Makkotron (ひよこ） / 2013-05-14
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DJ QUALITY - PACIFIC VYBZ
ドミニカ発祥バチャータやB-More、R&Bなどの要素もごった煮したディジタル・クンビア傑作!!
私の最後のインスタレーションである中古レコード店『Weekend Records』が無事にオープンしました！ 資金難もあり開店が遅れに遅れて、一時は「本人が死んで200年後にオープンするんじゃないの？」なんて揶揄されていましたが、それはそれで「中古レコード屋界のガウディ」って呼ばれているような気がして、悪くはなかったのですけど。住所は世田谷区北沢3-26-6（New York Joeというヤングに人気の古着屋の裏手になります。というか、ひよこの跡地）。電話番号は03-5738-7302になります。営業時間は午後２～９時。休みはたまの水曜日に。で、宣伝はさておき、チャートの方を。個人的に、デジタル・クンビアの殆どに面白さを感じなくて魅かれないのですが、今更ながらの本盤は凄く良かった。というか、ズバリA-2"Pa' Mi Crew"がズバ抜けて良い！
'00年前後の米国R&B風なヴォーカルに、ゆったりとしたクンビアのリズム。'00年前後頃にインドやアラビア音楽ネタの米国R&Bが一瞬流行りましたが、それとは全く違うサムシングがあって今後が楽しみです。と書きながらも「どーせ、一発屋やろなー」と思っている別人格の自分がいます。そのヒネクレぶりを嘆く別人格の自分も。自分がいっぱい。で、困っております。どなたか良い薬を知りませんか？
2
SAINT PETERSBURG DISCO SPIN CLUB - RSD 2013 LTD
【Record Store Day限定盤】快進撃を続ける名門"Glenview"が送るRSD限定商品!
めちゃ良いリエディット集ですね！としか書きようがない…。しかし、こういったレコードに限って長い間の愛聴盤になったりするんですよね！ または一回針を落として、あとは棚の奥でオヤスミナサイ。で、数年後に棚の奥からコンニチハ。その場合、「おーっ！ 自宅内発見盤！ やったー！」となったりもしますが、「やっぱり要らんかったわ…」となったりもします。レコードを買うのって本当に楽しいですよね、ギャンブル的な要素もあって。デジタルにはない密かな楽しみ。個人的な話ですが、Weekend Recordsを開店以来、新譜、旧譜、ジャンル問わずにレコードを買いまくっています。買付け（仕入れ）以外で、こんなにレコード買っている時期なんて今までなかったです。おかげで店の家賃が払えそうにありません。40歳をとっくに越えているというのに、後先を考えずに病的に買っています。どなたか良い薬を知りませんか？
3
POMRAD - THIS DAY EP
最高です。Onra + Dam-Funkなブリージン・メロウ・ベース新鋭がベルギーから登場!!
コレこそ誰が聴いても良いと思うし、私ごときが余計なことを書きようがない。とはいえ、「誰が聴いても良いと思う音楽」なんて、この世に存在するわけがない。ただ、私が書くのが面倒くさいだけ、ということだけが真実。何も書かないことも批評のうち。ですよね！ どーせ、チャートだし。どーせ、他の人も挙げるやろうし。
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K-DEF - ONE MAN BAND (BLACK VINYL)
David AxelrodやMiilkboneカヴァー曲を含む、秀逸インスト・アルバムがRedefinitionより登場!
かつてヒップホップでは「サンプリングネタを見つけること自体がクリエイティヴィティ」と言われてたが、全くそれをやっていない本盤にはクリエイティヴィティはないのか？ 全曲、他人が使ったネタをリミックスという程でもなくカヴァーという程でなく、という感じで使っている。ベテランである彼は、一体どこにアイデンティティを見いだしているのだろう？ でも、しっかりとしたオリジナリティがそこにはある。なーんて、横文字をテキトーに並べて書くと、何かを書いたような気分になりますよね。とくに語尾が「ティ」の横文字を使うと。私の言葉を使って、このレコードについて書くなら、「DJの時にどの曲かけても、コレって誰ですか？ って聞かれる率が高いから買って良かったなー！」の一言に尽きます。
5
TAMMI TERRELL / BRENDA HOLLOWAY - ALL I DO IS THINK ABOUT YOU
Stevie Wonder作のあの大名曲の未発表ヴァージョンをカップリング!!
ブートだからチャートに挙げるのは、と迷いましたが挙げない訳にはいきません。理由は2011年１月のチャートを読んで下さい。A面は私の傑作ミックスCD（本気）『Waiting Room』の最後を飾った曲であります。B面は初アナログ化のはず。ブートが出てしまうのは、こんな名曲を35年以上も眠らせてアナログ化しなかった権利者の方にも問題ありありなんだよ！ なので個人的には許してあげたい。私ごときが許したところでも、ブートはブートなんですけどね…。最近、何事についても善悪の判断がつかなくて困っています。先日、車で轢き逃げされた時に頭を打ったからかな？ そっち方面にも効く薬があればどなたか教えてもらえませんか？
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V.A. - NICKODEMUS PRESENTS POETS DUB VOL. 2
Nickodemus監修によるワールドワイド・ブレイクビーツ～ダブ・グルーヴ・コンピ!!
これはA-3の"Egotrip Feat.Nidia Ortiz / Viva La Musica (Dubben Disco Dub)"が最高。褒め過ぎで書けば、アーサー・ラッセルっぽい曲に、イイ感じの女性ヴォーカルがのっかったディスコ・ダブ。ヴォーカルはポルトガル語でしょうか？ 大学を２回も中退（出席不足ではなく成績的に進級が出来なくて…）した私の頭では判断出来ませんが。とにかく良い。というわけで、私の店、『Weekend Records』は、JETSET下北沢店から早歩きで１分の立地。新譜は、ほぼ置いていませんが、チャートで挙げているレコードの10倍近くの新譜を買いまくっているので、オススメだけは各ジャンルで出来ます。ここでは挙げきれないのモノもいっぱいですよ。「JETSET下北沢店で聞いて来ました」とか「JETSETのチャートを読んで来ました」と言って頂けたら、作り笑いで接客を致しますので、下北沢に来た際は是非！ よろしくお願いいたします。
Makkotron (ひよこ）
Profile
神戸のバー『Gospel』勤務、大阪の『Meets』誌にての編集を経て、渡米。ニューヨーク市立大学映画科を中退後、ブルックリンにて中古レコードショップ『Weekend Records』を設立。DJ Shadow等のフェイヴァリット・レコードショップとしても知られる(http://www.redbullmusicacademy.com/magazine/new-york-stories-hua-hsu）。DJとしての活動は、ウィリアムズバーグの『Galapagos』、イーストヴィレッジの『Black Star』、『イージー・バー』でのレギュラー ・パーティや、FMラジオ局『WFMU』での番組出演など。その後、諸事情により、やむなく帰国。某レコード店のバイヤー、音楽＆映画ライター、DJなどで活動していたが、現在は『Weekend Records Tokyo』を何を思ったのか始めてしまって地獄のような模索の日々(http://weekendrecordstokyo.tumblr.com/)。JET SET TOKYOから徒歩１分。是非！
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