Artist Comment

Obscure Edits / オブスキュア・エディット
Stop making sense ,unknown masterpiece / ストップメイキングセンス、アンノウンマスターピースをコンセプトに、既存のイメージやマテリアルを自由な発想に基づき、より洗練させた新たな形へとリエディットしていきます。近寄ったり、触れたり、よく見てみると、姿形は似ているのに、いつもと違うということを意識し創作活動をしています。

私たちは、私たちがしていることがいつも人々を感動させることを願っています。最後に私たちは数々の歴史に深くを学んでいます、先人達への敬意を持つことを大切に考えています。いつも応援してくださりありがとうございます。

Obscure Edits

リエディットというDIG（ディグ）もある。
この企画は私たちスタッフが海外買付で知り合ったレコードディーラーを通じ、リエディット作品に精通したレーベルObscure Editsを紹介されたことからスタートしました。以降SNSやクラウドを利用したレーベル間のコミュニケーションを重ねる過程で双方の製作熱が高まり、一枚のアルバムを完成するに至りました。

私たちはこれまで「ディグ」と呼ばれるアナログレコード収集行為をもとに、サンプリングミュージックの魅力をひも解くことに多くの時間とエネルギーを費やしてきました。

一方、Obscure Editsが得意とするリエディットとは、元の楽曲をイントロの尺からフックの回数、時にはそのピッチまでを自在に操り編集する技術です。「この曲が好きだ」という大前提はもとより、その楽曲を隅から隅まで熟知していること、加えて言うならばエディットを加えるポイントの見極めに不可欠なセンスが求められる手法であり、その全てをあまりに軽やかにやってのける彼らに私たちは舌を巻きました。

そして出来あがった作品を繰り返し聴くうちに、彼らがオリジナルをただ自分の都合に合わせて作り変えているのではなく、その差異を楽しむことでオリジナルの素晴らしさを再確認することこそが最大のテーマなのだと気付かされました。それは私たちの日常にある「ディグ」と非常に近しいものだと感じています。

リエディット初心者からその筋のアスリートまで、そしてCratesを掘り返すことばかりに気をとられていた私たちのような偏向リスナーにももれなくお届けしたいコンピレーションに仕上がったと自負しています。

ful-fill Recording