OFFICIAL PROFILE
- DEXPISTOLS(DJ DARUMA + DJ MAAR)
200X年、進化したテクノロジーにより東京ストリート・カルチャー・シーンが生み出した2ピースDJバンド。BPM123-130前後のELECTRO DANCE MUSICを軸にHIP HOPでROCKでRAVEな雑食系中毒サウンドを吐き出す。音そして様々なカルチャーを繋ぎ合わせコール&レスポンスを武器にDEXヘッズを増殖させている。
- MySpace: http://www.myspace.com/dexpistolstokyo
mixi Community: http://mixi.jp/view_community.pl?id=334713
- 80KIDZ
東京、大阪にて定期的に行われているイヴェント"BANG BANG"で出会ったALI&、 MAYU、JUNの3人からなるDJユニット。2007年4月にDEXPISTOLSのツアー・ファイナル・パーティ"DEX PISTOLS VS BOYS NOIZE"に出演、7月には2枚目のMIX CD "THE KIDZ ARE ALNIGHT NO.2"をリリースした。
- MySpace: http://www.myspace.com/80kidz
mixi Community: http://mixi.jp/view_community.pl?id=1993634
80KIDZ(80):まず自己紹介をお願いします。
DJ MAAR(MA):僕とDARUMAくんでDEXPISTOLSというユニットをやっています。僕はサウンド担当です。機材とか、配線とか針圧合わせたりとか(笑)。
DJ DARUMA(DA):ROC STARというブランドをやりながらDEXPISTOLSをやっています。ヴィジュアル・コントロール担当です。あとサウンド・チェックで遊ぶ係も。
80:ヴィジュアル・コントロールとは?
DA:デザインの仕事をしているので、インターネット上や紙媒体など、世の中に対するDEXのイメージをコントロールする部分を担当しています。
80:結成の経緯を教えて下さい。
MA:ナンパされました(笑)。たまたま遊んでいるところが昔から近くて、そんなに知り合いってわけでもなかったんだけど。5、6年前に出会ってから、、、。
DA:(MAAR氏を遮るように)ちょっと言い方を変えよう(笑)。まず、MAARと僕は二人とも90年代の東京で青春時代を過ごしてきて、MAARはもともとヒップホップも聴いてたと思うんだけど、やっぱりシーンとしてはハウスにいて、僕はヒップホップのシーンで育ってきて…だからMAARはハウスで東京のクラブシーンの歴史を見てきて、僕の知らない90年代っていうのを知ってて。90年代から現在というのは東京のクラブシーンが凄く大きく育った時代で、二人は近いんだけど違うところにいて、それが今になって近い音楽を聴くことになって、東京の全然違うところにいた2人が一緒に何か表現したら面白いっていうところで、やろうって話になった。それが、4、5年くらい前かな。
MA:実際、お互いに好き嫌いのツボがドンズバで。
DA:「これヤバイよね」っていうのが一緒で、どっちかが「ぷっ(笑)」ってなったらお互いにそうなってるみたいな。だから、DJしててすごく楽なのかも。携帯の発信履歴みたら彼女の3倍くらいあったからね(笑)。まあ、感覚的に繋がってるのはホントありがたいよね。
80:ユニットのコンセプトは?
MA&DA:サウンド・クラッシュ!
MA:今の時代、みんなのiPodに色々な曲が入っていて、みんな分け隔てなく色々な音楽を聴いてる。もちろん僕らも色々な音楽が好きだし、それを凄く表現したいっていうのがある。そして、常に自分達にとってフレッシュな音楽をかけ続けたい。「新しい」、「古い」じゃなくて、感覚としてフレッシュなモノをどんどんかけていく。ホントにどんなものでもかけていきたい。それが「サウンド・クラッシュ」。
DA:レゲエでいうサウンド・クラッシュって、DJチーム対DJチームでどれだけお客さんを盛り上げられるかでしょ。かけるトラックは勿論基本的にはレゲエなんだけど、ヘタしたらC&C MUSIC FACTORYかけちゃうレゲエ・クルーがいたりとか。そういう感覚で、JUSTICEもかかれば、ロックもレゲエもヒップホップもかかる、っていうのが基本コンセプトかも。最近は、エレクトロと呼ばれる音源に面白いのがいっぱいあるから、そこが軸になってるんだけど。
MA:基本的に、踊ってるお客さんのiPodを表現したい。それもシャッフルで。「うわ!次コレきた!!」みたいな(笑)。もう今は、ハウスだけテクノだけロックだけって聴き方しないと思うし、作る側も一緒だよね。例えば、JUSTICEだったらヘビメタとかディスコとかも通ってきてるように思うし、DAFT PUNKだったらハウスとテクノはもちろんだけどヒップホップもロックも感じられる。ヴィジュアル面からもね。それが理由で今のエレクトロ・シーンは大きくなったと思うし、色々なジャンルの人達を取り込めたんじゃないかな。
80:普段はどういう生活なんですか?
MA:機材をいじりつつ、REMIXやったり曲作ったり。あとはDEXのペーパー・ワークは結構してるかな?そんな感じで主に音楽が生活のベース。それと、犬の散歩してる(笑)。
DA:11時ぐらいに起きて、なんとなくテレビとか見ながら用意して、2時くらいに会社に行って、コンピュータ立ち上げてメール・チェックしつつmixiとMySpaceと各国ブログ・チェックして、夕方くらいから洋服のデザインの仕事をアシスタントと夜までした後、最終電車でMAARの家まで行って、スタジオで「ああでもないこうでもない」って朝まで作業して帰る、っていうのが大体のパターン。(DEXの)制作に集中する時はそんな感じ。
80:これまでのリリースについて教えて下さい。
MA:ホワイトの12インチが数枚と、DEX名義のMIX CDが3枚かな。
DA:他にも、ブランドのMIX CDとかもやったりしてます。正規のリリースはこれからって感じ。
80:全国12ケ所をまわったツアー"DEXPISTOLS TWIST N' SHOUT TOUR"はどうでした?
MA:実際、思ったよりシーンが浸透していることがわかったし、色々なところに自分達と同じムーヴメントが好きなDJがいて面白かったよね。
DA:印象に残ったのは、新潟、京都、大阪、あと岡山、福岡。福岡は、30人くらいで異様に盛り上がって。あっ、M.Y.K.先輩にプロップスを(笑)。
80:これからの活動予定は?
MA+DA:1番大きいのはFUJI ROCK FESTIVAL。
80:それはすごい!ROC TRAXの今後のリリースは?
MA:正規でMIX CDを出す予定です。
DA:今、ライセンス申請中なんだけど、結構難易度が高いところばかり申請してて、それが上手くいけば年内にはリリースできるかな。本当は夏くらいにROC TRAXのEPを出したかったんだけど全然間に合わなくて、、、。そのMIX CDにエクスクルーシヴで音源を入れて、その後でEPかシングルで出す予定。
80:それはDEXPISTOLSの音源ですか?
DA:EPを出すなら、ROC TRAXのメンバーのGAINES(KIBOO + K0BOOの2人組)と DJ YAN、GALBITCH、それからYULIAちゃん。それにREMIXがいくつか入ったりする。
80:ROC TRAXのメンバーは、どういう経緯で集まったんですか?
DA:もともとは、MAARがずっとKIBOO、K0BOOとかと遊んでて。
MA:そう、KIBOO + K0BOOは小学校の先輩で、俺に始めてDAFT PUNKを教えてくれた人。「これ多分好きだと思う」って渡されてひっくり返った。僕にとって90年代後期のハウス・シーンはあまり魅力的じゃなくて、確かに色々なモノはあったんだけど、しっくりこなくて。ちょうどその頃、DAFT PUNKやRONI SIZEが出てきた。新しいスタイルというのかな。とにかく凄いエネルギーを感じたんだよね。「コレだ!」みたいな。
DA:DJ YAN君とはダンスの繋がり。彼は、ROOTSっていう、すごいハウスのダンス・チームに所属していて、俺はDJしながらダンスも並行してやってたから、YAN君とは繋がりがあって。KIBOO、K0BOOは俺達のダンスの音源を作ってくれてたし。で、GALBITCHは一番最近知り合ったフレッシュな友達。そのナリでJASMIN GALBITCHってナイだろみたいなところが面白くて。しかも、DJも上手いしカッコよくて。若いけどホントにリスぺクトできる。
80:REMIXもやってるんですか?
80:最近注目しているアーティストやシーンってありますか?
MA:80KIDZ(笑)!! 先週までフランスに行ってて、DAFT PUNKやJUSTICEは凄い存在だけど、シーンの成立ちは、東京とそんなに変わらないと思った。
DA:世代的にED BANGERチームが俺達と同じようなテンションでシーンにいて、、、勿論彼らはリリースもしていて、世界的に認められているっていうのは凄く大きな違いだけど、東京とパリのシーンの成立ちっていうところで比べると、ED BANGERと俺らが同世代で、80KIDZとか
YATT(注3)が向こうの
FLUOKIDS(注4)の世代。今日、80KIDZのプレイ見たけど、FLUOKIDSにすごく似てるし。シーンの成り立ちもすごく似てると思う。パリのシーンには、DAFT PUNKがいたことによる道筋があるから、(ED BANGERは)やりやすいと思うんだけど、俺達は何もないところに作らなきゃいけないから、そこはちょっとツライ部分でもあるけどね、、、。でも、オーストラリア勢はソレをやってのけてるからね。俺達も頑張らないと。
MA:だけど、日本の誇れるところは、アパレル。特にストリート・ブランドが世界中で注目されていることだと思う。DAFT PUNK的なモノが日本でいうとファッションなのかなと。そこに上手いこと日本のストリート音楽もムーヴメントとして連動できればと。
DA:日本では、これだけドメスティック・ブランドをやっている人達がいるのに、パリとかって、そんなにいないと思うし。
MA:正直、東京ってすごいと思う。グチャグチャな感じが。刺激的だしね。
DA:だけど、すごく寂しいのは、日本、東京で作られたトラックが、パリや世界のエレクトロのシーンでは決してかかってないよね。それを、俺らと下の世代で変えていきたいなっていうのは思う。
MA:今の時代、昔みたいにレコード出さなきゃかけてもらえないっていうんじゃないから。コストなんてゼロでいくらでもできるし。だから、ホントに真剣にやらないと、それっぽいのは全部消えていくと思う。もちろん、これだけ情報が溢れたら、音楽だけじゃなくて、洋服やメシ食うところ、住むところだって、すべてがシリアスになっていくだろうし。DAFT PUNKなんかは、Virginていうメジャーで、プロジェクトとして最初から完成してたけど。今は逆に、凄いエッジーでマイノリティな人たちが世界で繋がってるから、ED BANGERみたいにインディーでビッグ・カンパニーじゃなくても、世界に発信してやっていけるし、メインストリームになれる。それは、俺達にもチャンスがあるってことだし、どんどんやっていかなきゃならないってことだと思う。
DA:実際、LOWBROWSがMODULARにライセンスされるかも!?って話があったりとか凄いと思うし。
MA:うちらのYouTubeとかも、面白がって見てくれる人が世界中にいるわけじゃん。
DA:同じ世代だったら、PEDRO(ED BANGER主宰)やマサヤ君(KITSUNE主宰)が同じ歳で、聴いてきた音楽やHIP HOPが好きなのとか一緒で、だからアウト・プットさえすれば向こうも絶対面白がると思うから、それをどんどんやっていかなきゃってところなんだけど。で、近い将来、例えばお互いにREMIXをして、そのトラックがメインストリームにはならないとしても、世界中のどこかのフロアで俺達の作ったトラックが流れたりすることを目指してやっていきたいな。
MA:もちろん、俺達がDAFT PUNKやJUSTICEになれればラッキーだけど、そういう人達を育てたいっていうのが最近ある。
80:今の日本のシーンは面白いと思います?
MA:面白いよね。
DA:良くなってきていると思う。
80:エレクトロ・シーンでDJユニットが沢山出てきてる現状については?
DA:全然良いと思う。どんどん出てきて、DEXみたいにシーンに突っ込んできてくれるヤツらがもっと沢山いればシーンが活性化するし、なんなら「DEXムカツクんだよ!」っていうくらいのヤツまで出てきて欲しい(笑)。「俺らの方がイケてる!」って。
MA:「あいつらハイプなんだよ!」ってね(笑)。
DA:そうそう。で、下の世代がさらにその下を引き上げていってくれれば良いな。
MA:あと、他人がやっていないことをやった方が良いよね。
DA:今のエレクトロ・ムーヴメントって、世界で同時多発的に巻き起こってるから面白い。日本で足りないのは制作面だね。今、「皆でやってやろうぜ」っていう勢いがついてきたから、これを止めずに続けていけたらと思うし、現在の全ての状況に感謝している。
MA:多分、君達も何年かしたらわかると思うけど「自分達の順番がきた」っていう瞬間がある。もちろんそれは、グラフィックやファッションやっている人、誰もがちょうど同じくらいの時期に順番がくるんだけど。要はそれをキャッチできるかできないかだから。
DA:昔から「手を挙げていないとダメ」って良く言ってって。神様がどこかのタイミングでいきなり「じゃあ君達」ってフックアップしてくるから、「やってるよ!」って常に言ってないといけない。そうすると、いきなり順番が来る。来た瞬間ってわかるよ。でも、その時期って以外と短かったりもするから、一気にやらないとダメだよ。
MA:順番がきたら本当に死ぬ気でやった方が良いよ、それで、30から40才までは死ぬ気で働く。
DA:そう、30才までは準備、30才からがスタート。そして目標は、お互い永遠のキッズだよね。「JUSTICEイェーイ!」「DAFT PUNKイェーイ!」みたいな。
MA:だって、この前パリでDAFT PUNKのライヴ観てきたけど、何万人のイイ大人がロボット出てきたの観て「イェーイ!」はないよね(笑)。冷静に考えておかしいでしょ(笑)。
DA:結局、おじいちゃんになっても一生このテンションでいたい。その時はJUSTICEじゃないかも知れないけど、「これ、チョーヤバくない?」って皆で言いあってるような。そういうテンションを持ち続けて死んでいきたい。それがクラシックとかになってるかもしれないけどね。
MA:「モーツァルト、ヤベえ!」って(笑)。結局は、一生パーティーが好きなんだよね。
(2007年6月29日 京都・CLUB SAIにて)
- 注1: LOWBROWS | back to text
- 都内で活動するDJ、CHAKIとEMIによるユニット。ESCALATOR RECORDSのコンピレーションや中塚武氏監修の『GROOVY SAUCE』(VICTOR)シリーズに楽曲提供。2007年3月に初の単独シングルをDELICATESSENよりリリース。フランス、オーストラリア勢と通じるエレクトロ・サウンドは海外でも話題を呼んでいる。
- http://www.myspace.com/thelowbrows
- 注2: DIGIKI | back to text
- 東京在住のフランス人、ANTONIN GAULTIERのプロジェクト。MOMUS、TOOG、O.LAMM等のリミックスやコンピレーションの選曲、DJなど幅広く活動を展開。デザイン・ワークやプロデュース活動も行っている。最新アルバムは"BEAT VACATION"(TOKYO FUN PARTY)。
- http://www.maudevintage.com/diginikki/
- 注3: YATT | back to text
- 都内でエレクトロ・イヴェント「LINDA」を主催するDJユニット。TAKAKAHNとYOSHIROTTENの2人からなる。2006年10月、新宿のキャバレー跡廃墟で行われたパーティにはDEX PISTOLSやDUCK ROCKが出演。その模様はネット上で見ることができる。
- http://www.myspace.com/lindatokyo
- 注4: FLUO KIDS | back to text
- エレクトロ、ロック、ヒップホップ等の最新トラックをいち早くピックアップするWEBLOGを運営、その先鋭的なセレクトと卓越したデザイン・センスが熱い注目を集めるフランスの若手DJクルー。最近ではKITSUNEやED BANGERのパーティでサポートを務めるなど、躍進著しいパリの新世代の代表的存在。
- http://fluokids.blogspot.com/