOOLSが俺みたいなヤツには一番合う。
(LA)じゃあもう、ずう〜〜〜っとこう、回しっ放しの採りっ放しで?
(DL)そうそう!ずう〜〜〜っとそう。で、色々コッチで考えて、ややこしいリクエストを重ねてそれらを幾つも同時進行で進めて貰うんだけど…(思惑通りかそれ以上の形になっていくので)本当素晴らしいとしか言い様がない。
(LA)(富田)へえ〜〜〜。
(竹内)恐ろしいのが、コンさんが試しで『コレいいかなあ?』とか適当に弾いてるのを勝手にね、コッソリ採ってたりして、それをなんか切り刻んで遊んでたりするんですよ!そしてその時のスピードが凄い!
(全員)ほおおおお〜。
(DL)"DISCO FUSION'76"(*21)の、(絶対普通合わねぇな)っていう変なピアノのリフを俺がほんの遊びで弾いてたら、上がった曲にそのリフがガーン!って思いっきり入ってたから。
(全員)わはははは!
(DL)その違和感が面白いから採用しよう、っていうノリで。もう事故みたいなもんだよね。
9
(LA)その辺の<遊び心>というのか、<HIP HOPの感覚>が凄い分かってる人なんですね。
(DL)そうだね。ホント採ってると思わなかったもん。えっ?って感じで。
(LA)でしょうね…楽しかったでしょ?
(DL)うん、楽しかったね。
(LA)そう言えば昔、MOS DEF(*22)のデビューシングルでさあ、SHWAN J. PERIOD(*23)が…。
(竹内)あ〜あ〜!ありましたね!
(LA)ねえ!スタジオでMOS DEFが適当にパッド叩いてたのをこっそり採って、そのままイントロに使ったっていう…"UNIVERSAL MAGNETIC"(*24)か。アレ思い出した。全盛期のRAWKUSの。
(DL)近い!…JUGGAKNOTSだっけ?INDERIBLE MC'S(*25)?ああいうのに近いね。そーゆうのが多いんだよ。
(富田)4曲目でしたっけ?"DA BA DA BA #5"(*26)。アレのドラムとかも結構…あの〜所々壊れた感じっていうか、滅茶苦茶じゃないっすか?あんなんはどんな感じで出来上がったモンですか?
(DL)あれは最初にアルバムの中で一曲隠れキャラ的にお洒落な曲を入れようと思ってて…。
(富田)ありゃネタは何なんですか?
(DL)それはまぁ、言えないんだけども…。
(全員)わはははは!
(竹内)言っちゃうとちょっとマズいですよね。アレは優勝ネタですよ。
(DL)あの…多分¥1800くらいのみんなが凄く良く知っているレコードなんだけども。
(富田)ですよね?あの…聴き覚えがあるんです。多分オレ持ってるわ。
(DL)1家に1枚くらいの割合で…。
(全員)ふはははは!
(DL)とにかく1曲は絶対お洒落なものを作ろうと思って。でもHOUSEっぽく踊れるようにしようと最初は考えてて、"HOT MUSIC"(*27)あるじゃん?(口ずさむ)ああいう感じの…。
(LA)はいはい、SOHOの。HOUSEだけどちょっと変拍子でフリースタイルな感じで。
(富田)そういやコンさん"HOT MUSIC"好きですよね?何かどっかの雑誌で言ってたのも見たんですけど。
(DL)あれはねぇ、普段の時間帯にはコテコテに"OUTSTANDING"(*28)とか"RISING TO THE TOP"(*29)とかをかけるCAPRI(*30)なのに、何故か上げ上げの時には"HOT MUSIC"かけてて、当時(なーんでこの人コレかけるんだろうなあ?)って思ってたけど、HOUSEとかHIP HOPとか、そういう変な枠とか境目を取っ払っちゃうと、なんか普通にカッコイイ曲だよなあ、って。…そう、"HOT MUSIC"凄い好きなんだよね。SOHOって1枚しか出してないのかね?
(LA)多分そうなんじゃないかと思います。PAL JOEY名義とか他の名義では多いですけどね。
(富田)HOUSEと言えば、1曲目からいきなりHOUSEっていうか四つ打ちっぽい感じだったじゃないですか?アレ結構ビックリしたんですけど。
4
(DL)いや、別にHOUSEにしようっていう意図は無かったんだけど、曲が全部上がった段階で(ああ〜もうコレどう聴いても入口っぽいなあ…)って思って、一番最後にイントロっぽいのを付けたんだよね。『何か始まるよぉ〜っ』っていう感じが要るかな?って思って。最初はアルバムの最後に持ってこようとしてたんだけどね。
(富田)生音の比率ってどのくらいですか…?
(竹内)全然無いっすよ。全部サンプリングですね。
(DL)そのこと内緒にしといて、逆に『生音が半分くらいかなぁ〜』って適当にシラを切る、とか。
(全員)ふはははは!
(DL)一応最初は『入れたい。』って言ってたんだけどね、生音。一曲"SUMMER MADNESS"(*31)を生音でカヴァーしちゃおうって言ってたんだよね。でも結局外しちゃった。
(富田)生音無しでアレっていうのはもう凄い、やっぱりこう、自分達的にはモチベーションがアガるっていうか…。曲聴いて『イイなぁ!』て思う時って生の音がちゃんと足されてたりするじゃないですか?でも同じように『イイなぁ!』って思えるのに生音を使ってなくて実はサンプリングだったっていうのは…。
(DL)そういう意味で言えば、これから出る人でも既にやってる人でも、インストHIP HOPっていう部分で、インストゥルメンタルって枠組の中で、サンプリングを主体としてやろうと思う人達が、『やれそうだな』とか『こんなの作れるんだなぁ』とか『まだまだイケるなぁ』って思えるキッカケになれば、と思ってた。
(富田)あ〜ソレは素晴らしい…。(全員大きく頷く)
(富田)サンプリングって、結局その音自体で言えば、CDからでも、TVからでも、何でも入れちゃえばサンプリングになるじゃないですか?その素材に線引きはあるんですか?オリジナルじゃないとサンプリングしない!とか、リイシューからはサンプル採らない!とか、CDからは採らない!とか、そういうのはあるんすか?
(DL)ん〜、昔はあったね。オリジナル盤からしか使っちゃいけないとか、ヒップホップをやってるからにはヒップホップからは採っちゃいけないとか…そういう下らない制約や枠を作ってたけど、ソレが無くなった今の方が色んな物が自由に作れるし楽しいよね。好きな音楽をただ創ってる、っていうだけでいいんじゃないのかな?
(富田)今リイシューが毎月毎月いっぱい出てるじゃないですか?集めようと思えば集められるっていう状況で。そういった部分にはもうこだわっていないとか?
(DL)DJっていうものに関しては、どうしてもオリジナル盤が欲しいし持つようにしてるけど、例えばDJで使い過ぎてレアなドーナツ盤の頭が潰れちゃって次買い直そうとしても買えなかったり、買うのに次は倍ぐらい払っちゃったりした事もあるんで、再発出てるなら再発買うよ。で、ソッチを掛ける。それでDJブースを見る子供達から『あ〜再発だぁ…ざーんねーん。』なんて思われても、もうイイや!って。自分はちゃんとイイの持ってるから、人がどう思おうが自分が満足してりゃイイや!って。オリジナルの方が音は良かったりするから、それを人に聴かせてあげたいって気持ちもあるけど、その行為を続けるが為に擦り減らして潰れちゃうってのも残念だから、その辺はオリジナルでかけるのもあるし、再発出てるんなら再発もかけるし。昔はそうはしてなかったけども、とにかく意地とか、見栄とか、再発かけるとカッコ悪いとか、ホントは¥1500くらいで再発が買えるのに¥5000するオリジナルをかけるヤツがカッコいいとか、勘違いしてたんだよ。今はもう、どうでもイイやって感じだね。ひらたく言うとそんなにリッチじゃないから。無い袖はふれないぞ!っていう。
(LA)まあ、世の中的にそういう流れになりつつありますよね。
(DL)こうして色々受け答えしてて1つ思うのが、こういう場所で答えることによって、それを読む人間が影響を受けちゃうって事は、いい事でもあり悲しい事でもあるから、微妙だよね。半々だから。
7
(LA)そうですね。結局受け手のイメージまではコントロール出来る訳じゃないし、当たり前だけど受け手次第っていうか。みんながみんなさぁ、他人の言う事を聞くけど敢えてその通りにはしない、みたいな柔らかさを持ってる訳じゃないし、逆に真に受けちゃう人もいるだろうし。
(DL)ネットとかがそうだよ。あの〜『百聞は一見に如かず』というか、LIBYUSで言うところの『百聞は一聴に如かず』(*32)というか。そこにLIBYUS繋げるんだけども。
(全員)わはははは!
(DL)『LISTENING IS BELIEVING』。そうしないで、物事を間接的に聞いてあんま考えずにそのまま信じちゃう、とか多いから。今の世の中、盲目な時代だよ。
(LA)今は情報が多いからなのか自分の中で理解して吸収する過程を無意識に省いているというか、昔は例えばレコードを掘るにしても情報が無い分自分から動いてガンガン掘らないとダメだったから…今の子はマウス片手に検索かけりゃ、情報なんて幾らでも手に入りますからね。
(竹内)だから皆受け身なんすよ。
(LA)ただ自覚してないってだけで。
(DL)(急に語気を強めて)うん、じゃあもう今までの話全部取っちゃっていいよ要らないから(!)、言いたい事だけ1つあるから…今日のオレのパンチラインとしてオレが一番伝えたい事で、聞かれてないのに自分で勝手に答えちゃうけど、昔ふと、成功した人間ってどういう人かなあ?って思って…成功するのが必要な事だなって思ってた十代の時代があって、その時に昔の人の伝記とか自伝とかいっぱい読んでた頃があった。何か盗めるところ無ぇかなー?成功の秘訣って何だろう?どっかにマニュアル本って無いかなー?とか、真剣に探して色んな物を読みまくったことがあった。結局十人十色で十通りあって、何の参考にもなんなかった。
(LA)ああ、自分にとっては?
(DL)そう、自分にとっての自分の成功の秘訣ややり方ってのは自分しか持ってないんだなぁ、って。まあ、でも凄くそれって大事だなーって思って。受け身で何かを聞く、受け身で何かを探す、受け身で何かを語ろうとするとかじゃなくって、自分の路線を作ればいい、自分なりにやってみてソレを他人に認めさせればいい、って思うようになって。確かに、イイものがあってそれを認めた上でそれを超えようとする行為があるにしても、HIP HOPはね、例えば今こういうフォーマットでこういうなんじゃなきゃは売れないとか、こういうものが良しとされるとか…弾きを流行らせようとか、45回転にしたとか、早くしたらブレンドにしようとか、色々作る人達がいるじゃん?最初にやってる人達は凄ぇんだけども、幾らハード・ワーキングでも単にその路線に乗っかってる人達は別に凄くないから。
(富田)そう思うね…。
(DL)まあ、とかくカタログ社会の日本においてHIP HOPを創ってく…分かんねぇ、生きていくとか何でもいいんだけど、いずれにせよ誰かになろうとするとか誰かに付いてくとかが多いと思うから…でもHIP HOPってのはオレが思うにこう、『壊して創る』みたいな部分があるから。
(全員)ああー…。
10
(DL)何か枠にハマッちゃうとかは無いから。こういうやり方に乗らないと出来ないとか無いと思うのね。大体流行ってるものがそういう方向に向かってるから、ラジオの選曲とかそういうものに乗ってればイケると思ってる人も多いのかもしれないけども、それは受け身だから。そういう人達がみんないなくなるとイイのにね。うん。HIP HOPなんだから。それが歌謡曲だとか、何だろうな?音楽としては一緒だけども他のジャンルと呼ばれているものがあるよね?…そういうものだったら別にいいんだけども、そうじゃないから、(健全なHIP HOPに戻るといいな)…と思うんだけど、もうどーでもイイや!もうオレがそんな事言ったって…。
(全員)わははははははっ!
(LA)結構なんかオチが付いて来た感じですね。
(DL)いや、楽しかったよ。次回はまた一緒にイベントとかやりたいな。
(LA)イイすね、また一緒に営業行きましょう!
(DL)よし、じゃあ頼んだよ。四国とか沖縄とか一緒に行こう。イギリスとかチベットなんかにもさ!
(全員)ぶはははは!!!
(*1) 赤い盤面の12" = A.Y.B.FORCE以前にリリースされていたDJ LARK & THE FUNK MESSANGERS名義の"THE BADDEST BREAKS & BEATS EP"。世の中に500枚しか存在していない。
(*2) FAT JON = オハイオ州シンシナティー出身のヒップホップ・クルーFIVE DEEZのメンバーであり、MC兼DJ兼プロデューサーを担当。グループとしてのコンスタントな活動はもとより、ソロ・アーティストとしても目覚ましい活動をみせている。
(*3) PREFUSE 73 = 米アトランタ出身のSCOTT HERENによるソロ・ユニット。精巧かつ緻密、そして何処と無くエモーショナルなプログラミングには絶大な支持が集まる。ここ日本においてもファンが多く、先日はヒューマン・ビートボクサーAFRAの2NDアルバム"DIGITAL BREATHE"をフル・プロデュースして話題に。生楽器を主体としたバンド形態であるSAVAS+SAVALAS名義などの活動も知られる。
(*4) "BRAZILLIAN RHYME" = EARTH WIND & FIREによる人気のアカペラ・コーラス曲。
(*5) "FUNKY OREO" = A.Y.B.FORCE初期の代表曲。最近では中古レコード・ショップVINYL 7の大阪アメリカ村移転記念ノベルティー7"EP("FUNKY OREO"のSP1200バージョンが収録)が話題を呼んでいる。
(*6) コンさん = DEV LARGE
(*7) "KUROFUNE 9000"
 /
(*8) ドイ君 = D.O.I.氏(INDOPEPSYCHICS)。日本のヒップホップ・シーンにおけるサウンド・エンジニアの第一人者。
(*9) 有能なインタビュアーの竹内君 = 今回の対談のDEV LARGEを始め、FORCE OF NATURE、RIOW ARAI、白石隆之、NUJABES等のアーティストのリリースを手掛けるLIBYUS MUSICの代表兼敏腕A&R竹内氏。
(*10) BUDDHA BRAND = DEV LARGE/NIPPS/CQの通称『無敵の3本マイク』と『凄腕DJ』MASTERKEYからなる、もはや伝説的なグループ。
(*11) 凄い田舎 = 宮崎県延岡市。地方都市ながら異様にオールドスクール・ヒップホップ熱が高く、そうしたテイストが根付いた街であることは全く知られていないが、この夏DEV LARGEとKZA(FORCE OF NATURE)の各氏、そしてA.Y.B.FORCEが共演するイベントが当地にて予定されている。詳しくは以下のurlまで。http://www.musicacamp.com/
(*12) "PART TIME B-BOY"系 = "FULL TIME B-BOY"(今回DEV LARGEもオススメのFOREIGN LEGIONの曲名)系の対義語で『なんちゃってB-BOY』的な意味合い。
(*13) "1 PIECE" = アルバム11曲目。
(*14) "LIBYUS MUSIC" = アルバム3曲目。
(*15) xxxxxxxx = 某大ネタ。サンプリング使用例を挙げていくとキリが無いくらいの超定番。
(*16) "DON'T TEST DA MASTER" = BUDDHA BRANDのクラシックス。客演でLUNCH TIME SPEAXが参加。
(*17) △△△△△△△ = (*6)の楽曲のアーティスト。
(*18) PRO-TOOLS = LOGICやQUBASE等と並ぶ、現在主流のDTMソフトの一般的な呼称。
(*19) SP = E-MU SP1200
(*20) AKAI = 国産サンプラーのメーカー。ここではS900やS950、MPC-60等の現行では販売されていない12ビット機を指すと思われる。
(*21) "DISCO FUSION'76" = アルバム7曲目。
(*22) MOS DEF = DA BUSH BABEES"LOVE SONG"への客演や解散前のA.T.C.Q.ツアーへの参加等を皮切りにデビューした個性的なラップ・アーティスト兼俳優。
(*23) SHWAN J. PERIOD = サンプラーのみならず生楽器も使用し、かつてサンプリングよりも先のHIP HOPプロダクションをいち早く提示した気鋭のプロデューサー。
(*24) "UNIVERSAL MAGNETIC"
 /
(*25) INDERIBLE MC'S = 壊れ具合が衝撃的なEPを'96年に1枚リリースしてました。
(*26) "DA BA DA BA #5" = アルバム4曲目。
(*27) "HOT MUSIC"
 /
(*28) "OUTSTANDING" = GAP BANDの定番80'Sミディアム。BIZ MARKIEらも好んでプレイする。
 /
(*29) "RISING TO THE TOP" = KENI BURKEの定番80'Sミディアム。DOUG E.FRESH等のネタとしても有名。
 /
(*30) CAPRI = KID CAPRI。80年代から活躍するNYの伝説的HIP HOP DJ。『無人島に1枚だけレコードを持って行くとしたら?』と質問されて、『迷わず"900 NUMBER"を2枚持って行くね。』と答えた人。1枚だけだっちゅうに。それくらいHIP HOP的な存在であるとも言える。
 /
(*31) "SUMMER MADNESS" = KOOL & THE GANGの定番曲。かつてGANGSTARR"DJ PREMIER IN DEEP CONCENTRATION"やJAZZY JEFF & FRESH PRINCE"SUMMER TIME"等で使用されていたが、HOUSE/GARAGE方面からも今だに絶大なる支持を集める。
(*32) 『百聞は一聴に如かず』 = 『LISTENING IS BELIEVING』。LIBYUS MUSICのトータル・コンセプト。
LIBYUS MUSIC: www.libyus.com/
 /
/ /
何だか全然知らなかったんだけどもLARKに薦められた一枚。この"FULLTIME B-BOY"って曲なんだけども、こう…何て言うのかな?"PART TIME B-BOY"みたいなのが結構多いでしょ最近は?だからそうじゃない連中…"FULL TIME B-BOY"達のテーマソングっていうか。まずビートが良いよね。一瞬聴いてすぐ分かる感じ。ともかくまだ持ってない人はJET SETで買えます、と言っとこう。いいかな(笑)?こんな感じで?じゃ、次行こう。

 /
/ /
ジャケット見てソソられて中聴いてみると何だろう?レアグルーヴ的な耳でも聴けるし、楽器一つ一つを追っかけてインスト耳で聴いてもイケるし。全体的に柔らかくて聴きやすかった。こういうのって何て呼ぶの?えっ?ジャマイカン・ジャズ?じゃあ"J.J"だね!(一同爆笑)そんなに真剣に再発を追っかけてる訳じゃないんだけど、JET SET行くと怪しい再発が結構あって、どんどん財布が薄くなるという…でもそれがJET SETのテなんだけども(笑)ついついハマッちゃうんだよね。

 /
/ /
オレ元々ガールズ物が結構好きで…あと、とりあえずドリーミィーなんだよねーこの辺の60'S後半の音は。夢のような音。安っぽいんだけど気持ちイイ。実は水戸にバイニールっていう凄いイイ店があって、そこのオオタさんって人にオルガン物のカッコ良いドーナツを教えて貰ったら何枚かは既に持ってて。その辺が所謂モッズ系の音だよって言われて、ああーこういうのがモッズ系って言うんだ?とか思いながらも、よく聴いたらWHOの"MY GENERATION"みたいな、あの辺とも共通してるな、と。レイディーズにはウケると思う。"PART TIME B-BOY"達にもいいんじゃないかな?逆に"FULL TIME B-BOY"達は多分聴かないね。耳の広い人にはオススメ。

 /
/ /
いつもこのレーベル気になってんだよね。よくあるパターンなんだけど、買えなくなった頃に他人にたまたま聴かせて貰ったら、毎回『ああ〜コレ凄い良かったんだなぁ〜!』って感じで。このSOUL TORONADOSなんだけど一曲は原盤がスゲエ高くて。残りの2曲もイイんだろうなあと思って聴いてみたら、一曲は何かのコンピに入ってる音源だったんで知ってて、あともう一曲も予想通り間違いなかったね。ジャケットとか企画とかも凄いこだわっているし、良いレーベルだよね。JAZZMAN。

 /
/ /
最後はアブノーマルなこの一枚。LARK率いる異ノーマルで異エローなバンド・フォース。何で選んだかってぇと実際今LARK達と会ってるからとかじゃなくって、裏ジャケにインタビューが載ってるんだけど、真剣に読んでみたらあまりにもアホな事がツラツラ書いてあって、何か最っ高〜にウケちゃって。普通さぁ、これだけスペースがあったらもっと有意義な事を伝えられるだろうに…不自由極まりない自由さっていうかね。素晴らしいなあ〜って思って。でも実は内容もヤバくって、A面のドラムなんか本当イイ音してる。あと一見さんもウェルカムって感じ…一枚目だからどうせワザと分かりやすくしたんだろオマエら?みたいな。でも実は分かり難いところにしっかりとドープな音を盛り込んであるよ。まあいずれアルバムも出るだろうからチェックするように!