キャラメル 気分で はじける リズムで
皆様、はじめまして。藤澤志保と申します。ただでさえ自分の文章がうまく書けない人間なのに、コラムなんてできるのだろうか…などとは少しも悩まず結局挑んでしまったわけですが、わからないことは悩まない!やってみる!ということで、早速始めてみようかと思います。
第一回目「キャラメル 気分で はじける リズムで」
タイトルの通り、Jポップ好きです。しかも、年代感じますね。
とまあそれは置いといて、私のレコ屋にまつわることでも綴っていこうかなと。
私はある日突然、友人たちに「DJになる!」と宣言したうえで活動を始めたのですが、勢いとはうらはらに当時レコードを3枚しか持っていませんでした。友人からは失笑されながらも、まずは形からだ!とターンテーブルやミキサーを買い、そこからレコード収集に精進することになります。しかし、肝心の知識が全くありませんでした。勿論ジャンルも全くわかりません。じゃあ、まずはどうすればいいんだ?と自分なりに考えたあげく、試聴して自分が気に入るものだけ買う、という当たり前の結論に至ったわけです。
じゃあ中古レコードを掘るとなると、まずは一体どうしたらいいんでしょうか?周りにはレコード紹介の本を読んでる人も多かったのですが、私はそういった類いのものを何ひとつ読んだことがありませんでした。なぜかって?読んでも覚えられないからです。それが元で、私の知識はどんどん偏っていきました。ただ、有名DJの○○氏が買ってたよ~とかいう文句に弱いミーハー気質だったこともあり、結局のところ意外とズレていない、良い中古レコードにまで上手く辿りつくことができていたみたいです。
一時期、私はフランスものに強い某中古レコ屋に足繁く通っていたのですが、最初のころは「私、どういうのが好きとか全然決まってないんで、とにかくオススメのもの聴かせてください」とお願いしては店長さんに難しい顔をされ、オススメを試聴させてもらっては「これは違うなあ」とか偉そうなことを言い、その挙句「じゃあ、何が良いんだよ!」と怒られてしまう、というパターンを繰り返してしまっていました。ただ、そういう理不尽なスタンスをかたくなに貫いていると、そのうち「私の好きそうなもの聴かせてください」という、なんとも身勝手な試聴の仕方が許されるようになってきます。
そして次に問題になるのはその金額。欲しいものがたいがい6,000円~20,000円台という結構高額のものばかりだったので、レコードが沢山欲しいからといってどんどんお金をつぎ込んだところで、結局枚数的にはなかなか思うように増えていかない、というもどかしい状況に陥ってしまったのです。しかも、私だって女なので、やっぱりお洋服も沢山欲しい訳です。服も欲しいしレコードも増やしたいし・・・でも結局のところ洋服も買えなければレコードも増えない~!と毎日ムシャクシャしつつも、結局好きなレコードが一旦手に入ると、あとはどうでもよくなってしまっていました。
中古レコード堀りには皆さんそれぞれのポリシーをお持ちなはずなのですが、ものぐさな性格と知識が追いつかない私の場合は、時間をかけて安く入手するという方法よりも、高くてもすぐに手に入るという極端な購入方法が一番性に合っていたと思います。かといって、勿論お金にも限りがあるし、コレクターではなくDJなのでレコードをそこまで大事に扱うということもしなかったので、 20,000円台以上の高額盤は買わないことに…いや、そのへんの事情もあって買えなかったんですよね泣。
さてそんな折に、私の友人がパリへレコードを買いに行ってきたという話を聞きました。いわゆる買い付けです。そのときの私には、買い付けという言葉の響きがすごくすごく羨ましかったのです。そして偶然ながら時を同じくして、友人がロンドンに留学するという話を聞きました。それを受け、憧れのレコード買い付けで頭がいっぱいの当時の私は、思わず考え込んでしまいました。
<知識はない。お金もない。行動力はある!>
当時旅費すらない状態だったのに、そんな安直な思い込みだけで私はロンドン、フランス行きを決意しました。兄に「どうしても旅行に行きたいからお金貸して。お母さんには内緒ね。」と電話したのですが、その日の内に何故か母親から「お兄ちゃんから聞きました。気をつけて。」という呆れた声の電話が…家族ならではの、憎いまでに見事な連携プレイです。でも、おかげで無事旅費をゲットできました!旅行会社にも連絡をして、さあ出発日も決定、あとは日本を離れるのみ!と意気込んでいたところに、何とあのアメリカ同時多発テロ事件です。まるで手のひらを返したかのような、母親からの猛烈な「キャンセルしなさい!」電話攻撃に折れてしまって、その旅行はあえなく断念せざるを得なかったのです。
それでも、私は諦めませんでした。キャラメル気分ではじけるリズムで時期を変えて、買い付けとは到底言えないような私の無謀なレコード収集への旅が始まるのでした。
そのお話はまた次回に。






