Makkotron (ひよこ） / 2012-04-05
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MYRIAN MAKENWA - LA EXTRAORDINARIA
カリブ～アフロにR&Bがミックスされた、'81年、コロンビアで生まれた傑作!
シカゴ変態アシッドと平行して、アフロ系を中心とした辺境モノの再発にも精力全開なRush Hour周辺からの極めつけ。何ですか、これは。コロンビアン＋カリビアン＋アフロ＋何の間違い、なサウンド。「キモ可愛い」という頭の弱い人が使う言葉風にいえば「ヘン格好良い」でしょうか？具体例を一つ挙げるなら、アフロ物によくあるチープなシンセギミックも、それとはベクトルが違うチープさで最高に格好良い。聴いたことがあるようで、聴いたことのないミラクルが随所に発散されていて健康にも良さそうです。ああ、こんな盤が普通に日本のレコ屋に並んでいるなんて。この再発盤で存在を知ったのですが、オリジナル盤でも、そこまで激レアではない模様。なので、頑張り屋さんならオリジナル盤を探してみてはいかがかしら。リリース時期とお国柄からすると、再発盤の方が高音質だと思いますけどね。とは言え、悪音の方が良い類いの音楽かもしれませんし、お金に余裕があるのならオリジナル盤もゲットでしょ！泡銭をジャンジャン使っちゃえ！せっかく破綻寸前の資本主義社会に生きているんだから。
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COOL NOTES - THE UNRELEASED DEMO'S
数多くのクラシックを残したあの80's UK Soulグループの未発表音源集!!
個人的にはネタ切れ感があったモダンソウル発掘レーベル、Boogie Timesが回春！同時に出たMagooやPreeなどのシングルも最高ですが、ここでは有名どころのCool Notesのリハ音源盤を。リハーサル・スタジオや、ソングライター宅のベッドルームでの録音のみながらリマスタリングが良いせいか、音質は気になりません。ただ気になるのは、安っぽいジャケット・デザイン。まるでブート盤。でも、それは望み過ぎかも知れませんね。無職のボンクラなのに、何かと生意気にイチャモンをつけてしまうのが私の悪い癖。安っぽいぐらいがちょうど良いのかも、という風に思い込みます。そうやって生きて行きます。
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FUNKSHONE - 2
全作大ヒットの人気ファンク・バンドFunkshone、超待望の2nd.アルバム!!
これこそ、ジャケットの安っぽさにシビレて選びました。ウソです。さすがに、そこまで手抜きは出来ません、いくらテキトーなチャートでも。全曲最高なホット・ファンク。春なのに気分が滅入っている時には、こんなファンキー・パンチな音楽で弾けたいですよね！最後をジャクソン5の名曲の素晴らしいカバーでしめるのもニクい。なーんて私が書くより、RYUHEI THE MAN氏のチャートを読んで頂いた方が説得力がある。なぜなら、私も氏のチャートを読んで買いましたから。
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REGIONAL GARLAND - MIXED SUGAR : THE COMPLETE WORKS 1970-1987
Now Againより、またしても超絶品モダン・ソウル発掘音源が登場!!
何回も書いていますが、こういう好内容の未発表音源が入った編集盤は嬉しいですよね。中西部ミシガン出身のプロデューサーの作品集ですが、ノーザンなソウル・チューンは入っておりません。試聴すれば１発で分かるようにノーザンではなく、スィートなダンサー・チューンを中心とした最高の内容。「そのどれもが$1000オーバー級の激レア盤～」という本サイトの言葉を信じるなら、オリジナル盤は、とてもとても買えないどころか、欲しいとさえも本能的に思わないでしょう。それが正規再発盤で、まとめて2000円で買えるんだから笑いがとまりません。とほほ、とほほ、とほほ。
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PITCHBEN - STAND UP
Runaway X Tiger & Woods Remix!!ひよこ氏DJチャート・イン!!
これはJet Setのスタッフ、M君に「A-1のRunaway Remixが良いですよー」とオススメされた１枚。オススメ通りのナイス・リミックスですが、私は"A-2"のオリジナルの方が好き。素敵なAORディスコ。特記するようなことがない、言い換えれば余り特徴のない単にイイ曲ではありますが、とにかくメチャ好きなんですよ！でも、若いM君が言う通り"Runaway Remix"の方が良いのかも知れない。多分、M君が正しい。つーか、好みの問題か。正しいうんぬんではなく、試聴してから各自の判断でしょう。どっちも嫌い、裏面もダメ、ならば買わなけりゃいい。その場合、時間の無駄になってしまうかもですが、人生には無駄なんてものはない、とポジティブに考えて乗り切って下さい。
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坂本慎太郎 - 幻とのつきあい方
デッドストック発見!爆裂傑作ファースト・アルバム★インスト付き2枚組アログ盤!!
CD盤は昨年の話題を独占し、このアナログ盤も電撃バップで売り切れた作品だけに、私がとやかく書くことはありません。とにかくアナログ盤でのリリース、私はマンモスうれPです！限定プレスだけに買い逃した方は残念無念でしょうが、再プレス・ヒルがありますように草葉の陰から祈っています。
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ROCKET JUICE & THE MOON - S.T.
まさにスーパー・グループ。凄すぎるメンバーによるアフロ・ビート・バンドが登場!!
これもM君のオススメで購入。彼のジャパネットたかた並のセールスぶりに、まずはリスペクト。本サイトのコメントで、ブラーのデーモンがHonest Jon'sを運営していることも知って正直ビックリ。それはさておき、現行アフロ物にはロクなもんがないという偏見がありましたが、これにはファット・ボーイズも「新鮮だ！」と言うしかない内容でしょう。おまけに前出のブラーのデーモンを始め、レッチリ、フェラのメンバーに豪華ゲストも加わったスーパーグループ！日本に呼ぶならJTプレゼンツで東京ドームでしょうね。チケットは１万円くらいになるだろうなぁ。なら行けないや…マイルームという箱庭でレコードにて楽しませて頂きます。って、来日予定なんかないのに何を書いているんでしょうかね。そんなことを書かせるくらいに良いレコード。４月５日現在、売切中のようですが、こちらは再入荷されると思います。気になる方は、直接JET SETさんに問い合わせを。それではみなさん、急性アルコール中毒に気をつけて春を謳歌して下さい。
Makkotron (ひよこ）
Profile
神戸のバー『Gospel』勤務、大阪の『Meets』誌にての編集を経て、渡米。ニューヨーク市立大学映画科を中退後、ブルックリンにて中古レコードショップ『Weekend Records』を設立。DJ Shadow等のフェイヴァリット・レコードショップとしても知られる(http://www.redbullmusicacademy.com/magazine/new-york-stories-hua-hsu）。DJとしての活動は、ウィリアムズバーグの『Galapagos』、イーストヴィレッジの『Black Star』、『イージー・バー』でのレギュラー ・パーティや、FMラジオ局『WFMU』での番組出演など。その後、諸事情により、やむなく帰国。某レコード店のバイヤー、音楽＆映画ライター、DJなどで活動していたが、現在は『Weekend Records Tokyo』を何を思ったのか始めてしまって地獄のような模索の日々(http://weekendrecordstokyo.tumblr.com/)。JET SET TOKYOから徒歩１分。是非！
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