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Blood Orange特集 - [2019-10-06]

今年7月に発表された最新ミックステープ『Angel's Pulse』が大きな話題を集めたBlood OrangeことDev Hynes。

2,000年代中盤、ロンドンのダンス・パンク・バンドTest Iciclesの一員としてキャリアをスタートさせ、2006年のバンド解散後はLightspeed Champion名義でネオ・フォーク・サウンドのアルバムを2枚リリース。ニュー・ヨークに移住した2011年以降は、シンセ・ポップ・プロジェクトBlood Orangeを始動させ、これまでにアルバム4作を発表。10年代のインディR&B/アーバン・ポップ・スタイルを決定付けた2013年の『Cupid Deluxe』を筆頭に、いずれも高い評価を受けてきました。また、出世作であるSolangeの『True』、Sky Ferreiraのヒット曲“Everything Is Embarrassing"をはじめ、FKA TwigsやHaim、さらにはMariah Careyまで、多彩なアーティストへの曲提供、プロデュースでも活躍を続けています。

ポスト・パンク、ハードコアからネオ・フォーク、アコースティック・ポップ、そしてインディR&B、シンセ・ファンク、、、次々とスタイルを変えながら常に独創的で時代の先を行く作品を作り続けるそのセンスと才能は、まさに唯一無二。来る2020年以降、彼がどんなサウンドを届けてくれるのか、今から楽しみでなりません。

今回は、10月4日に待望のフィジカル・リリースとなった『Angel's Pulse』を中心に、Blood Orangeとしての過去作や他名義での作品、プロデュースやソングライティングで参加した関連作まで、まとめてご紹介します。

Text by Makoto Ono (JET SET Kyoto)

【Blood Orange】