特集 | Tough Love Records特集 - | Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップジェットセット

House

Techno

Bass / Beats

Indie Dance

Rock / Indie

Alternative

Leftfield

Rock 60's~90's

Hip Hop / R&B

Japanese Hip Hop

Nu-Jazz

Jazz / World

Soul

Reggae

Japanese Pop

Book

Accessories

Tough Love Records特集 - [2022-02-21]

2005年に英国のコヴェントリーでStephen Pietrzykowskiと友人Ryan Taylorの2人が立ち上げたインディ・レーベル、Tough Love。その後ロンドン、シェフィールドと拠点を移しながら、現在まで活動を続けてきました。

レーベル発足当初は当時隆盛を極めた00年代UKインディ・レーベルのひとつとして、Girls Names、William、Healthなどポスト・パンクやノイズ・ポップの英米の若きアーティストたちを手がけ、同時にSeams、Becoming Realといったエレクトロニカ/IDMの隠れた才能も発掘。10年代には、Weird Dreams、Fair Ohsといったロウファイ・ガレージ、ウィアード・ポップ・バンドの作品や、デンマークの若きネオ・サイケ・バンドCommunionsやRat Columnsとして知られるオーストラリアのD.I.Y.ポップの才人David Westのソロ作などをリリースし話題を集めました。

2019年には、ロンドンの10年代インディ・サイケ・ロックを代表するToyとサインしアルバム『Happy In The Hollow』をリリース。さらに、メルボルンのジャングリー・インディ・ポップ・バンドStroppiesや前出のRat Columnsとも契約し、国やジャンルに捕らわれない多彩な作品を送り出しています。翌2020年には、N.Y.のドリーム・ポップ・バンドPeel Dream Magazine、UKシューゲイズ・サイケ・バンドWhite Flowersという2つの大きな話題作をリリース。そして、レーベルにとって新機軸とも言えるUSサッドコア新世代バンド、CindyとApril Magazineを獲得。特にCindyのセカンド・アルバム『Free Advice』は今後の英国インディ・シーンに大きな影響を与えるであろう名作で、これらのリリースによってレーベルはさらに新しい支持を獲得したと言えるでしょう

15年に及ぶTough Loveの歴史を振り返った時、時代の動きに寄り添いつつも決して流されることなく、独自の審美眼に貫かれたリリースが継続されてきたことがわかります。これが同時期に誕生し消えていった他のインディ・レーベルとの大きな違いだったのではないでしょうか。時代の流れに呼応しながら決して流されることなく独自の審美眼に貫かれたリリースを続けてきたTough Love。その初期作から最近の人気作まで、ストックのあるアイテムを中心にまとめてご紹介します。

Text by Makoto Ono (JET SET Kyoto)