中古レコード屋の店員と様々な音楽活動を限られた時間の中でなんとか両立させてなんとか人並みの生活させていただいております、Matsumoto Hisataakaaこと松本尚毅です。こんにちわ。

もうね。いい加減にしてほしいって感じですよ。

あのね、俺はいわゆる古くさい「ミュージシャン」とか「アーティスト」ってそういう類いの人間じゃないのよ。そらCDだのレコードだのって出してるけども「この人はそういう活動してる人だから」っていうところで勝手なイメージを持ってお仕事振って来られんのは本当に勘弁して欲しいんですよ。

いや、なにがあったかと言えば、結構前になるけどあるところから仕事を請け負ったんです。そしたら、納期がえらく短かった。でも、「うわー、かつかつやー」とか思いながら必死こいてやったんですよ。そら人もお金も動くわけやし、厳しかろうがなんだろうが受けたからにはやらなきゃいろんなところに迷惑がかかるだろうって気持ちがあったから。で、なんとかやりましたよ。睡眠時間削って、予定も動かせるもんは動かして…。

その後、無事に設定された納期の何日か前に納品しました。そしたら担当者の方も「良かったよ」と言って下さいました。「いやー、俺。おつかれさん。しんどかったけどよく頑張ったよね」なんて思いながらその時は気分が良かったんです。そして、一ヶ月ほど時間が経ってそれがリリースされんのを心待ちにしてたけどもいっこうに出る気配が無い。アナウンスすらされない。さらにこの業界の悪しき慣習で「ギャラの入金はリリース後の翌々月末」ってのがあるから金も一銭も入って来ない。「おかしいなー・・・」って思ったから、そこの担当者に電話したんすよ。

俺「もしもし、この前納品したあれってどうなってます?」
担当者「あ、あれは本当の納期より2ヶ月ほど早い納期で連絡させてもらってました。アーティストの方はどうしても納期を守れない方が多いので・・・」
俺「・・・」

ここで、一瞬その担当者に腹が立ちましたけど、すぐに(違う)って思いました。この担当者が今まで付き合ってきた「アーティスト」ってのがとんでもない連中だったんだろうな・・・、と。

確かに思い返せばその手の連中は大勢居ます。「良いもんを作るためだったら、人、金、時間…、何を犠牲にしても良い」って思ってそうなバカが・・・。てめえがどれだけ素晴らしい「アーティスト」か知らんが、人様から金もらって物作ってるんだったら、それなりに「プロ意識」持てよ。一生かけて「良いもん」作りたいんやったらずーっと一人で山にでもこもっとけ。「金よこせ」って頭があるならてめえは「一下請け」にしか過ぎない事を自覚しやがれ。

昔から「ミュージシャン」や「アーティスト」て立場の人間=「アウトロー」って図式があると思う。自分が納得行く物を作るためなら何を犠牲にしても良い、みたいな価値観…。おまけにお行儀は悪いし態度もでかい。そら、もちろん妥協しない確固たる姿勢は大事で、俺も自分が納得のできないような物は人様に渡したりはしないようにしてる。けれどこれだけ音楽ソフトが売れない状況が続いてるんだから、「ミュージシャン」とか「アーティスト」って人間ももうちょっと「危機感」みたいな物は持っても良いと思う。自分の作品を売ってくれる人に対して、極力迷惑をかけないように努力する事は当たり前の事。古くさい「イメージ」を今でも振りかざしてやってるバカがまだまだ居るってことになると、人に頭下げ倒してなんとかやってる俺のような「零細DJ」にとっちゃ良い迷惑だ。昔、小さな金物屋で営業やってた時に「顧客が喜ぶ商品を、予算内で、納期内で作れ」って教えられて当たり前の事だけど大事な事だって思いました。「アーティスト」だってプロとして人様からお金をちょうだいするんやったら、自分の代わりに人様に頭下げてくれる人が大勢居るってことくらい想像しろよ。想像力の働かないヤツが「アーティスト」とか名乗んなよ。

あと、俺みたいな「零細DJ」を雇う使用者。

お前らもあんまりなめた態度でかかってくんな。日銭稼いで暮らしてんねんから2ヶ月先の予定が狂うんなら死活問題やっちゅうねん。おまけに間で抜き倒した安いギャラからしか出さへんねんからせめて機嫌良うやらせてくれよ。それに俺にどんなイメージ持ってるかは知らんが、想像と違うもんが上がって来たからって無言に近いような形で突っ返してくんな。何が気に入らんかったんか自分の口使って言うて来いや。それともなにか?俺みたいな零細と口利くんも面倒か?あぁ?

ごあいさつ。
私、Matsumoto Hisataakaaは「ミュージシャン」や「アーティスト」と言ったちょっとややこしい「アウトロー」の類いではございません。こちらが理解できるように案件をお伝えいただければ、クライアント様のご期待に添える物を予算内で納期までにお作りさせていただきます。今後も精一杯努力していく所存でありますので業界関係者の皆様、今後とも末永くよろしくお願いいたします。

…そして、私のおじいさんがくれた初めてのCD、それは「CUT UP CD」(商品番号: DDCD-5007価格: 2415円(税込)PHUNK INC.)で、私は4才でした。 その音は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいCDをもらえる私は、 きっと特別な存在なのだと感じました。

今では、私がおじいちゃん。孫にあげるのはもちろん「CUT UP CD」(商品番号: DDCD-5007価格: 2415円(税込)PHUNK INC.)。なぜなら・・・

彼もまた、特別な存在だからです。

 

MATSUMOTO HISATAAKAA : むしゃくしゃしてやった。相手は誰でも良かった。今は反省している。

 

AUTHOR PROFILE:
MATSUMOTO HISATAAKAA

【EDITER/DJ】 プロデュース、リミックスはもちろん、既存の枠にとらわれないスタイルでの制作活動を多数こなす。A.Y.B. FORCEの一員としても名を連ね、BEATを叩き出しては切り刻む毎日。その眼鏡を通してチョイスするレコードは、良いビートであればジャンルを問わない。本当の事を勇気を出して言うと、大阪は心斎橋にあるRECORD屋VINYL7 RECORDSのスタッフ。最近になって『菜っ葉の煮付け』の本当の美味しさに気付いてしまった33歳。遅咲き。
 

関連商品

聴いて驚けのC.I.L.E.D.エディットCDシリーズ第4弾に、アノ現役日本最高峰エディターが!!
| MIXCD | ¥1,575 | DELIC | 2008-04-08
 
あの時代への深い愛情と、LATIN RASCALSら偉大なる先人への憧憬に溢れた一枚!!
| MIXCD | ¥1,575 | VINYL 7 | 2007-08-09