8ottoを見た人がまず驚くのは、ドラマー/ヴォーカルというパート編成だと思うのですが、現在の編成にいたったいきさつを教えてください。
マエノソノ(マ) ─ 最初はドラムだったんですが、歌だけ歌ったりもしつつ、3年前くらいに、今の両方やるスタイルになりました。
では、ドラマー兼ボーカルでロール・モデルとなるような存在はいたのでしょうか?EAGLESのDON HENRYやDEATH FROM ABOVE 1979のSEBASTIEN GRAINGERや高橋幸宏さんなどが思いつきますが。また、ドラムを叩きながら歌うのはかなりテンションあがりそうですが、どうですか?逆に苦労された点などは?
マ ─ ノリ一発なのでテンション上がりまくりです。どんな楽器・パートでも、テンションは高ければ高い程いいと思います。緊張感、という意味で。やり始めた最初の頃はドラムのアクセントと歌のアクセントが一緒になって大変でした(笑)。慣れれば楽しいです!
結成当時、影響を受けていたバンドなどは?
マ ─ FUGAZI、NEW ORDER、BOB MARLEY、JIMI HENDRIX、VELVET UNDERGROUND、OUT HUD等。好きなバンドは沢山いました。
ヨシムラセイエイ(セ) ─ FUGAZI、NEW ORDERや地元のバンドなどなど。
TORA(T) ─ 音は全然違うけどFUGAZIとかですかね。あのストイックな姿勢には影響を受けました。
リョウ(リ) ─ JIMI HENDRIX、BOB MARLEY、JOY DIVISION、THE STOOGES等、色々です。
8ottoの魅力の一つに、まるでTHE WHOのように、風貌も含めて(笑)、個性の際立った4人がギャングっぽくつるんでいる雰囲気があると思います。実際に、メンバー同士で遊びに行ったりもされるんですか?
T ─ ツアー中はサービス・エリアで一緒にサッカーしたりします。呑みにも行くし、結構いつも一緒にいますね。
プロフィールには渡米後、「ヨシオカ・トシカズ氏との運命的な出会い」とありますが、どのような出会いだったのですか?また、ヨシオカ氏の第一印象は?
リ ─ まさに偶然、知り合いの人を通じてニューヨークで家に泊まらせていただいたんですけど、それまでバンド、音楽に対しての考え方が漠然としていたのが、この出会いですごく明確になりました。第一印象は、でかくてお酒が強く、よくしゃべる人だなぁと思いました。
では、アルバム制作にあたって、また制作中に刺激を受けたものを10個教えてください。音楽、映画、本、マンガ、人、出来事、、、なんでもかまいませんので。また、今作をレコード棚に置くとしたら何と何の間に並べますか?
リ ─ イニック(レコーディング・スタジオ)のご飯、レコード会社の人に借りたギターGIBSON ES335、A TRIBE CALLED QUEST、職務質問されたこと、アルバム制作中に関わった全ての人たち、イニックでのビリヤード、卓球、スタジオで野球をしたこと、赤ワイン、芋焼酎。何と何の間とか分からないですが、とりあえず一番上の段の一番左に置きます。
大ヒットとなった「1977」の12インチですが、TACTEELのリミックスが2バージョン収録されているのも話題になりました。それぞれどういった感想を持たれましたか?
マ ─ バッキバッキの胸キュン・チューンとダビーなぶっ飛ぶチューン、どっちもすごく気に入っています。
セ ─ いきなりかっこよかったです!一方はバキバキの四つ打ちで、ボコーダー・ヴォイスに昇天させられました。かたやハイなセンスを発揮してくれました。
ライヴを見ると顕著に感じるのですが、どの曲も構成はポップ・ソングとしてまとまっているにもかかわらず、演奏はジャム・セッションのごときスリルを感じます。実際の曲つくりはどのようにされているんですか?
セ ─ ジャム・セッションも、家にこもって煮詰めたりもします。ライヴは、その時の環境とか空気とかとのジャムでもあると思うので、決まった事をただこなすっていう気持ちでは、やってないですね。
『REAL』収録曲のなかでもっとも思い入れのある曲は?
マ ─ どれも気にいっているけど、「絵」という曲は、昔の自分達だったら絶対できなかった攻め方ができたので、印象に残っています。
セ ─ 勿論全部なんですが、、、やっぱり全部です!あえて一曲選ぶと「絵」。この曲だけ、ギターもなにも弾いてないです。
T ─ 「COUNTER CREATION」です。レコーディングが始まるギリギリまで全く違う曲だったんです。いまいちグッときてなくて、それをみんなでアレンジし直してバッチリはまったあの感じは凄く覚えています。
リ ─ 「1977」
「CHAL」はコード感やギターのメロディなど相当キャッチーな曲だと思うのですが、それがインストであることに驚きました。この曲は当初からインストだったのですか?
セ ─ 元々は歌有りで出来てたのですが、みんなに聴いてもらってた時に歌というよりも曲の雰囲気を気に入ってくれてそこをフィーチャーしたらこうなりました。
「FAKE」は強靭なボトムや切り裂くようなギターの最強ファンク・チューンですね。 ミドル・エイトでぎこちなさがかっこいい(笑) ラップがはさまれますが、これはどなたによるものですか?
リ ─ プロデューサーのヨシオカさんです。
ヨシオカさんなんですかー。どういうきっかけでヨシオカさんのラップを導入するようになったんですか?
セ ─ 前からラップを入れたいと話していて、その流れで。
「従夢」、「GH」、「HEY JAH」で印象的なハーモニーを聞かせてくれるタバサさんですが、 彼女のことを紹介していただけますか?
リ ─ SCARLETというバンドでベースと歌を歌っている方です。
どういう経緯でタバサさんをスタジオにまねくことになったんでしょうか?彼女の魅力はどういったところにあると感じていますか?
T ─ 浅井健一さんのオープニング・アクトでタバサさんのことは知っていて、トシさんが彼女の声が絶対に合うと言って、是非一緒にやってほしいとの話から実現しました。楽曲が広がりました。
本拠地である大阪は、NOONやPIPE 69、BEARSにいまは亡きBRIDGEなど個性豊かなヴェニューが多くあって、クリエイティヴなバンドやアーティストを常に輩出していると思います。最近、あなたたちがシンパシーを感じていたり、良いと思ったバンドなどいれば教えてください。
T ─ マッカーサーアコンチ。一度だけ一緒にライブをしたことがあって、凄い楽しいライブでした。
リリース後大規模なツアーが始まりますが、それについての意気込みなど。
リ ─ 色々な場所を廻れて色んな人達に会えるのがすごく嬉しく思います。楽しみにしてくれてる人達のためにも、自分が楽しむためにも、がんばりますのでよろしくお願いします!
最後にJET SETのユーザーに向けて一言お願いします。また、アナログ盤リスナーが多いため、彼らはアルバムのLP化も期待していると思います。いかがでしょうか?(笑)
T ─ 僕達もアルバムのLP化凄くやりたいです。いつか何とかしたいと思ってるので楽しみにしていて下さい!