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![]() 敢えて言います、DEX PISTOLSが自称ハイプならば、彼らは誇るべきスーパー・ハイプ!国内エレクトロ・シーンの本格的な盛り上がりを実証するように現われた次世代ユニット、80KIDZ。昨年リリースされた2枚のMIX CDは当店でも大ヒットを記録。男2人:女1人のトリオ編成でアナログ+ラップトップ併用という見た目にもハイブリッドなDJスタイルが注目を集めはじめると、瞬く間に国内エレクトロDJの日本代表枠を奪取。 BOYS NOIZEやJUSTICE、HOT CHIP、SPACE COWBOYなどの来日パーティーに次々とブッキングされ、オリジナル音源リリース以前ながら、8otto、LADYBIRDS、QUIERO CLUBなど国内外アーティストのリミキサーに抜擢されるなど、エレクトロ系の若手アーティストの中でもダントツの注目度を獲得しています。 そんな彼らが遂に初のオリジナル音源 『DISDRIVE EP』 をリリース。MYSPACE JAPANのクラブ・アーティスト・アクセス・ランキングで1位を獲得した快挙が証明するように、彼らのロック・フィーリングで荒削りなエレクトロ・サウンドは、キャッチーな現在進行形のポップ・ミュージックとしての魅力を備えており、今後のダンス・フロアだけに留まらない活躍を予感させるに充分。今回はつい先日、大盛況の中行われたレコ発イベント出演の為に集まったメンバー3人に、まだまだフレッシュな嬉し恥かしインタビューを敢行してみました! INTERVIEW + TEXT: GIKYO NAKAMURA(JET SET TOKYO)
『DISDRIVE EP』のリリース、おめでとうございます。オリジナル音源としては今回のアナログ盤が最初のリリースですので、デビュー作品と位置付けてもよいかと思います。まずは今の心境から伺いたいのですが。
JUNこれまでもセカンド・ロイヤル作品のアート・ワークに携わったりしてきたので、自分の関わった作品がリリースされる経験はあったのですが、今回は音楽からアート・ワークまで全てに関われた初めての作品ということで、すごく嬉しいですね。
ALI&僕はですね、遂に人に迷惑がかかるとこに踏み込んでしまったなと。これまでは趣味の範疇で収まっていたことが、こうやって色んな人を巻き込む形になって。
MAYU(この1年間での)80KIDZのスピードが早すぎてビックリ。だけど、凄く嬉しいし、応援してくれる皆さんに、とっても感謝してます。
最初のMIX CD『THE KIDZ ARE ALNIGHT NO.1』のリリースから僅か1年足らず。確かに傍から見ていても展開が早いというか、怒涛の1年でしたよね。今回のアナログ・リリースは勿論なのですが、イヴェントでは、JUSTICEやBOYS NOIZEとも共演を果たしたりと、異例のスピードでかけ昇った印象というか、下克上というか(笑)。まず1年前にこういう状況って予想できましたか。
ALI&全くないです。ずっとDJユニットとしての活動を続けていけたらとは思っていましたけれど。昨年の8月にJUNくんが「LIVE」(音楽編集ソフト)を購入してオリジナル曲の制作に取り組み初めてからですかね、もしかしたらこういう風になれたらって思い始めたのは。"DISDRIV"をMYSPACEにアップしてからは海外から沢山のメッセージが届くようになって。フランスのカルチャーサイトBeHypeで特集してもらって、コレはもしかしてイケんじゃねぇって(笑)。
イケちゃいましたね(笑)。そもそも3人が知り合って、DJユニットを結成することになった経緯というのも気になるのですが。つい先日までは東京・京都・広島と、3人とも全く違うところに住んでいたわけですよね。
MAYU私とJUN君の出会いは、京都のセカンド・ロイヤルに遊びに広島から遠征してて、そこでVJをやっているJUN君と知り合って、エレクトロのイロハを勝手に吸収して。
ALI&それで僕がMAYUちゃんをGANBAN NIGHTでナンパしたんですよ(笑)。それでDJミックスを聴かせてもらったら、好きな音楽が近いなって思って。それから僕が出演することになっていた大阪のイヴェントにMAYUちゃんをDJとして誘って。それでMAYUちゃん以外にもDJをブッキングをする必要があって、MAYUちゃんから「こういう人がいるよ」って紹介してもらったのがJUN君で。
JUNそれでそのイヴェントの話をもらった頃に、僕は丁度MIX CDを作りたいと思っていたタイミングで。ただ1人の名義で出すのとか寒いな~、と思っていたから、じゃあこの3人でユニット名義にして出したらいいかなと安易に考えて。
では、そもそも先にMIX CDの企画があってスタートしたユニットだったわけですね。
JUNそうなるかな。その大阪のイベントの時は3人でDJをやるって言っても、持ち時間を割ってそれぞれ普通にやってたし。最後だけはバック ・トゥー・バックしたけど。まだお互いにどんな曲かけるかもわからなかったし。
ALI&今みたいに3人でやるスタイルになったのは去年の3月にやったBANG BANGっていうイベントが最初で、その次のDEX PISTOLSのツアー・ファイナルのYELLOWのラウンジでやった時に初めて確立されたって感じですかね。
3人がDJブースに並ぶスタイルというのはヴィジュアル的なインパクトもありますが、DJの内容的にメリットやデメリットを感じる部分はありますか。
ALI&これは最近、本当によく思うんですが、選曲のバランスがとれるんですよ。1人だとその時々の気分で偏った選曲になってしまうんですけど、3人だとお互いの選曲を聴きながら、こっちが足りないな、とか考えて修正できるので。
JUNそれはある。
ALI&デメリットはやっぱり3人いると全員が調子いいことってあんまり無いので。MAYUちゃんが絶好調でも僕が全くダメとか…。3人のうち2人が調子良かったらいいほうですね(苦笑)。
ではお互いにメンバーそれぞれのDJの個性や嗜好を把握していますか。
MAYUJUNくんは今やったらフィジェットって感じで。
JUNどちらかっていうとベースとかキックに注目して聴いているのかなと。逆にALIくんはメロディ・ラインとか上ものを重視した印象。
ALI&そうですね。MAYUちゃんは僕とJUNくんの中間っていう感じの好みで、もっと直感的にというか、自分が気持ちいいかどうかみたいなところで判断している。
MAYUよく言ったらそうじゃけどー。MAYUそんなにいっぱい音楽知らんけー、そうなっとるだけじゃもん!!!(怒)
JUN+ALI& : すんません…(笑)。
JUN例えば、僕らだとアーティストの名前で判断して端から聴かないレコードとかあるでしょ。MAYUちゃんはそういう偏見もないから、たまに見過ごしていたような良い曲を教えてくれる。
そういう各々の音楽嗜好というのは、トラックの制作面でも反映されていますか。
ALI&そうですね。例えば今回の収録曲で言うと、"DISDRIVE"と"TELEVISION TALK"は僕が主導で作って、JUNくんが"F**K FOX"を主導で作っているんですけど。
ああ、なるほど。確かにわかりやすくカラーが出ていますね。"DISDRIVE"と"TELEVISION TALK"はシンセ・リフやメロディがまず耳に残りますし、ロック的な印象を受けます。"F**K FOX"のエディット感覚が一番ファンキーで、もっともダンス・フロア寄りといった感想です。では、ちょうど2人の中間というか、リズムやベースをJUNくん主導で作って、シンセなど上ものをALI&くんが作るというバランスも聴いてみたいですね。
ALI&そうなんですよ!こないだリミックス・ワークをそういう作業バランスでやってみたら、かなりイイ感じになったんですよ。
JUNああ、あの感じはいいな。
MAYU私も2人が一緒に作ったときのバランスが一番好きです。
MAYUちゃんの制作時の役割というのは。
MAYU今の所はまだデモを作っている段階で…次のシングルには1曲収録できるようにがんばります、、、。
もうすぐ3人とも東京在住となるとのことで、これから制作も活発になりそうですね。各々の音楽遍歴なども興味のあるところなのですが。
MAYU恥ずかしいですけど…。昔の彼氏の影響でPOTSHOTとかジャパニーズ・スカ。そのジャパニーズ・スカの流れでSCAFULL KINGからCUBISMO GRAFICOを聴いて、エスカレーター・レコーズからセカンド・ロイヤルに繋がった感じです。セカロイのイヴェントでFREDOの松野さんの選曲が好きだなって思って、MIX CDに入っている曲を全部調べて、それがエレクトロみたいなの意識した最初なんかな。それから自分でターンテーブルを買ってDJを始めて。
ALI&僕は中学の時がブリット・ポップ全盛で、BLURが大好きだったんですよ。OASIS、RADIOHEADとか。USのバンドもGREEN DAYとかRAGE AGAINST THE MACHINEとか。当時、流行っていた洋楽はなんでも聴いてた感じですね。ダンス・ミュージックを意識したのは、(RADIOHEADの)『KID A』の中の4つ打ちの曲を聴いたときでしたね。もちろんビックビートは聴いていましたけど、もっとロックとして聴いていたというか。その後もまだエレクトロじゃなくて、エレクトロニカの方に行っていました。SOULWAXが原宿アストロ・ホールでやったライヴを観てからですかね、今の80KIDZと直接つながるような音楽は。
JUNうちは両親が音楽好きで、BOB DYLANとかTHE BANDとか村八分とかを聴いて育って。それで中学に入ってからギターを始めて。高校ではバンドも組んでたし、最初は簡単だからSEX PISTOLSとかパンクのカヴァーをやってました。NIRVANAのカヴァーを聴いてコレはカッコいいなって思って、VASELINESの"SON OF A GUN"をカヴァーしたりとか。高校を卒業してから大学で京都に出てきて、京都にあったレコード・ショップのZESTとかに通うようになって、そこで所謂、渋谷系の流れみたいなのも後追いで聴いてって感じだったかな。
今、国内のエレクトロ・シーンというのはようやく盛り上がってきましたよね。80KIDZの急速な人気というのはその1つの象徴かなとも思っているのですが、今のシーンの状況についてはどう考えていますか。
ALI&僕としては、もっとポピュラーな音楽として認知されたいです。例えばハウスとかテクノが認知されたきっかけって、ジャンルにおいて日本の代表的なアーティストの出現をきっかけに認知されたと思うので、ELECTROというジャンルでもそんな人達が出て来ないとな、って。普通にオリコンとかのチャートに入るくらい。僕らがっていうのじゃなく、せっかく世界各地でいろんなアーティストが出現してるから、ここ日本でも、沢山出現したらもっともっと面白くなる気がしてます。僕らの所属しているKIDZ RECにも面白い若い子たちがいるので、彼らの作品も出せたらいいなー、と思ってるし、他のレーベルとも連携を取ってもっともっとビッグ・バンを起こせればと思っています 。
では日本人アーティストの中で特に注目しているアーティストやDJがいれば教えてください。
ALI&僕らよりも実績のある先輩方を抜いて、ど新人というかまだ陽の目に当たってない人だと、KIDZ RECのZIPPROCK/SnK。名前は変えたほうがいいと思うんですけど(笑)。同じく KIDZ RECの日本のDIPLO?TITSWORTH?的なバルチモア・マスター、ngtK.君。あとLAPINくんは、コッソリSWEのコンピにも入るくらいの実力派だったりするんでかなり注目してます。
JUN誰かな…WHITE SCOPPERってバンド知ってる? 彼らはカッコイイと思うけどな。
例えばCRYSTAL CASTLESやPHOENIX風のアーティスト写真だったり、アート・ワークやビジュアル面にも海外インディ・ミュージックへのオマージュが溢れていますよね。そういった表現をするアーティストって最近少なかったと思うのですが、どういった意識でこうした表現を用いているのでしょうか。
JUN深くは考えていないというか、ただ好きなだけ。だから本当にオマージュ。分かる人には自分たちの好きなものを伝えられるし。
では、最後に最近のフェイヴァリット・アーティストを教えてもらえますか。
MAYUTHE SHOES!
JUN今、僕らでリミックスしている、FUTURECOPというUKのアーティストがいるんだけど、CRYSTAL CASTLESのリミックスとかもしてて凄く良いよ。あとフランスのKEECLACというアーティストが最近よかったかな。
今後のリリース予定などで決まっているものがあれば教えて下さい。
ALI&QUIERO CLUBの80KIDZリミックスを収録した国内盤が、3月19日に発売されました。それから、6月か7月には次のアナログ・シングルも出せるかなと思っています。年内にアルバムまで出せたらいいですね。
■ 80KIDZの選ぶオススメの3枚ALI&
JUN
MAYU
■ 80KIDZ DISDRIVE EP
■ 80KIDZ REMIX WORKS
■ MIXCD
■ T-SHIRTS■ INFORMATION
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