伏見稔 : Japanese Pop - [2018-12-20]

[Profile]

「昔の名前」で出てくる場合はHoodoo Fushimiです。音楽遍歴は、その後琵琶の老師(当時90代)に付き学んだ後、トルコでウードを習い、現在は琵琶ウードなる新楽器を(普通のウードも)作ったり弾いたりしています。その場合の名前はbiwaudです。写真で着ているTシャツは、'92年作CD『くさや』の初アナログ盤リイシューがNYのレーベルから出る記念です(笑)。

 

 

 

 

1. XXXtentacion / ? (Bad Vibes Forever) LP
実は昨年のこの選定でイチオシだった彼の『17』だったが、盤ではなくデジタル配信のみだったので、忸怩たる思いで外したのだったが…。まさか今年あのような悲劇となるとは、改めて気の毒また残念で仕方がない。イチオシの根拠は、もうとにかく現在のヒップホップ/ラップ界において革新的なスタイルと高い精神性や音楽性がダントツ、これに尽きる。具体的に書き出すとあっという間に数千字になってしまうので、ここではこれに止めるが、このアルバムを聴けば聴くほど痛感する。

?

XXXTENTACION - ?

惜しくも今年6月に逝去してしまった奇才ラッパーのラスト・アルバムがLPリリース!

LP |  ¥3,400 |  BAD VIBES FOREVER (USA) |  2018-08-17 [再]  | 

 

 

 

 

 

 

 

2. XXXtentacion / SKINS (Bad Vibes Forever) LP
逝去後にリリースされるという報を知って待ちに待っていた今作。ギリギリでこのアルバム選に入れることができて嬉しい。コンパクトな収録時間だが、内容は濃い。これまでにもサウンド面で多様な試みをしてきて、カリブ海系音楽のエッセンスも感じさせることもあったが、この作品ではさらにそこも飛び越えて汎アジア的なニュアンスが浮かび上がってくるようにさえ思えた。

SKINS

XXXTENTACION - SKINS

死の直前に制作されていた3rd.アルバムのUS正規盤LPがこちら。

LP |  ¥3,350 |  BAD VIBES FOREVER / EMPIRE (USA) |  2019-05-27 [再]  | 

 

 

 

 

 

 

 

3. Jimi Hendrix / Electric Ladyland (50th Anniversary Deluxe Edition) (Legacy) 6LP+BLU-RAY DISC
この手の「デラックス版リイシュー」にはいつもけっこう冷めた目で見ているほうなのだが、ことジミヘンに限っては例外(笑)。中学時代からの一番の「音楽の神様」なので、新リリースがあるとだいたいチェックして入手ということになる。試聴手段の無かった昔は、未発表音源盤のジャケ買いで中身には「え? どこにジミがいるの?」という顛末も数知れず。その点、このリリースは文句なし。ライヴ音源もスタジオ録音も、新鮮な感激を与えてくれた。

ELECTRIC LADYLAND (50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)

JIMI HENDRIX EXPERIENCE - ELECTRIC LADYLAND (50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)

'68年10月リリースの傑作が50周年記念デラックス・エディションで登場!!

6LP+BLU-RAY DISC |  ¥13,950 |  LEGACY (USA) |  2018-11-09  | 

 

 

 

 

 

 

 

4. Post Malone / Beerbongs & Bentleys (Republic) 2LP
ここ数年、ヒップホップ/ラップがロックやオルタナティヴ系と混合の度合いを強めたものが増えてきたが、言い換えると、語弊はあるが「黒人音楽と白人音楽の再接近」とも。ブルース~ロック黎明期は両文化のミックスから生まれたものがその後、よりブラック・ミュージック性を強めたファンク~ヒップホップと、ポップ性の強いポップ・ロックという二分化が進んだわけだが、ここにきてヒップホップがその混合傾向のトップに立っているように見えるのはとても興味深い。マローンの音楽は、その最良の一つと言える。

BEERBONGS & BENTLEYS

POST MALONE - BEERBONGS & BENTLEYS

自身初の全米首位を飾った2018年上半期の大ヒット・アルバムが2LPで登場!

2LP |  ¥4,800 |  REPUBLIC (USA) |  2018-10-29  | 

 

 

 

 

 

 

 

5. Migos / Culture Ⅱ (Quality Control Music) 3LP
今や大量生産型の「カタチだけのなんちゃってトラップ・ミュージック」が(日本国内でも)溢れる現在でも、Migosがそれらと明白に異なりまた差を見せつけるのは、綿々と続いてきたブラック・ミュージックの深~い伝統をビリビリと感じる音の重みとグルーヴ。もう全然違う。このアルバムでもいつものそのパワーがみなぎっている。

CULTURE II

MIGOS - CULTURE II

全米チャート初登場1位を記録した3rd.アルバムが遂に3LP(!!)にてリリース。

3LP |  ¥3,850 |  QUALITY CONTROL MUSIC (USA) |  2018-07-17  | 

 

 

 

 

 

 

 

6. Le Trio Joubran / The Long March (Cooking Vinyl) LP
ウードの専門家として以前からチェックしていた彼らだが、ここへ来て世界的に幅広い層に受け入れられそうなウード音楽を作り出したと思える。中東諸国以外ではまだまだマイナーな楽器であり、そして大変素晴らしい楽器なので、多くのリスナーにとってこれが入り口になってくれれば良いなと。「ウードってどんな音? それを用いた現代的な音楽を聴きたいな」という方にはイチオシ。

THE LONG MARCH

LE TRIO JOUBRAN - THE LONG MARCH

四世代に渡るウード職人&奏者の家系の3兄弟ユニット。'18年新作がアナログ・リリース!!

LP |  ¥3,600 |  COOKING VINYL (UK) | 

 

 

 

 

 

 

 

7. Nine Inch Nails / Bad Witch (Capitol) LP
あれほどキャリアの長くまたすっかり地位を確立した彼らなのに、いまだにこの瑞々しいエネルギーと前進して行く意志。音楽的満足感のみならず、励ましをもらったような気分。

BAD WITCH

NINE INCH NAILS - BAD WITCH

通算9枚目のフル・アルバム!!

LP |  ¥3,500 |  CAPITOL (USA) | 

 

 

 

 

 

 

 

8. Mac Miller / Swimming (Warner Bros) 2LP
Tentacion同様にまさかの死が大きな衝撃だったが、遺した音楽の輝きは増すばかり。彼はMaloneとはまた違った形での「混合タイプのヒップホップ/ラップ」が魅力的な人だった。別段いわゆる人種的な枠づけをしているわけではなく(人種という概念も最近では科学的には否定されている)、白人であっても非常にブラック性の高い音楽の人もいるし、歴史的便宜的に言っているわけだが、やはり中世ヨーロッパ音楽以来からの「繊細さにかなり重きを置いた」音楽性は「白人音楽性」と言って良いかと思う。構成やサウンドがシンプルなだけにいっそう、そんなことを強く感じさせられた良作。

SWIMMING

MAC MILLER - SWIMMING

生前最後の録音作品となった5th.アルバムが2LPヴァイナルで登場。

2LP |  ¥3,850 |  WARNER BROS (USA) |  2018-11-15  | 

 

 

 

 

 

 

 

9. Rosalia / El Mal Querer (Columbia) LP
実にみずみずしくエキサイティングな、フラメンコの現代ポップ形。曲の構成やサウンド、またシンガーとして技巧の素晴らしさに加え、声の良さ。こういった試みにありがちな、ポップにすることによって伝統性を損なったりチープなものにしてしまうような部分がまったくない。フラメンコ音楽を食わず嫌いの人にも強くおすすめできる傑作。

EL MAL QUERER

ROSALIA - EL MAL QUERER

2018年リリースのエレクトロニック・ストリート・フラメンコ・ポップ激傑作が遂に入荷!!

LP |  ¥3,300 |  SONY (SPA) |  2019-04-24  | 

 

 

 

 

 

 

 

10. $uicideboy$ / I Want To Die In New Orleans (G*59) LP
ヒップホップが出現してからすでに40年ほど。その間、様々な変化・進化・深化・停滞・拡大などあったが、現在アメリカではセールス上のジャンルとしてトップになった。それは、商業主義的・米国流資本主義的な面ももちろんあることは否定しないが、音楽的に常に新たな刺激を与えてくれるジャンルであることは間違いない。よく言われるように、かつてロックが最も刺激的だった頃を思わせる幅広い創造性を感じさせる。この人たちもまさにそんな「最も現代的ロック」を鳴らしているわけで、この新作も大満足だった。カリプソや戦前ジャズなどさえも感じさせる(本人たちは意識してやっているかどうかは不明だが、多くの音楽を聴いて潜在的に要素になった可能性も)、不思議にジャンルレスなラップ、トラックの高い音楽性、これが渾然一体となって攻めてくるのだからたまらない。

I WANT TO DIE IN NEW ORLEANS

$UICIDEBOY$ - I WANT TO DIE IN NEW ORLEANS

ニューオーリンズ発のホラーコア・ユニットによる大注目2ndアルバム!

LP |  ¥2,950 |  G*59 (USA) |  2018-11-15  | 

 

 

 

 

 

 

 

 


[イベント情報]
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[関連サイト]
https://minoruhoodoofushimi.bandcamp.com/


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