ULTICUT UPS!(DJ TAHARA+DJ YUKI)/MATSUMOTO HISATAAKAA/LARK 大阪。地下鉄御堂筋線心斎橋駅で下車、地下鉄の改札を抜けて7番出口から地上に出ると、早くもアメリカ村の喧騒が程近い事を予感させる若者の群れが。左に折り返す形でホテル日航の脇を真っ直ぐ進み、モスバーガーの前を横切り右手にクレープ屋を見ながら反対側を見上げると、そこのビルの3階に目的地であるVINYL 7 RECORDSはあった。
メンバーの輪郭が見えないA.Y.B.FORCEという集団の中でも、とりわけ表立った活動をしていると言えるのが関西在住のメンバーであるMATSUMOTO HISATAAKAAと、ULTICUT UPS!ことDJ TAHARAとDJ YUKIの3人だ。前者は『西のHISATAAKAA、東のLATIN RAS KAZ』と形容される程のエディター/リミキサー/プロデューサーとして名前を馳せており、後者はクオリティーの高い各ミックス音源と、3ターンテーブルを駆使したカットアップ・プレイが評判を呼んでいるコンビである。そんな3人が経営に携わる中古盤屋VINYL 7 RECORDSが、この4月京都三条から大阪アメリカ村に移転した。元々カルトなディスコ・ダンスクラシックス〜オールドスクール〜いわゆるミドルスクールの品揃えには全国的なプロップスを誇っていたこのVINYL 7だが、移転を機にそのラインナップも大いにパワーアップした模様だ。と同時に、国内におけるA.Y.B.FORCE一派の新たな活動拠点としてもその機能を開始するという。
ここ数年でリリース量の増えてきたA.Y.B.FORCE関連タイトル。しかし未だに何人メンバーがいて、どのような構成で活動しているのかが判然としないのも確かである。今回はこのVINYL 7 RECORDSをフォーカスしつつ、MATSUMOTO HISATAAKAA、TAHARA+YUKI(ULTICUT UPS!)、そして東京在住のLARKを加えた計4人の会話の一部をカットアップ(&コラージュ)する事で、謎の多い集団A.Y.B.FORCEの概要を解き明かす足掛かりにしていきたいと思う。
INTERVIEW/TEXT: TAKASHI KUROKAWA (JET SET KYOTO)
(JET SET/以下JS)ではまず早速ですが、今年春に大阪に移転された新生VINYL 7 RECORDSについて教えて下さい。以前京都で営業されてた頃との違いとか…。
(HISATAAKAA/以下H)内装が洒落てる…んじゃないかな?(笑)前に比べたら。
(DJ TAHARA/以下T)京都の頃はどうしても12"EPが中心で、寧ろそこにこだわってやってた部分も強かったんで、LPの方は敢えてあんまりやってこなかったっていう部分もあったんだけど、コッチに来るタイミングでLPも頑張って取扱うようにしたんだよね。加えてレコードの在庫数自体も前の3倍に増やしたから、その分品揃えも前より幅が広い構成になったと思う。今ウチのソウル/ファンク系LPのラインナップ、結構面白いんじゃないかな?
(H)でもまあ決定的違いと言えばやっぱり、365日ちゃんと開いてる事じゃない?前は土日祝だけ軒先でやってたんだから。
(JS)では、その土日祝だけ軒先でやってた京都時代のVINYL 7の思い出話を教えて下さい。
(LARK/以下L)一番最初の方は富田清(*)T-NICE(*)も店番してた。
(T)おお!確かにして貰ってた!自分でも忘れてた!
(DJ YUKI/以下Y)一時SANCON(*)も店に居た。
(L)いたいた!ソレも今思い出した。
(H)あと…真夏に行くと店主(TAHARA氏を指差す)がしょっちゅう上半身裸だったね。レコードを選んでた。裸なのに思い切り真顔で。
(T)何年か前の年末に店先にわざわざ七輪を用意して、本格的に焼肉をやってみたんだよね。いいレコードを触りながら旨い肉を焼いて食う、っていうのがオレの理想だったからね。
(JS)実際その理想形を実行してみてどうでした?
(T)んん〜…まあ、色んな意味で微妙だった。
(一同)わははははは。
(T)思い出話ならオレよりもしかしたらYUU(*)の方がいっぱいあるんじゃないかな?アイツしょっちゅう泊り込んでたからなぁ。あと、色んな人が来てくれたし、やっぱりそこでそれなりに出会いがあった。その中のほとんどがレコード狂の人達なんだけども。
(L)ああ、思い出した。買い付けから帰って来たって聞いたから、夜中店を開ける準備をしてるところに顔を出してみたんだけど、その時関西に営業に来てた東京の某DJ2人が既に物凄い勢いで掘ってた。何かソレは凄い覚えてる。随分空気が濃かったから。
(JS)TAHARAさんはレコード買い付けのベテランだと思うんですが、今までの苦労話なんかを教えて下さい。
(T) YUUと冬に東海岸行ったときの事だけど、泊まったところがもうほとんど倉庫みたいな感じでさ、床はコンクリート、壁からは隙間風が遠慮無く入ってくるようなところで。しかもベッドどころか布団すら無くて、仕方無いから床にダンボールを敷いて寝泊りする感じで、結局そこに一週間滞在せざるを得なかったんだよね…。
(H)普通の人には絶対出来ない経験だね。
(T)あとそうだなぁ、帰りのフライトの予定を間違って、一日早く空港に着いてしまった事もあったよ。「やっと帰れる!帰ったら焼肉!」と喜び勇んで空港に駆け込んだ矢先だったから、自業自得とはいえマジで落ちた。まあ他にも沢山酷い目に遭ったけど、今となってはイイ思い出かもね…そんなこんなで苦労して集めてますんで、皆さんアメリカ村に来られた際には是非お立ち寄り下さい。
(H)と、何気に宣伝させて頂きました。
(JS)じゃあお店の事はこのくらいにしておいて、それぞれの事についてお伺いしましょう。まず、ULTICUT UPS!はどのように結成されたんですか?
(H)えーっとアレねぇ、オレ中学の頃にエロ本のブラックマーケットやってて、周囲から『武器商人』と呼ばれる位儲けてたんだけども…。
(L)全っ然質問と関係無いし、そもそもULTICUT UPS!じゃないじゃん、あなた。
(H)…まあ儲けたっつってもあくまで中学生レベルの話なんだけどね。
(L)その話続けるの?
(H)いや、もういい。気が済んだ。ええっと、2人は何で結成したんだって?(自分の話を切られたので半ばなげやりに)
(T)結成っていうか…元々高校の同級だったんだよね。
(Y)うん、だから何だろ…?ただのツレ?かれこれ10年以上になるけど今だに遊んでるっていう…。
(T)名前とかは何年か前にLARKのおっさんに適当に決めてもらったんだよね。何かと必要だったし。
(L)そーだっけか?そんな感じだったかもね。
(JS)一応ULTICUT UPS!のお二人の中で役割分担とかあるんですか?
(T)んー…まあ、ネタの供給はオレ。ほら、店があるから。あと…外との兼ね合いや晩メシのチョイスもオレ。
(Y)ミックスや音源の製作の時の処理や編集はオレがやる。あと、ここぞという時の運転手も大抵オレかな?
(H)何よ?ここぞという時って?
(Y)そりゃあアレだよ。琵琶湖方面(*)に向かう時だよ。
(H)ああ、なるほどね。
(JS)なるほどね、って皆さんに納得されてもこちらはイマイチ良く分からないのですが…では、ULTICUT UPS!のお二人が一緒に制作する際に心掛けている事はなんですか?
(T)やっぱり何回も繰り返し聴いて貰えるようなものを作る事、だね。良いものは新旧やジャンルとか全く関係無く、自分達の感覚的な解釈に基づいてどんどん収録していくんだけど、基本的にはその全部…いわゆるラップだろうが歌モノだろうが、ディスコだろうがソウルだろうがファンクだろうが、何ならロックだろうが歌謡曲だろうが、自分達が選んだ物に関しては全部が全部ヒップホップだと思って使ってるよ。あとは…『やってます感』をタップリ聴かせるというか…。
(L)輪郭をクッキリとさせたミックスやカットアップ・プレイって事?
(T)そうそう!そこを重要視してる。だからこれまでもそうだったし今回のミックスCDに関してもそうなんだけど、ちゃんと自分らのショウで再現出来るように組んであるから、機会があれば何処かで必ず披露するよ。
(Y)オレは実際のマニュピレーションを担当したりするから、製作段階でその時の流行り廃りはある程度気にするね。何より、相方(DJ TAHARA)といかにケンカせずに作業を進めるか?って事が最重要。作業中は結構お互いナーバスになってたりするから。あと、作業中TVを付けても必ず消音にするって事を心掛けてる(?)
(JS)コンビでやっている以上、相方とケンカをせずに気持ち良く作る、っていうのは本当に重要なんでしょうね。では3ターンテーブルのショウとしてステージ上でライヴ・ミックスをする際に心掛けている事はなんですか?
(T)さっきも言ったけど、『やってます感』タップリで聴かせる事と、2台のターテーブルによる従来のDJプレイでは不可能な領域を大胆なカットアップでガンガン攻めつつも、ちゃんと繊細にミックスアップしていって、結果的にエモーショナルな展開を生み出す事。後は制約とか枠とかを飛び越えていく感覚を聴いてくれてる人に味わって貰う事かな?
(Y)オレはその以前に、ともかくセッティングとリハが命!と言いたいね。ただのDJプレイを披露するだけだったらイイけど、そうじゃなくて3ターンテーブルを使ったエンターテイメントとしてちゃんと成立させたいし、やるからには常に100%のライブを観せていきたいので、その2つはとても重要だと思っている。
(JS)では、HISATAAKAAさんはそんなULTICUT UPS!のお二人とはどこでどのように出会って今に至ってるんですか?
(H)最初って何だったかな?何故だかあまり記憶がないんだよね。ただ何だか分からないままに巨大な力に引き寄せられて…ええっと、ここで出してみるんだけど…『FORCE』に引き寄せられて?
(L)いやいや『FORCE』とか出さなくていいよ。上手いこと乗っかれない(*)から…。
(T)(無視して話を本筋に戻す)オレはよく覚えてるよ。この人(LARKを指す)がオレの家に遊びに来てて、そのタイミングでたまたまこの人(HISATAAKAAを指す)から電話があったんだよね。それでLARKが何かを渡さないといけないとか何とかで、マッちゃんもオレの家に来る事になって…それが初顔合わせだったと思う。
(L)田原がニューヨークから帰国した少し後だよね?
(T)そうそう。だから向こうから持って帰ってきたレア盤やカス盤が山盛り実家の棚にあって、ソレ見ながらオレとLARKとであーだこーだ言ってたのよね。その横でマッちゃんが無言で人んちのレコードをサクサク掘り始めて、ほとんど初対面だったし正直「変な眼鏡のオッサンだなあ」とか思っててさあ。
(H)ハハ、そー思ってたんだ?
(T)うん、それでその変な眼鏡のオッサンが、中でもとりわけカスのレコードを引っ張り出して来て、サラッと「コレいいよね!」とか言ったんだよね…今でこそ一部では人気があるみたいなんだけど、その当時そのレコードは「絶対オレしか知らないだろう」的な盤だったから、オレの中で「おおお?何でこの人こんな曲知ってんの??!」って事になって…今考えるとそれが始まりだねぇ。
(H)オレもねぇ、正直最初少しひいてた。田原に対しては。「何でこんなレコード普通に持ってんの?何コイツ??気色悪い!」って直感的に感じてたよ。今思うと面白いんだけどね。結局「一緒にレコード屋やってるじゃん!」みたいな流れだから。
(L)お互い「話が合うヤツなんてそうそういない」って思ってたっぽかったし、当時は実際そんな感じだったからね。 偶然の積み重なりとはいえ、ホント出会って良かったね。何かイイ話だよ。
(H)で、まあ当然その成り行きの延長で宮田とも会ったんだけども、コレがまた宮田の人となりが全然掴めなくてねぇ…最近ようやく面白さが分かって来ててさ、それ以降ちょっとしたブームよ?オレの中では。
(Y)ええ?オレが?何処らへんが?
(H)いやもう、全部。GUCCIのスニーカー履いてるDJなんて見たことないよ。
(T)ミックスの録りで宮田の家に行ったら部屋に雑誌が転がってて…哀川翔が表紙のクルマ雑誌でさ、その時点でまあまあ面白いのに、よく見たら見出しにデカデカと『ベンツに似合うカジュアル・スタイル』って書いてあった。
(一同)ギャハハハハハハハ!
(L)だって左ハンドル車のドライビングシートでよっちゃんイカとか酢コンブ食べてる男だよ?マトモじゃないよ。P-FUNKみたいだよ。
(Y)酢コンブは本当に体にイイよ。血がサラサラになるよ。
(一同)ギャハハハハハハハ!
(H)だからそういう話じゃないって!
(T)もう…高校の時からずっとコレ。この調子。超我が道。
(L)確かに長い付き合いじゃないと、ミヤタさんの面白さはなかなか分からないかもね。
(Y)…(無言。既に全然人の話を聞いていない模様)。
(JS)じゃ、ついでに他のA.Y.B.FORCEのメンバーの事についても教えて下さいよ。
(H)いっぱい居るみたいよ。
(T)いっぱい居るね。
(L)つうか、もうメンバーとかそういう概念じゃないね。枠が無いから。後今となっては皆バラバラで、オレ東京でしょ?でこの人達が関西で、BULL JUNがニューヨーク、富田清が延岡(*)だし…主だったメンツですら全員が全員一箇所に集まって顔を合わせた事なんて無いし。
(JS)そうだったんですね…富田清さんにはこないだウチのWEBでDEV LARGEさんとの対談(*)に参加して頂いたんですが、イマイチどんな人なのかが分かり難いですね。
(H)富田清?正にそんな感じ。アイツこそ今だにつかめないキャラNO.1だよ。
(T)まず第一に、富田清っていうのも偽名だからね。あの人何でそんな本名みたいなDJネーム使ってるのか今だにサッパリ…。
(L)タチが悪いよね。昔、どっかのクラブの店長に「清君、あのさあ…」って話かけられてたよ。偽名なのに。
(H)で、どう答えてたの?
(L)いや、「ん?何か用?」ってごく普通に会話を続けてた。
(一同)ワハハハハハ。
(T)ということは、初対面の人に「始めまして、富田です。」とか言ってんのか…何つーか…悪いよねぇ。悪。
(L)ああ、でもあんまり本人がいない所でこういう話しない方がイイよ。だってほらアイツ、アレじゃん?後で色々面倒だよ。
(T)ちゃぶ台引っくり返されるからね。まあ、どのみちここじゃあ言えない話ばっかりだから。"BEST KEPT SECRET"(*)だよ。
(H)今だにそんな感じだ?
(L)ともかく一旦火がつくと丸っきり止まらないんだよね。自分でも止められないみたい。面白いからたま〜にそこに油を注いでみたりもするんだけど。
(H)ははは、ソレもどうなのよ?
(L)でも、その手の付けられない感じこそ前に進む強さっていうのか、ホラ、制作面でも大体そんな感じでしょ。
(H)うん、だから向こうから上がってるくるモンはいっつも間違い無いんだよなぁ。自分が凡人である事を思い知らされる。正直悔しいもん。
(L)全く同感。延岡組の2人には嫉妬させられる事が多い。
(Y)(その会話の流れを全く踏まえず)いやあ、全然普通の人でしょ?見た感じとかもその辺歩いてるヤツと一緒だし。
(一同)…!(トバされて絶句)
(H)それはミヤタさんも普通じゃないからですよ。別のベクトルで。
(Y)…(またしても全然人の話を聞かずに携帯をいじり倒している)。
(JS)お話にあった延岡組の片方BULL JUNさんは今もニューヨークなんですね。
(L)そう。一昨年あたりに一旦帰国して半年位居たんだけど、今はまたニューヨークに戻って向こうでレーベルやってる(*)
(T)あの時はLORD FINESSE(*)BUCKWILD(*)を日本に連れて来たんだったよね?アイツ行動力はハンパ無いからなあ。
(L)そうそう、その後そのまま暫く日本に滞在して、大阪の東淀川でサンプリング合宿したんだよね。富田清とBULL JUNとオレとで。予想に反してあんまり作品が生まれなかったんだけども、例の「BLOW YOUR WHISTLE(REPRISE)」(*)が出来た時は、3人で「BREAKING ATOMS」のジャケ(*)みたいな感じだったよ。朝の5時に。マッちゃんが制作に加わる前の話だね。ABNORMAL YELLOW BANDの頃の話。
(H)あー、その頃から一緒にやってたら確実に顔出してたんだけどなあ。
(L) いやあ、参加しなくて良かったんじゃない?何か3人共それぞれスゲエ厳しい時期で、本当は制作どころじゃなかったのよ。今もしそういうのが出来たら、また状況も違うんだけどね。
(JS)今は皆さんどんな感じで作ってるんですか?
(T)汗だくで作ってます。
(JS)いや、そうじゃなくて使用機材とか…。
(H)機材?『DODEKAHORN』と名付けた超合金合体ロボで。
(L)オレは最近時代の波を敏感に感じてMPC2000(*)に乗り換えた。
(H)遅いって。いつの時代の話よ?しかもXLでもないノーマルの2000でしょ?
(L)もうね、相方(富田清)に散々言われてようやく。実はあんま好きじゃなかったんだよね、MPC。
(H)何でよ?
(L)みんな使ってるから面白く無いっていうのもあるけど…まずあの音のパカポコ感がイマイチだったんだよね。更に言うならXL(*)よりも普通の2000がイイね。XLはダイヤルが使いにくい。色々便利になってるんだけど。MPC4000(*)ともなるともう…想像してみても頭の中で絵が描けない。
(H)実在するのに?
(L)いや、認識としてサンプラー自体は勿論分かるんだけど、そんな高性能な機材を使って作ってる自分が想像出来ない。やっぱレコや洗濯物やゴミにまみれながら、寝そべって作るくらいが気楽でイイ。その方がファンキーなモノが出来る。
(H)ソレ機材の良し悪しと全く関係無いって!単に部屋を掃除しろって話。
(L)オレにしてみれば重要な関連性が…。
(T)(遮って)無い無い。
(Y)まあオレらの作ってるようなのは機材云々とか関係無い、っていうのはあるけどな。
(JS)では、それぞれの作品や進行中の制作物について色々お尋ねします。HISATAAKAAさんには様々な分野から仕事のオファーが集まっているそうですが、今現時点で手掛けている仕事はなんですか?
(H)当面は自分達(A.Y.B. FORCE)のアルバムとDEATH COMET CREW (*)のリミックスかな?他にもラップ物にオケ提供したりとかちょこちょこやってるよ。
(JS)昨年HISATAAKAAさんが手掛けたスチャダラパーのメガミックス(*)、凄かったですね!その辺とも関連するのですが、少し『EDIT』について解説して頂けませんか?
(H)そんじゃあまぁコレ聴いてください(*)
(L)こういう事をサラッとやっちゃうのが流石だよね、まっちゃん。
(H)まあ、自分で言うのも何だけどこれくらいは余裕でやるよ。
(JS)一方YUKIさんの方は数年前TVCMに楽曲を提供された経験をお持ちでしたよね?もし良ければその際の話を教えて下さい。
(Y)某宝石メーカーのCMだったんだけどほら、CMって秒数がすごい限られてるからインパクト重視にした。何かな?ポージング?音に合わせて手の動きをシンクロさせるみたいだったから、ゴリッとしたシンプルなスクラッチのフレーズとかを中心に、女の子に歌って貰った短いスキャットみたいなのもネタにして組んだと思う。主演が米倉涼子って事で何より本人に会える事をどれだけ楽しみにしたか…別にファンじゃないけど、曲作ってる期間だけはポスターをゲットして部屋に貼ってみたりとか…結局今だに彼女には会えてないんだけども。
(JS)…それは残念ですね。
(T)っていうか、元からそんな約束してないのに期待する方がおかしいって!
(JS)確かにそうなんですがね。では、今後のリリースの話としてTAHARAさんにお伺いしたいんですが、今度FLATROCKから2タイトル同時発売の予定の2枚組ミックスCDはどんな感じになりそうなんですか?
(T)TUS-ONE(*)KOCOちゃん(*)とこの人(LARK氏を指差す)、オレら(ULTICUT UPS!)の4組なんだけど、元々オレとTUS-ONEとで「何か一緒に面白い事やりたいね」って話してて、そこにKOCOちゃんとLARKを巻き込んだんだよね。
(L)…見事に巻き込まれたね。DJミックスなんて一度もちゃんと作った事無いのに。何か断り切れなかった。
(T)いやいやいや、オレは一番楽しみにしてるよ(ニヤニヤ)。
(L)もう最初で最後だよ。しんどいから。
(T)ともかくトータルで面白い事になってると思う。なんかそれぞれ普段のイメージとは多少違う事してるし。
(L)何かを共通させているようでいて、実はそれぞれ好き勝手にやってるよね。でもそれを一緒に出すっていうのは確かに面白い。
(T)色々順番をシャッフルしてもらってもいいし、その分何回聴いても違う楽しみ方が出来るんじゃないかな?と思う。
(JS)LARKさん、今度出るSAMPLER02(*)はどんな内容になるんですか?
(L)うーん、結構イイんじゃないかな?(人ごとのように)4曲入りなんだけど、どの曲もメインっぽい。まあ、逆に言えばまとまりが無いんだけども、DJツールだし別にイイかな?と。
(T)オレはA-2の「GIANT SWING」が結構好き。裏打ちの曲だけど、軽くない感じがしててイイんだよね。自分達のミックス音源にも早速使ったよ。
(H)オレのお気に入りはB-2の「ENDLESS DAWN」。オレこの曲に関しては少しミキシングに参加しただけなんだけど、ああいうインスト・ブレイクビーツでA.O.R.や南佳孝を聴いた後みたいな気分にさせられたのは初めてだった。
(L)まあ結論を言うと優勝は…ジャケットの女の子だね。あのつまんなさそうな顔がまた…。
(T)話逸れるんだけども…コッチは気になったら何でも買うぞ!位の勢いでレコ屋に行くのに、そのだだっ広いストライク・ゾーンにすら入って来ないモノばっかりで、多分オレと同じように感じてる人も決して少なく無いんじゃないかな?って…そんで今回のSAMPLER02は、そういう物足りなさを感じてる人達にこそ共感してもらえるのかもなあ、って感じた。
(JS)…先ほどのTAHARAさんが話された中に、レコードを買われる際の心境についておっしゃった部分がありましたが、最近買ったレコードでお気に入りがあったら各々1枚挙げてみて下さい。
(T)普通っちゃ普通なんだけどDJ FORMATの「YOU HEAR THAT」(*)
(L)DUFT PUNKの「ROBOT ROCK」(*)ネタ(*)のモロ使いなのに新しい感じがした。何だか「WILD STYLE THEME RAP」(*)の後半部みたいだったしカッコ良かったと思う。
(Y)特に無い。
(H)当山ひとみの「セクシーロボット」(*)。いや…久々にイイ買い物した気にさせられたよホント。
(JS)最近音楽以外で注目している事はありますか?
(H)若貴でしょ。あれは国技の枠を飛び出して、本当の意味での総合格闘技で対決させた方がイイんじゃないかな?年末あたりに。NHKも紅白じゃしんどくなってきてるし、この際東西で若軍団と貴軍団に別れて対決…もちろん角界総出で。どの力士がどっちに付くかも見物だし、景子VS.美恵子ってのもアリかな。NHKがこれをやれば猪木もK-1も吹っ飛んで受信料もみんな払うようになるし、相撲人気はこれまでになかったくらいに盛り上がるよ。朝青龍がモンゴル相撲スタイルで土俵を暴れ回って、最終的には内館牧子(*)を投げ飛ばしちゃうとかさ(笑)。
(L)最近っていうか、安彦良和の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は基本だね。勿論「EPISODE 4,5,6」を観た後に「1,2,3」を穴埋めする感覚で読んでいくワケだけども。アナキンが何でダースベイダーになったのかと同じように、やっぱキャスバル兄さんが何でシャア・アズナブルになったのかって言うのは、どーしても気になってしまうんだよね。ガンプラの新作の発売日におもちゃ屋に並んだ世代としては。だから「THE ORIGIN」以外に読むとこ全然無いんだけども、ついついコンビニで毎月「ガンダムエース」を買っちゃう。まあ、後は普通に「ウイニングイレブン」かな?弱いけど。今度「9」が出るでしょ?ロナウジーニョの歯グキがより一層グロい事になってたら面白いなあ…って。
(T)柔道。駆け引き面白いよね。一年後にはAYB柔道部創設も視野にいれつつ、半ば本気で乱取りとかしてるんだけども、この前やり過ぎて右肩脱臼してしまったんだよね(!)。あと、去年手に入れた民明書房は今でもたまに読んで色々参考にしてる。
(Y)ぬいぐるみ。かわいいから。
(JS)…では最後に、それぞれ皆さんの座右の銘を教えて下さい。
(H)1. 良いビートであればその出所は問わない。 2. 眼鏡は体の一部です
(T)1. SO DEF,TOO TUFF,TOO STRONG。 2. BPMは100以上。
(L)1. カレーは飲み物。 2. カレーは喉ごし。
(Y)1. 女心(全く意味不明)。
(JS)今日は皆さん本当に有難うございました。
(一同)あざーす
NOTE.
富田清(*)
トンダ・キヨシ。A.Y.B.FORCEのメンバー。不可解な点が多い。
T-NICE(*)
A.Y.B.FORCEのメンバー。不可解な点が2番目に多い。
SANCON(*)
DJ SANCON。京都の代表的なヒップホップDJ。http://www.essential-kyoto.com/
YUU(*)
VINYL 7の店頭を切り盛りする傍ら、DJとしても確かな腕を持つ有望株。
琵琶湖方面(*)
琵琶湖畔には夢とロマンに溢れた男の遊園地があります。
上手いこと乗っかれない(*)
A.Y.B.『FORCE』に改名した話に結び付けるのには無理がある、という事らしい。
延岡(*)
宮崎県延岡市。地方都市ながら異様にオールドスクール・ヒップホップ熱が高く、そうしたテイストが根付いた街。この夏A.Y.B.FORCEがDEV LARGE、KZA(FORCE OF NATURE)の各氏と共演するイベントが当地にて予定されている。http://www.musicacamp.com/
DEV LARGEさんとの対談(*)
"BEST KEPT SECRET"(*)
DIAMOND D & THE PSYCHOTIC NEUROTICS"STUNTS, BLUNTS & HIP HOP"からのシングルの曲名。オールドスクールとブロンクスに対する賛歌であり、ヒップホップ史上屈指の名曲とされる。ここでは単に門外不出程度のニュアンスで使われている?
レーベルやってる(*)
LORD FINESSE(*)
別名『フリースタイルの貴公子』。D.I.T.C.の中心的メンバーであり、ラップに限らずDJ、ビートメイカーとしても一流であり、'90年代のヒップホップを代表するアーティストの一人。来日した際に延岡名物チキン南蛮にハマッたらしい。
BUCKWILD(*)
LORD FINESSEと同じくD.I.T.C.のメンバーにして、主に'90年代中盤に活躍したプロデューサー。SHOWBIZやLORD FINESSE、DIAMOND辺りと並べるとやや後輩キャラ?
「BLOW YOUR WHISTLE(REPRISE)」(*)
「BREAKING ATOMS」のジャケ(*)
MPC2000(*)
サンプラーの名前。AKAI MPC-2000。
XL(*)
サンプラーの名前。AKAI MPC-2000XL。
MPC4000(*)
サンプラーの名前。AKAI MPC-4000。
DEATH COMET CREW(*)
80年代後半に4度のジャムセッションと1枚の12"EPのみで解散した伝説のノーウェイヴ/ヒップホップバンド。様々なパンク〜ニューウェイヴバンドで活躍してきたミュージシャン達によって80年代初頭に結成。彼らはサウンドコラージュ、ホワイトノイズ、テレビや映画からのSEカットアップなどの手法を武器に、RAMMELZEEやPHASE 2といったオールドスクールのレジェンズ達を迎えて当時のNYCのポップなディスコを毎夜ジャックしていた。
スチャダラパーのメガミックス(*)
TUS-ONE(*)
言わずと知れた日本でも屈指のヴァイナル・ジャンキー。DJ SHADOW、CUT CHEMIST、EDAN等といった海外のアーティスト〜トップ・ディガー達とも親交が深く、国内外を問わず彼の「掘り」に対する情熱と美学、そしてそこから得た造詣の深さに対しては圧倒的なプロップスが集まっている。また、MURO氏率いるK.O.D.P.での一連の活動や、GO FORCEMENの諸作品における抜群にファンキーなプロダクションに関しても非常に評価が高い。現場感覚に富むDJとしても多方面からの支持を集めており、そのセンスと知識に立脚した毎度のクラブプレイの選曲にはまず間違いが無く、他の追随を許さない。
KOCOちゃん(*)
DJ KOCO a.k.a SHIMOKITA。世界中のヴァイナル・ディガー達をも唸らせる深い選曲と、一線のバトルDJにも決して引けを取らない技量、パフォーマンス性の高さを併せ持ち、それらに基づいた密度の濃いDJプレイで常にオーディエンスを魅了する、今日本国内最も注目されるべきヒップホップDJ。それまではほぼ無名に等しかったにも関わらずいきなり物凄い反響を呼んだ03年の"KOCO'S JAZZY GROOVES"&"SHIMOKITA HOUSE"、図らずも中古市場の相場価格の変動に影響を及ぼした04年の"NUTHIN BUT EMOTION MIX"&"WHO GOT THE FLAVA?"、ディグとは何か?DJイングとは何か?を世に問う05年の"BACK TO THE LAB"と精力的にリリース、その存在感を広くアピールした。他にもDISK UNION、JET SETといったレコードショップにノベルティー作品提供して話題に。
SAMPLER02(*)
(8月発売予定)
DJ FORMATの「YOU HEAR THAT」(*)
DUFT PUNKの「ROBOT ROCK」(*)
ネタ(*)
「WILD STYLE THEME RAP」(*)
当山ひとみの「セクシーロボット」(*)
内館牧子(*)
相撲観戦が大好きな超大物脚本家。日本放送作家協会会員。
MC SILVER/US / 9 TO 5 SYNDROME / 12" 盤面に印字されている''SWEET GEORGEA PEACH''という聞いたこともないレーベルからリリースされていたFEMALEラッパーによるオールドスクールHIPHOP!生音ではないリズムマシンが刻むビートの上でCERRONE''ROCKET INTHE POCKET''のあのスネアに響きの似たドラム音が印象的なトラック、そして''JAMES BROWN''のカウント「1,2,3,4」の声によるスクラッチがところどころで絡んでくる不思議な味わいのオールドスクール!好きな人にはめっけ物でしょう。盤面には、かの有名なPETER BROWNの名前が記されていることもあり、嫌が応でも詳細が気になってしまう年期の入ったド・マイナーオールドスクールレコード!
D.J.SLAYER & M.C.SPEEDO /  IT'S A SHAME / 12' この盤面に書かれた''HOLIDAY''ですが、オールドスクールHIPHOP好きにはヨダレ物、オリジナル盤は幻とまでいわれるレアオールドスクール最高峰''NICE&NASTY3''と同じレーベルよりリリースされたミドルスクールHIPHOP!内容はULTIMATE BREAK&BEATSにも収録されていた間違い無しの大ネタドラムサンプルMELVIN BLISS''SUBSTITUTION''にFUNKADELIC''YOU'LL LIKE IT TOO''(ERIC B & RAKIM使用)のドラムをかぶせたボリューム満点のトラック!さらにその上からSPINNERS''IT'S A SHAME''が追いかけるように鳴り響き、サビでは元曲のあの印象的なフレーズがそのまま流れこむといった爆弾級ミドルスクール!ただ、サンプリングの不器用さ加減になんともカワイイ印象を受けてしまいます。しかし、ハマッったら絶対に抜けられない不思議なオススメミドルスクール!勿論、相当レアなレコードでもあります。
CITI HEET / MORE / 12' ここ最近までの数年間、ミドルスクール、ニュースクールHIPHOPの人気が再燃し、その中でも特にマイナーHIPHOPといわれるインデペンデントレーベル物等、一部のレアレコードは注目が集まり一気に需要の高まり、値段の高騰...といった光景を目の当たりにすることが多かったような気がします。「欲しいマイナー物はまだまだあるけど、なにしろ最近は値段が高くて買えたもんじゃない」と肩を落とす前にひとつ柔軟に発想の転換。今のところそこまで注目されていないようなレコード、つまり最近の流行り系のミドルスクール、ニュースクールHIPHOPからは少しズレているような物で良いものはまだまだゴロゴロしているのが実際だと思います。果たしてこのレコードがそういった人気選からギリギリ逸れているのかどうかは定かではないですが、こういう状況下の中でもオススメできる大ネタ''PUMP ME UP''のオケを使用したトラックが最高に盛り上れる良質ミドルスクールなんです。
UNIQUE /AXE-MANIAC / 12" 疾走感溢れるFATなドラムループに勢いよくスクラッチが飛び交い、ところどころにこの時期の定番サンプリングネタ''JAMES BROWN''の声を散りばめてあるミドルスクールHIPHOP!ここまでストレートでありながら素直にかっこいいと断言できる物は今までにも数えられるほどの回数しか出会えていません。そして逆面に収録されている''PURE DYNAMITE''はAVERAGE WHITE BAND''I'M THE ONE''をそのままメインループに引っ張ってきたグルーヴ感バッチリのファンキーHIPHOP!両面とも文句無しにかっこいいなんて美味し過ぎます、もう大当たりです。勿論この盤自体も早々にその辺で転がっているものではありません。
SHIRLEY BASSEY/ COPACABANA (AT THE COPA) /12" BARRY MANILOWが歌った余りにも有名な名曲ですね。TV、ラジオから聴こえてくるときもあれば、クラブで耳にすることもよくあります。こちらはその有名曲のカヴァーにあたるわけですが、これがまた良いんです。とにかく、良いんです。曲のアレンジも歌い方も原曲に全くひけをとらないSHIRLEY BASSEYの存在感のある歌声にノックアウトされない人はいないでしょう。彼女は他にも''SPINNING WHEEL''等のカヴァーも有名ですが、このCOPACABANAも絶対外せない名カヴァーのひとつであることは間違いありませんね。知らなかった人は是非、聴いてみるべきですよ。
CRIMINAL ELEMENTS ORCHESTRA/PUT THE NEEDLE TO THE RECORD/12" あらゆるジャンルに幅広く対応できるDJ必殺の飛び道具をご紹介いたします。曲はライヴ感をかもしだす生音のような弾けるドラムブレイクから始まり、それを追うように聴こえてくるベースラインはなんとMAGIC DISCO MACHINE''SCRATCHIN''!そして、さらにそのうえからPRINCE''KISS''のギターサンプリング&声が繰り返し鳴り響くという物凄いDJウェポン。使い勝手も良く、ウケるジャンルの幅も限りなく広いであろうオススメレコード!早速DJのお供にお使いいただけます。例えば、HIPHOP-BREAKBEATS-DISCO間を行き来するようなDJプレイなどでは役立つことは間違いありませーん。
NEIL SEDAKA/SAMPLER 01/HUNGRY YEARS/LP シンガーソングライターの走りのような存在であるアーティストの彼が75年に''THE ROCKET RECORDS''(ELTON JOHN主宰)からリリースしたのが当アルバム''HUNGRY YEARS''その中で大目玉曲でもある''CROSSROADS''をご紹介!''NEIL SEDAKA''元々オールディーズやポップスの範疇で評価されていたアーティストだったわけですが、この曲に関しては話が別です。B-BOYのバイブルでもあるULTIMATE BREAK&BEATSにも収録されていた定番サンプリングソースMELVIN BLISS''SUBSTITUTION''を連想させる印象のピアノのリフを一度聴いたら頭から離れません!曲後半にさしかかるにつれて盛り上がりをみせる展開、こみ上げ系のメロディにも病みつきです!レアグルーヴファンも必見のオススメレコードです。
THE HAPPY CHIPMUNKS/SING MICHAEL JACKSON'S GREATEST HITS / LP もう、お分かりでしょう!というよりはタイトルそのままの内容です。愛らしいハムスター達が衣装に着替えて最近何かとお騒がせだったマイケル・ジャクソンのグレイテストヒッツの数々を歌い上げています。いや、歌い上げるというよりはカラオケ状態!?(しかも虫声で!!)というわけで収録されている曲紹介、まずはA面から?THRILLER?ROCKIN' ROBIN?SAY, SAY, SAY?ROCK WITH YOU?BEAT ITB面?DON'T STOP TILL YOU GET ENOUGH?WANNA BE STARTIN' SOMETHING?HUMAN NATURE?BILLIE JEANさてお気に入りの曲カヴァーは見つかりましたでしょうか?見つかったのであれば即、手に入れるべき珍盤だと個人的には思うのですが....私の場合は迷い無くA?ROCK WITH YOUで決まりです。
HOWDY DOODY AND ITS CREATOR BOB SMITH/SAY KIDS ! WHAT TIME IS IT ? IT'S HOWDY DOODY TIME/ LP UKで初めてのサンプリング作品でもあり、今でもメガミックス系HIPHOPトラック(カットアップ・コラージュ物)の中では人気トップクラスのCOLDCUT''SAY KIDS WHAT TIME IS IT?''HIPHOPファンでなくても多くの人が聞いたことのあるであろう曲冒頭でサンプリングされているアノ印象的な声の元はこの子供向けTV番組のお決まりのジングルであったわけなのですが、これはその実際のジングルが収録されている貴重なレコード音源であります。曲の冒頭から権利関係をクリアにできるわけのないサンプリングをしてしまっているいわゆる海賊版レコードが今も伝説の1枚として語り継がれる名作となってしまっている辺りがHIPHOP、とりわけサンプリングの醍醐味なんでしょうね。最後に、このジャケットもうまくコラージュがなされていませんか?いや、むしろ判断は皆さんのセンスにお任せといったところでしょうか。