Rhyhtm Section Internationalレーベル設立5周年 - [2020-05-31]

モダン・ジャズ・テイストを取り入れたハイセンスなリリースで南ロンドンから世界へ福音を広めてきたBradley Zero主宰の人気レーベルRhyhtm Section International。 レーベルの原点ともいえるパーティーやラジオ・ショーを通じ、さらなる新たな才能のフックアップとコミュニティーを確立し続けてきた当レーベル。設立から僅か1年後には、Gilles Petersonが主催するWo もっと読む...

グラスゴーの温故知新レーベルInvisible,Inc. - [2020-05-25]

「より多くの人から注目されるべき音楽」をテーマに2015年に立ち上がったグラスゴーのアンダーグランド・レーベル、Invisible Inc.  プライヴェート音源として発表されていたCDやカセット作品やデジタル・オンリーの音源の中から、そのポリシーに則った音源を発掘し、これまでにもLaraajiやTonto's Expanding Head Band、そしてK. Leimerらレジェンダリー・アー もっと読む...

追悼、Betty Wright - [2020-05-21]

60年以上のキャリアを誇り、マイアミ・ソウルの女王としても謳われた、女性ソウル・シンガーBetty Wrightが、先日5月10日に癌のため亡くなったとの訃報が届きました。享年66歳でした。 サザン・ソウルの影響を受けながらも、カリブのカリプソやレゲエ〜スカのリズムなどを取り入れマイアミ特有の空気感を持った楽曲に、彼女の持ち味でもある力強いヴォーカルを絡めた数々の楽曲で、多くのソウル・ファンを魅了 もっと読む...

Saddle Creek Records特集 - [2020-05-18]

先日久々の新作リリースがアナウンスされたBright Eyesを率いるConor Oberstの実兄、Justin Oberstによって、1993年にネブラスカ州オマハで設立。その後、主宰者が変わりながらも現在まで運営が続けられている老舗レーベル、Saddle Creek。 90年代後半から00年代にかけて、Brigh EyesやCursive、Faintといった「オマハ・シーン」と評されるバンド もっと読む...

Ivan Ave〜Mutual Intentions特集 - [2020-05-12]

2014年に独ベルリンのレーベルJakartaとディール、Mndsgn(Stones Throw)プロデュースによる5曲入りEP『Low Jams』でデビューした、ノルウェーの首都オスロ在住のラッパー/SSW/ドラマーがIvan Ave。 前述の『Low Jams』はOkayplayer.comにて、Nasの歴史的名盤『Illmatic』を引き合いに出されるほどの絶賛を受けていましたが、続くデビュ もっと読む...

追悼、Little Richard - [2020-05-12]

ロックン・ロールのパイオニアとして絶大な影響力を持ったシンガー・ソングライター兼ピアニスト、Richard Wayne PennimanことLittle Richardが5月9日に癌のため亡くなったとの訃報が届きました。死因は骨肉腫性の癌とのことでした。享年87歳でした。 派手なステージ・パフォーマンスや独特な衣装、かすれた声を駆使したシャウト、強烈なビート感を持った数々のヒット曲で知られ、根深い もっと読む...

フレンチハウス注目のプロデューサーChevals - [2020-05-03]

2017年に"Better Listen"からデビュー。"Homage"、"Whiskey Disco"、"Tropical Disco"、"Editorial"、"Masterworks Music"や、主宰の"Mister T."、フレンチ・ローカル"Petrole"、"Pont Nneuf"などのV.A.作品へも参加で知られる気鋭のフレンチ・プロデューサーValentin Orritによるプ もっと読む...

ジャングル・リバイバル特集 - [2020-04-27]

1990年代初頭にイギリスのアフリカ系黒人コミュニティからレイヴシーンの一部として発展していったのち、ブレイクビーツのハードコアシーンから登場したジャングルは、急速なブレイクビーツ(多くの場合140〜180BPM)とダブレゲエ・ベースライン、シンコペーションされたパーカッシブ・ループにサンプリング、および合成エフェクトを特徴としています。 多くのジャングル・トラックはファンクやジャズからのドラム・ もっと読む...

Yumi Zouma『Truth Or Consequences』特集 - [2020-04-19]

3/13に待望の新作アルバム『Truth Or Consequences』をリリースしたばかりのYumi Zouma。 インディ・ファンなら一度は目にしたことがあるであろう印象的なアートワークの10インチEPで2014年にCascineよりデビュー。シューゲイズ〜ドリーム・ポップをベースに80年代シンセ・ポップや日本のシティ・ポップを取り入れた、甘く爽やかでいて細部へのこだわりを感じさせる音作りで もっと読む...

Vinnie Paz特集 - [2020-04-13]

イタリアのシチリア島に生まれ、幼少のうちに家族ごと渡米、それ以降は移住先であるフィラデルフィアにて活動してきたハードコア・リリシストが、Vinnie PazことVincenzo Luvineri。 後にJedi Mind Tricksを結成することになる盟友、Stoupe(the Enemy of Mankind)の自宅スタジオで92年頃にラップを始めた彼は、前述のJedi Mind Tricks もっと読む...

メルボルン・サウンドの絶対君主Tornado Wallace - [2020-04-06]

今でこそオーストラリアのクラブ・ミュージック・シーンが確立されていますが、そんなシーンの草創期よりDelusions Of Grandeur、ESP Institute、Music From Memory傘下のSecond Circle、Running Back、Beats In Space、Animals Dancing等でリリースを重ね、オルタナティヴなトライバル〜ニューディスコ・サウンドでハ もっと読む...

ブリストル発ミュージック・コレクティブ"Young Echo" - [2020-03-28]

2013年に結成し、広い領域に渡って活動するミュージシャン、ユニット、プロジェクトの11名義で構成されたUKブリストルのミュージック・コレクティブ"Young Echo"。2018年再集結しリリースされたアルバム以降も、それぞれで個性を放ち続けています。近年のリリース群もジャンルにとらわれず、歳月と共にその垣根を越え続け、初めて耳にする者を簡単に頷かせるつもりのない挑戦的なものが多く見受けられます もっと読む...

Thundercat『It Is What It Is』特集 - [2020-03-24]

2017年2月にリリースされ大きな話題を呼んだ『Drunk』から3年。現行の西海岸ジャズ/クロスオーヴァーを代表するベーシスト/プロデューサー、Stephen Lee Bruner = Thundercatが、4枚目のフル・アルバム『It Is What It Is』を4月3日にリリースします。 優れたアーティストとして世界的な飛躍を遂げた『Drunk』以降も、Flying Lotus『Flama もっと読む...

Vinyl Digital特集 - [2020-03-15]

ドイツ発のヒップホップ系オンライン・ショップとして、Tobias Wolf-Muhlburgerが2011年に設立、それ以降はプロダクツのリリースに重心を移し、Joey Bada$$やNecro、Masta Ace、Clear Soul ForcesといったUSアーティストのLPの独占リリースを手始めに、I'n'I『Center of Attention』あたりの90年代の人気タイトルの再発や、ポ もっと読む...

東京発、注目のパーティー兼レーベル"Eureka!" - [2020-03-07]

「Quality house music never betray!!」をテーマに、2012年にMidori Aoyamaが始動させたハウスミュージック・パーティ"Eureka!"。海外からも気鋭のアーティストをコンスタンスに招聘し、日本のハウス・シーンに確実にインパクトを与え続けています。 2016年からはレーベルとしても始動。1stリリースCrackazat『Coffee Time』はスマッシ もっと読む...

ファスト・テクノシーンを牽引するSchackeとRune Bagge - [2020-03-01]

Youtubeで30万再生以上を記録し、R.Aを始めとする各有力音楽誌の2019年度ベスト・トラックに選出されたSchackeによる「Kisloty Forever EP」。この曲で火が付いたコペンハーゲン発のトランシーな高速テクノ・サウンドは、トランスやハードコア、テクノのハイブリッドした進化系スタイル"ファスト・テクノ”として注目されていますが、そのSchackeとのタッグFail もっと読む...

Young Gun Silver Fox特集 - [2020-02-24]

2009年のデビュー以降、これまでに5枚のアルバムをリリースし、日本でも高い人気を誇るUKブルー・アイド・ソウル・バンド、Mamas Gunのリーダーでヴォーカリスト、コンポーザーのAndy Platts。米国出身で現在はロンドンを拠点に活動、Talkin' LoudやUbiquityなど様々なレーベルから複数の名義で作品を発表し続けているマルチ奏者/プロデューサーのShawn Lee。この2人が もっと読む...

Jim Sharp〜Dusty Donutsレーベル特集 - [2020-02-17]

先日こちらで特集したJorun Bombayあたりと同様に、90'sヒップホップ・クラシックスをサンプリングの元ネタからリコンストラクトする職人として、ここ日本でも高い評価を得つつあるDJ/プロデューサーがJim Sharp。カナダでも特にヒップホップ・カルチャーが成熟しているトロント出身、渡英した2003年以降はロンドンで制作活動を続ける彼ですが、今回はそんな彼の近作と、それらをリリースしている もっと読む...

祝!設立10周年!"Cocktail d'Amore"レーベル特集 - [2020-02-10]

イタリア出身のDJ/プロデューサーデュオ、Discodromoが主宰するパーティー/レーベル〈Cocktail D’Amore〉が昨年9月にレーベル設立10周年を迎えました。 Discodromoを中心とした友人同士の集まりからスタートし、小さなクラブを転々としながら、ウェアハウス、スーパーマーケット、サーカスのテントに至るまでベルリン周辺の約15ヶ所をゲリラ的に巡りながらパーティーを もっと読む...

Underground Resistanceクラシックス - [2020-02-03]

Jeff MillsやRobert HoodそしてMike Banksが始動した90年当時から、テクノのフォーマットにて様々な試みを行い、現在もMike Banksが総帥として若手の育成にも力を入れる集合体として活動を続ける”UR"。 メッセージ性や衝動性が強くエッジの効いたサウンドだった初期スタイルから、ブラック・ミュージックやファンク、ロック、ゴスペル/チャーチ・ミュージック、そし もっと読む...