"ROLAND SH-2"
CUBISMO GRAFICO松田"chabe"岳二です。楽器についての徒然なるコラムも第3回目に突入しました。いよいよ調子づいていく為にもここらで一発、自分にとっての一番大事な楽器の事を書いてみたいと思います。日本が世界に誇るROLANDの1978年発売、SH-2です。
僕がSH-2に出会ったのは、1995年にSOUL MISSIONというバンドに参加してすぐの事(つー事はもう10年以上前か?ヤバいなおい!)。SOUL MISSIONのベーシストの島田君が、打楽器以外の楽器を演奏したがっていたダダッ子の僕の為に持って来て貸してくれたのです。そりゃ、嬉しくって嬉しくってピュンピュンピュンピュン宇宙音ばかりイワせまくりましたさ。その頃の僕はといえばコードはおろか、"C"って何ですか?なんて普通に言っていた全くもって鍵盤楽器ド素人だったので、オシレイターをイジって宇宙音(ピコピコって言うな)をならす事しかできなかったのです。
げに驚くべきは島田氏の購入動機で、曰く「NHKの番組でプラスティックスが使っていたから」。えーーーー?プラスティックスがNHKに出てたのを観てたんですか?いやまて、プラスティックスをリアルタイムで観れてたんですか? 凄いぞ大人!って思ってた島田君の95年当時の年齢をとっくに超えている現在の僕もどうなのだ?いや、そりゃどうでもいいな。
SH-2に戻します。その初めてのSH-2体験から一年後、NEIL AND IRAIZA堀江君がRECの為にとても綺麗なSH-2を持ってきました。堀江くんは既にきちんとした扱い方で、フルート(みたいな)音や、トランペット(みたいな)音をスイスイ?なんてツマミをいじって軽々操作して出しておりました。僕からの羨望の眼差しに気付いてかスネア・ドラム(みたいな)音まで出してくれる彼。「か、かっこええ...」と素直に思いましたさ。そして早くマイSH-2をゲットしなきゃと心に誓うワケなのです。
ヤフオクなんて便利なモノがない90年代中期。足を使って探すのですよ。新大久保にあるそのままなネーミングの楽器屋「THE中古楽器屋」なんて週一で通いました。そのたんび、その怪しい界隈にて素敵なブラジル人(風)女性に「オニさん、遊ぼ」と、ちょっと怖い童謡みたいな言葉をかけられてビビったりしました。
…再度戻します。結局、その当時SH-2に注目している変わり者はあまりおらず、すぐに2万円くらいで発見、そして購入。僕にとってのこの1号機は今でもFRONTIER BACKYARDで弾いている現役マシンです。最近ちょっとポルタメントの調子が悪く心配なので優しく接する事に決めました。おばあちゃんSH-2なので。
最初の一台購入から数年後の98年、ヤフオクなるものに参加。ここからはアフォかと思う程楽器を買いました。SH-2にいたってはさらに3台ゲットして都合4台。家に一台、スタジオに一台、FRONTIER BACKYARDに一台、BACK DROP BOMBに一台、そんな感じです。でも、調子良いのはわずかに一台。ま、ま、ヴィンテージなんてそんなモノでしょ? ツマミを同じ状態にしても音ぜんぜん違いますけど...個体差バリバリあって使い辛いったらありゃしない。でもでも!!!そこが愛すべきとこって事にしましょうよ。
そして、今回一番強調したい事は10年前には鍵盤をろくに触った事すらなかった僕が今、鍵盤奏者としてステージに立っているという驚愕の事実!笑えるでしょ?
音楽は楽しんだモン勝ち。楽器は愛でてるモノ勝ち。思い込む事の重要さ。そしてアナログ・シンセの素晴らしいところは、買ってスイッチをオンしたところからシンセ奏者になれる事ではなかろうか。分厚い「取り説」なんて読んでられるか!デジタルにはない、目で見て指で触った変化がそのまま音の変化になるイージーさ。止められません。ヤフオクも止められません。これだけ言っといておかしな話ですが、SH-2、買わないでください。そして、最後に...「オニさん」と呼ばないでね。
今回の楽器ROLAND SH-2はcubi関係の全ての作品にてんこ盛りで入っております。そしてダンスマン・アレンジのモーニング娘。の「LOVEマシーン」でも聴けます。
次回は、、、CUBISMO GRAFICO CARIBBEAN ENSEMBLE発売にちなんでSTEEL PANにしてみようと思います。よろしく。




