昨年のテクノ/ハウスにおけるベスト・アルバムの一つは、JOSH WINKの「WHEN A BANANA WAS JUST A BANANA」だったのではと思っているのだけど、そのアルバムのリミックス企画からはRADIO SLAVEによる「STAY OUT ALL NIGHT」をピック。リズムとコード一つだけ、あとは声のサンプルを少々で、10分。ボリュームやシンセサイザーの各パラメーター、それから音の配置といった要素の微細な変化、そして磨きぬかれた音一つ一つの持つ力。それを爆音で鳴らして人々を踊らせる、と言うテクノ/ハウスの醍醐味を味あわせてくれるバージョン。
ちょい前ですが、これに収録されてるLOCO DICE「DIFINITION」。シャッフルした荒々しい質感のリズムに、野太いベース・ライン。そして「We eat, we feed,we make money...difinition」という一節が印象的なボイス・サンプル。男臭く、地味ながら、ずっと聴いていたくなるこの感じ。LOCO DICEは元々ヒップ・ホップやってたと聞いたのだけど、KENNY DOPEにも近いこの感じは、なかなか出せない味では。
JOHN MORALESによる未発表ミックス多数収録のコンピレーション。一推しは、CD版の方にしか収録されていないLOGG「LAY IT ON THE LINE」の、11分超え長尺バージョン。若干ひねった気の利いたコード進行/メロディーが、フロアに新鮮な空気を運んでくれるはず。LOGGと言えばLARRY LEVANがミックスした「I KNOW YOU WILL」だけど、こうして他の曲にも光が当たって、新しい形で現代に蘇るのは大歓迎。BBEさん、これからも期待してます。
95年からDJを開始。トラックメイカーとしてはk404とのTraks Boys(トラックス・ボーイズ)名義で、2007年7月に12inchシングル「Badwiser」、そしてファースト・アルバム「Technicolor」を発表。また川崎工場地帯の某工場屋上にて行われているインダストリアル・レイブ・パーティー「DK SOUND」では、Traks BoysとしてレジデントDJを勤める。2008年10月にトラックス・ボーイズの2ndアルバム「Bring The Noise」を発表。2010年4月に初となるオフィシャルDJミックス「Made In Japan "Future"Classics」をototoyより配信先行リリースする。