Overseas Report » vol.008

パリの中古屋事情など…

2004-02-23

KCMT(JET SET KYOTO)
パリです。最近ではエレクトロニカやアングラヒップホップなど、良質なレーベルや才能あるアーティストの裾野も広がり、だいぶイメージも変わってきたのではないでしょうか?もちろん隆盛を極めたフレンチハウスもまだまだガンガンリリースもあり、それ以外のインディ・ポップもこれまた懐が深くなってきて、ひとつの色では説明できなくなってきていて、実はどんどん面白くなりつつあります。

今回が初めてでしたので、パリと言えばこの人、ムッシュ梶野氏にいろいろ教えていただき、とりあえず昼間は中古レコード屋めぐりです。まずは梶野さんもrelax誌で紹介していた、サンジェルマン・デ・プレ界隈の2件。Silly Music と Boulinier。どちらも1階は古本が置いてあるのですが、目抜き通りに位置する為か、大賑わい。ただ、レコードの扱いに関してはだいぶ違いが在り、Silly Music の地下のお店は今風な雰囲気。HIPHOP や HOUSE の中古も多く、それ以外の JAZZ や POPS もだいぶネタ掘りを意識した値段付けとセレクト。ここは試聴用にターンテーブルが置いて在り、夜9時までオープン、日曜も営業とパリにあるまじきお店です。え?それって当たり前って?いえいえぜ~んぜん違います。僕は今回のパリでは20件くらいのレコ屋を回りましたが、日曜オープンは2軒だけでしたし、7時以降もやってる店も2軒だけでした。逆に、朝は10時から始まる店が多く、いやがうえにも健康的な生活を送らざるを得ません。

話には聞いていましたが、実際にこの生活サイクルを体験すると、なんとも豊かな気分にはなりました。何しろ、7時くらいにはどこの店も閉まるので、買い物はそこでおしまい。人々はゆっくりした食事を楽しんでるようです。っというかおしゃべり好き?朝から晩までどこのカフェもゆっくりと食事や飲み物と一緒にいつまでもおしゃべりを続ける人でいっぱいです。最初はあまりにもダラダラした接客や、意味のあまりないおしゃべりにあきれましたが、馴れてくれば、むしろリラックスできるというものです。

さて、レコ買いですが、パリでも一番の賑わいを見せるレ・アールにも何件か良い店があります。朝10時からやってるので、まずはカフェでクロワッサンとエスプレッソで腹ごしらえをしてから突入。Parallels と Gilda は姉妹店で、前者には 7" と JAZZ が後者には POPS 全般の LP が置いてあります。ただ、ここもレコード屋というよりも、どちらかというと CD も置いてる古本屋って感じ。レコードは奥や、地面などに不遇な感じで置かれてます。ここではフランスでは単なるポピュラー歌手な NICOLE CROISILLE や CLAUDE NOUGARO といったところが5ユーロ以下でごろごろあって、大量に買いました。背景を考えるとあたりまえで、日本で言えば高橋真利子とか谷村新司といったところなのでしょう。高いわけがありません。何だって、こんなものを喜んで買っていくんだろうと思われてしかるべきなんでしょう。あとは、フランチカナディアンの SSW などを1ユーロでごっそり買ったりして、大満足。このあたりの戦果は今月28日からの大放出でじっくりお楽しみ下さい。

仕事なのか遊んでるのかわかりませんが、一応夜も TTC 周辺のトラックメーカー TACTEEL(JET SET で猛烈プッシュ・スタート!)らとつるんで、そこそこ(?)楽しみました。任天堂のゲームとジャンプコミックをこよなく愛するナイスガイ。そのあたりのレポートはまた別の機会に。