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![]() 「大阪のレジェンドMC」の一人である茂千代が、今夏にいよいよソロ・アルバムを発表する、というのは、関西圏のみならず、(いわゆる)日本語ラップ通の間では噂になっているが、その前哨戦として、この度彼のこれまでのキャリアを総括した(無論、本人公認の)ミックスCD、その名もズバリ『茂千代MIX』が解禁となった!!しかも、ミックスを手掛けるのはSTERUSSとして大作『円鋭』をリリースしたばかりの、(言葉にすると変だが!)日本屈指の「日本語ラップDJ」であるDJ KAZZ-Kである。これは、「DID "NIHONGO RAP" DIE REALLY?」特集を打ち出した当店としては無視するわけにはいくまい。 『円鋭』リリースのタイミングでのインタビューとしてはかなり遅くなってしまったけれど、他のSTERUSSのメンバーにも同時に話を伺うことができた(メンバーのご好意に感謝)ので、ご好評いただいた「DID "NIHONGO RAP" DIE REALLY? -THE 1ST」前回特集の番外編としてどうぞ。 (PS/茂千代には、夏のアルバム・リリース時に何かしら行いたいと考えているので、ファンはそちらも期待して下さい!) INTERVIEW + TEXT: TAKASHI KUROKAWA(JET SET KYOTO)
まずは、タイミング的に少し遅れてしまいましたが、STERUSSとして『円鋭』のリリースおめでとうございます。2005年9月にリリースされた前作『白い三日月』から約2年のインターバルがありましたが、この間のSTERUSSとしての活動はどのようなものだったのでしょうか?
CRIME 6 »ライブはホーム・イベント«one»、«建設的»を中心に長野、茨城、静岡、名古屋、京都、金沢、大阪、神戸、徳島、高知、福岡でやらしてもらったり、他ジャンルとライブをやったりと、以前にもまして充実していました。作品は三人でアイディアを出し合い、一曲一曲決して妥協することなく作っていきました。
belama2 »白い三日月以降いろんな地方でのライブに呼んでもらったり、他ジャンルの人達とセッションさせてもらったりしていました。なかでも地元横浜でのJAZZの一大イベント、横浜JAZZプロムナードへ「真夏のジャム」のサンプリング・ソースである、鈴木勳さん率いるOMAサウンドとの共演がとても自分の中で大きな事でした。
『白い三日月』においては、「マイク中毒PT.2」がややクローズアップされがちですが、ご本人さん達としてはこの点はどう思われますか?
CRIME 6 »自分の言いたいことを言えた曲なので、それに共感してくれたなら嬉しいです。日本語ラップって単語は紆余曲折して伝わることが多いので、俺が考えるそれは、結局自分の言葉で自分のリズムでラップし、自分を伝えるのが俺の考えるHIPHOPだから、日本語ラップは(俺にとって)HIPHOPそのものです。
belama2 »「マイク中毒PT.2」がクローズアップされそれにより、俺達の音楽に触れてもらえる機会が増えたのは単純に嬉しい事です。
新作『円鋭』についてお聞きします。『白い三日月』を超える大作と言っていい今作、制作にあたって苦労された点/エピソードがあれば教えて下さい。
CRIME 6 »苦労も今となっては笑い話だから俺は思い浮かばないです。ごめんなさい。周囲の協力もあり本当に納得がいくものができたと思っています。
belama2 »「尖」のレコーディング時に鈴木勳さんから、ボイス・トレーニングを1時間近くに渡り受けた事…(笑)
ズバリ、敢えて言うとすれば最大の聴き所は?
CRIME 6 »人と違うところです。俺たちにしかできないものができたと思います。
belama2 »全部なので選べないッス…すんません。
ここからは、<日本語ラップDJ>としてのKAZZ-Kさんにお聞きします。まず、率直に<日本語ラップDJ>と呼ばれることに抵抗はありますか?
KAZZ-K »抵抗は無いけど、日本語ラップしかプレイ出来ないんじゃないか?と誤解はされたくないです。HIPHOPはもちろん色々な音楽を吸収して、それを日本語ラップをプレイするとき役立ててます。
日本語ラップを現場でプレイすることの魅力は何だと思いますか?そして、日本語ラップをプレイすることへの、KAZZ-Kさんなりのこだわりがあれば教えて下さい。
KAZZ-K »以前、某DJのインタビューで日本語ラップはお客さんが踊ってくれないからプレイしない…みたいなことを言っていて、僕は正反対だと思いました。日本語だからこそ意味が分かる人が多いし、親近感も湧くと思います。地方に呼ばれることもあって、その時は地元ラッパーの曲をプレイしたり、言葉で繋いだり日本語ならではの面白さはたくさんあります。
2006年の9月に、P-VINEから初のライセンス・ミックスである『OVERRAP』をリリースされましたが、こちらのリリースの経緯は?
KAZZ-K »5年以上前から横浜でサイプレス上野がやっている«建設的»というイベントがあって、そこでは初回からずーっと日本語でプレイしていました。その後ダースレイダーが«蝕»っていう日本語ラップオンリーのイベントを始めて、そこでもDJするようになりました。
それらのイベントにP-VINEの人が遊びに来ていて、STERUSSとして以前P-VINEからリリースされた『HOME BREWER'S Vol.2』というコンピに参加した経緯もあって、制作の依頼を受けました。 これまでリリースされてきた膨大な数に及ぶ日本語ラップのレコードから3枚選ぶとしたら?そして、その魅力をそれぞれ一言お願いします。
KAZZ-K »キングギドラ『空からの力』-誰もがどこかで影響を受けていると思う。
ブッダブランド『人間発電所』-あの気持ちよさにやられました。 ランプアイ『証言』-それは正に偶然の一致 普通ですいません…。 そして、KAZZ-Kさんが衝撃を受けた日本語ラップ曲の中で、最高のパンチ・ラインは?
KAZZ-K »いつだって追う者は追われる者に勝る by BOSS THE MC
今後のリリース/活動の予定を教えて下さい。
KAZZ-K »STERUSSとしては、ライブで地方などをまわって落ちついたら考えます。ZZ PROのアルバムの話もあるけど、サ上とロ吉のアルバムもあるし、DEEP SAWERはマイペース過ぎるから…次の動きが決まり次第 blogで発表させてもらいます。俺自身としては、今年中にもう1枚某レーベルのオフィシャルMIX CDを出す予定です。まだミーティングで話をつめてる感じなので、これも詳細はblogで。
最後に、日本語ラップ・リスナーにメッセージをお願いします。
KAZZ-K »日本語ラップ・リスナーというよりこのインタビューをここまで読んでくれた人に感謝します。日本語ラップを更に盛り上げれるように精進いたしますので今後とも応援よろしくお願いします。
お忙しい中どうも有難うございました!
■ STERUSS
■ DJ KAZZ-K■ 他にも、こんなにある日本語ラップのミックスCD
■ STERUSS » PROFILE96年から横浜を拠点に活動。現在のアンダーグラウンド日本語ラップシーンを支え、絶大な信頼を得ている[CRIME SIXXX・BELAMA2・KAZZ-K]、この3人(2MC+1DJ)がSTERUSS(ステルス)である。CRIME SIXXXは高校の教師・BELAMA2は介護士と、二人とも「人と人」とが真剣に向かい合わなければならない職場で日常を過ごしている。その影響か二人のリリックには体温が宿る。日常のもがきを痛みが伝わるほどに晒す「暗」の感情、そしてそれを全て包み込んでしまうかのような温かさ、「陽」の感情を備え持つ。不器用ながらもストレートに放たれる独自の空気感で人々を惹き付けて止まない。この世界観をより鮮明にするバックトラックを総括するのが STERUSS、184045を掲げるHIPHOPクルー『ZZ PRODUCTION』の核ともいえる存在、DJ KAZZ-Kである。DJ KAZZ-Kは普段、レコード店で勤務。10代の頃から培ったレコード知識をここでさらに洗練させ、確かなる耳を常に研ぎ澄ましている。この経験を活かしたサンプリング主体のトラックメイキングは各方面で評価され、数々のクラシックスを生み出している。STERUSSとして1997年から現在までに TAPE「Space on the eyez」、CD「at one's choice」「q music palarize」「one coin sampler」「白い三日月」、7inch「白い三日月」をリリースしている。 2003年にHIPHOP専門誌blastの監修で発売されたコンピレーション・アルバム『HOMEBREWER'S VOL.2』に収録された「ibukuro」はアンダーグラウンド・クラシックとして称され、STERUSSの名を全国区に広めた。05年に発売した『白い三日月』もヘッズ達の話題を独占し、名実共に日本語ラップループの代表格となった。また、日本語ラップ・オンリー・イベント≪蝕≫のメインDJとして確固たる地位を築き上げたDJKAZZ-KはP-VINE音源をNON STOP MIXで聴かす「OVER RAP」シリーズの第2弾を担当。全国規模で湧かしている。 STERUSSは今後の日本語ラップシーンの支柱となっていく事が宿命づけられた要注目なアーティストグループである。最新作「円鋭」も大絶賛発売中! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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