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![]() 結論から言おう。現在、日本語ラップのシーンにはメジャーもアンダーグラウンドも存在しない。いわゆる「バブル」と呼ばれる時代も、日本語ラップが実際に「売れていた」時代も確かにあった。しかし、いまやそんな確固たる分け隔てができるほどマーケットは大きくない ── これは、某日本語ラップ専門の有力サイトさえも認める、厳然たる事実だ。 だが、だからこそ今、日本語ラップが面白い。(明らかに、先のNAS"HIP HOP IS DEAD?"を念頭に置いたコンセプトだとは言え、)その現状を充分に理解した上で、A+ TOKYOが"日本語ラップIS DEAD?"を発表したり(かのLAMP EYE"証言"を手掛けたDJ YASも呼応!)、DARTHREIDER率いるDA.ME.RECORD一派による"月刊RAP"シリーズ(以前の革新的1000円シリーズも忘れ難い)、はたまた韻踏合組合/HEAD BANGERZに所属する日本屈指のフリー・スタイラー、HIDADDYが自身のフリー・スタイル一人旅(!)をまとめたドキュメントDVD"ヒダディーひとり旅"をリリースしたり、日本語ラップ・シーンを創生期から支えてきた大ベテラン、ECDがこのタイミングで自伝とも言える"いるべき場所"を出版 ── 内容は、(誤解を恐れず言えば)暴露本に近いほど生々しい…。必読! ── するなど、リリース形態もより自由度が増し、正に群雄割拠、そして下克上と呼ぶに相応しい状況だ。 そんな中、我がJET SETが独自の視点から、今後のシーンを面白くしてくれるであろう注目のアーティストにピン・ポイントでインタビューを敢行。今回は京都のR-RATED RECORDSの若頭、ANARCHY、韻踏合組合/HEAD BANGERZが誇る超絶フリー・スタイラー、HIDADDY、待望の4THシングル"ありがとう!名無しの2チャンネラー諸君"(凄いタイトル!)を発表したシーン屈指の異端児、キリコの3名にお話を伺った。 TEXT+INTERVIEW: TAKASHI KUROKAWA(JET SET KYOTO)
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2008年2月12日発売 『痛みの作文』 アナーキー 著/四六判上製/定価1365円(本体1300円) 話題沸騰中のラッパーが綴る魂のリアルストーリー! その生い立ちと抜群のセンス・存在感で、デビューアルバムがインディーズながら10,000枚以上の売上を記録した、実力、カリスマ性ともに日本で最も注目されているラッパー・アナーキーの自伝本。 都は向島(むかいじま)にある巨大な公営団地で育ち、仲間と勝ち上がるためにラップを武器に選んだアナーキー。そのリリックには深い「悲しみ」や「痛み」が宿っているが、決してネガティブではない。「ヒップホップを一言で言ったら、オレは“生い立ち”やと思う」(269頁より)と語る彼が、出身地である向島団地での波乱の半生と、音楽や仲間への熱い思いをありのままに綴った、気迫みなぎる初のエッセイ。 * 発売元:株式会社ポプラ社 |
1996年にラッパーとしての活動を開始。地元京都でのライブ活動により注目を浴びることとなった。
2000年にはYOUNG BERY、 NAUGHTY、 JC、 DJ AKIOと共に"RUFF NECK"を結成。同年1000枚限定で自主制作マキシシングル『BLACK JACK/RUFF NECK』をリリース。その後ライブ活動を続けながらも2002年にはANARCHYのソロマキシシングルとして『GHETTO DAYZ』を2000枚限定で自主制作。またこの頃から地元京都以外にも大阪や滋賀、名古屋などでも勢力的にライブを行い、B-NINJAH & AK-69『DA REAL THING』、 『HARLEM VER 3.0』、 DJ HAZIME『AIN'T NO STOPPIN' THE DJ』などへ客演参加。
2004年にはRYUZOを代表とする【R-RATED RECORDS】に立ち上げから参加。YAKKO FOR AQUARIUS『MY HOOD IZ...』(EMI)、 RYUZO『RELOADED』(AVEX)、 DJ RYOW『PROJECT DREAMS』、 KALASSY NIKOFF『REDSTA-THE MELODIZM- 』などへ客演参加。
2005年12月には(全国的)ファーストマキシシングル『GHETTO KING』(FUTURE SHOCK/R-RATED RECORDS)をリリース。RYUZOとともに全国40箇所以上でのライブを行いシーンにその名を広げた。
2006年4月にはセカンドマキシシングル『GROWTH』(R-RATED RECORDS)をリリース。
2006年12月にはファーストフルアルバム『ROB THE WORLD』をリリース。カルチャー雑誌"Quick Japan"70号記念総力特集 "QJが選ぶゼロ年代日本次の100人"や、ヒップホップ誌"Blast"最終刊企画"The Future 10 of Japanese Hip Hop"の中でも特に期待する5名として選抜された。
HIDADDY
キリコ2006年11月に17曲入りのアルバム『僕は評価されない音楽家』を発表。メディアへの露出が少ないながらも高セールスを記録。キリコ流HIPHOPの歯に衣かぶせない詩の内容、耳を疑うフロウで賛否両論を巻き起こす。