FXCK RXP特集 - [2021-05-09]

「1 Man Gang Operation」を自称する、ドルトムントのハードコア・ラップ専科レーベルFXCK RXP。 ローカル・レーベルながらインターネット・レーベルとしての性格が強く、地元のラップ・アクトをフックアップするというより、主にBandCamp上にあるデジタル・リリース作品の中からFXCK RXPのレーベル・カラーに沿うタイトルを厳選し、そこからラッパー本人やデジタル・リリースを手掛 もっと読む...

カナディアン・シーン注目の女性プロデューサー・ユニットが始動 - [2021-05-01]

独自の世界観で近年勢いを増すカナディアン・シーンの中でも特に際立つ活躍を見せる、今最高にクールな女性プロデューサー、RegularfantasyとD. Tiffanyによるニュープロジェクト Plush Managements Inc.が始動しました。 Evelyn MasonとのBobo Eyes、Robert PiersonとのCiao等、同郷のアーティストとのコラボレーション・プロジェクトを もっと読む...

Susumu Yokota/246特集 - [2021-04-25]

2015年の急逝後もロンドンでは2019年にメモリアル・イベントが開催されるなど今なお世界中のリスナーから愛されているアンビエント/テクノ・アーティスト、ススム・ヨコタ氏。 93年、世界的な影響力を持つジャーマン・テクノレーベルHarthouseよりアルバム・デヴューを果たして以来、様々な名義で作品を生み出していった氏が、当時正体を明かすことなく1995年に約1年間のみ稼働していたハウス・プロジェ もっと読む...

Jagjaguwar 25周年特集 - [2021-04-19]

1996年、米国ブルーミントンでDarius Van Armanによって設立されたJagjaguwar。現在のUSインディ・ロックを代表する存在となったBon Iverを筆頭に、Unknown Mortal Orchestra、Foxygenといった個性的なバンドからAngel OlsenやSharon Van Ettenなどのシンガー・ソングライター、そして近年ではJamila Woods、Mo もっと読む...

UK〜ユーロ圏のビートメイカーズ・コレクティヴ特集 - [2021-04-16]

UK〜ユーロ圏を中心に、ここ数年でローファイ・ベッドルーム・ビーツ系やメロウ・ブーンバップ系ビートメイカーのリリースが急増しています。 ビート制作からミックス・ダウン、マスタリング、そして作品のローンチに至るまで、全てのプロセスを自分自身で完結させる方法が一般化した、というのがその背景にありますが、ここ最近そうしたビートメイカー達が、企画やコンセプト毎に集合離散を繰り返したり、いわゆるビートテープ もっと読む...

"Is it Balearic"主宰デュオCoyote特集 - [2021-04-04]

90年代から数々のパーティーのレジデントを務めていたRichard HampsonとTimm Sureがノッティンガムのクラブ「Venus」で出会い、'04年にCoyoteを結成してプロデュース活動を開始。"Is It Balearic"レーベルを主宰しつつ、'10年にエディット専科"Magic Wand"、'14年に"Uber"というサブレーベルを立ち上げ、Reverso 68、Felix Di もっと読む...

UKアンビエント・テクノ・レーベル"Likemind"特集 - [2021-03-27]

90年代半ばに頭角を現していたUKテクノ・アーティスト、Nuron、Stasis、As One、B12、Plaidらによるリリースが行われたレーベル"Likemind"のリイシューが発表されました。現在のブレイクビーツやエレクトロをミニマルテクノに落とし込めたサウンドに抜群に相性が良い、まさに今聴くべき作品群といえるでしょう。 全体をミニマルな展開で包み上げ、エレクトロニカとデトロイト・テクノを超 もっと読む...

Benny Sings『Music』特集 - [2021-03-21]

1977年生まれのオランダのシンガー・ソングライター、Tim van Berkestijnによるソロ名義、Benny Sings。90年代のグランジ・バンドやヒップホップ・ユニットでの活動を経て、2003年にソロ・アルバム『Champagne People』をJazzanovaが主宰するドイツのレーベルSonar Kollektivよりリリース。Steely Dan、Gilbert O&rsquo もっと読む...

Def Jam Forward特集 - [2021-03-14]

黎明期から今に至るまで常にシーンを牽引し続ける、説明不要の名門ヒップホップ・レーベルDef Jam。 そのDef Jamが、昨年アメリカ全土で巻き起こった「Black Lives Matter」ムーヴメントに呼応する形で、スピード感をもって立ち上げたのが、『Def Jam Forward』と呼ばれるタスク・フォースです。レーベルのステートメントを確認してみると、「アフリカン・アメリカンの暮らしと人 もっと読む...

注目度急速アップの女性プロデューサーLogic1000 - [2021-03-07]

『Please Forgive Me』で鮮烈なデビューを果たした、シドニー出身、そこからメルボルンとロンドンを経由して、現在はベルリンを拠点とするSamantha PoulterによるプロジェクトLogic1000。DJとしてはキャリア10年。LapsleyやChristine and the Queensのリミックスを手がけつつ、楽曲を制作し始めて僅か2年でFour Tetに見出され急速な勢いで もっと読む...

実験性溢れるリヨンのエレクトリック・ミュージック・シーン - [2021-02-28]

パリに次ぐフランス第2の都市であり、豊かな環境の故に自然愛好家や美食家たちからも好まれる街、リヨン。近年、この地から発信されるリリースは、トランスをスクリューしたようなサイケデリック・テクノであったり、呪術的なボディ・ミュージックやダブ〜ダブステップをハイブリッドしたエクスペリメンタルなダブなどが目に付きます。 ハウス・ミュージックにおいてもイタロやディスコを取り入れつつも型にはまらない、ドイツや もっと読む...

Night TempoとNeoncityレーベル - [2021-02-21]

YouTubeで700万再生超えを記録した竹内まりや「プラスティック・ラブ」のリエディット音源を発端に、ヴェイパーウェイヴ/フューチャーファンク以降のインターネット・シーンにさらなる和モノ〜シティ・ポップ・ブームを巻き起こした韓国のDJ/プロデューサー、Night Tempo。日本の80年代ポップスのカセットテープ・コレクターとしても知られる彼が手がける公式リエディット・シリーズ『Night Te もっと読む...

UKの良質ヒップホップ・レーベルVillage Live特集 - [2021-02-16]

UKの地方都市の中でも特にヒップホップ文化が浸透している港町、ブライトンのレコード・ショップRarekind Recordsで働くかたわら、友人のEvil EDらとDJ活動に勤しんでいたJoey Deezと、様々なラッパーやシンガー、プロデューサーとのプロジェクトに携わりつつ、自身の楽曲制作にも余念がない、UK東部の大学の街ケンブリッジのミュージシャン/ビートメイカーRemulakによって、201 もっと読む...

追悼Chick Corea - [2021-02-12]

ジャズ界の巨匠としても知られる米国の鍵盤奏者、Chick Coreaが先日の2月9日にがんで亡くなったとの訃報が届きました。稀な種類のがんを患っていたことが最近になって判明したとのことでした。享年79歳。これまでに67回のグラミー賞にノミネートされ、同アワード史上8番目に最多となる23回受賞し、昨年にはニュー・アルバム『Plays』をリリースしたばかりでした。 '60年代序盤からプロとして本格的な もっと読む...

チューリッヒ発バレアリック・レーベル"Phantom Island" - [2021-02-06]

2014年に立ち上げられ、Kejeblos、Ron Shiller、Tobi Schweizer、Lexxによって運営されてきたチューリッヒのバレアリック・レーベル"Phantom Island"。 独自のコネクションにより名を連ねるアーティストは、スイス国外ではあまり認知されていないが確かな実力を備えたダークホースと言えるもので、3rdプレスまでされたレジェンド級のヒット作『Invisible もっと読む...

ミュンヘンの前衛ジャズ・クインテッドFazerとSquamaレーベル - [2021-02-01]

ミュンヘンを拠点に活動する前衛ジャズ・クインテッド、Fazer。リーダーでベースプレイヤーのMartin Brugger、トランぺッターのMatthias Lindermayr、ギターのPaul Brandle、ツイン・ドラムのSebastian WolfgruberとSimon Poppで構成されており、母体レーベルである"Squama"より発表したデヴューアルバム『Nadi』(2019)、翌年 もっと読む...

アジアの新世代インディ・ポップ・バンド特集 - [2021-01-23]

日本のシャムキャッツやHomecomings、台湾の透明雑誌や落日飛車、Four Pensなど、00年代後半~10年代以降のアーティストたちの活躍で新しいシーンを生み出しているアジアのインディ・ポップ・シーン。 この春JET SETでは、そんなシーンの注目の才能2組のアナログ作品をリリースします。シューゲイズ、ポスト・ロックからフォークやジャズまで幅広い音楽的素養をもつソングライター、Coco H もっと読む...

1982年生まれのヒップホップ・タレントが集うスペシャル・チーム1982s特集 - [2021-01-18]

MASS-HOLEとISSUGI、共に1982年生まれの両者によって制作されたリミックス・アルバム(2015年)をきっかけとして、そこにMr.PUGや仙人掌、YUKSTA-ILL、YAHIKOという、それぞれがソロのヒップホップ・アーティストとしても活躍する才能たちによって結成された、全員同い年のスペシャル・チームが1982s。 それ以降、同名イベントの不定期開催などを通じて、その動向が徐々に注目 もっと読む...

祝10周年!ストックホルム地下発Studio Barnhus特集 - [2021-01-10]

Axel Boman、Kornel Kovacs、Petter Nordkvist率いるスウェーデン発の大人気レーベルStudio Barnhusが昨年設立10周年を迎えました。 元々はストックホルムにある彼らのスタジオの名前からレーベル、同名DJユニットとして発展。2010年の設立以来、彼ら自身による作品をはじめ、Baba Stiltz、HNNYら今をときめくスウェディッシュ・プロデューサーの初 もっと読む...

D'n'B界リビング・レジェンドDJ Krust - [2021-01-07]

2020年に14年ぶりとなる(ヴァイナル・リリースとしては21年ぶりの)3枚組ニュー・アルバムを発表し、今こそ再びオールドスクールのドラムンベース・シーンに息吹を吹き込まんとする、UKドラムンベース界のリビング・レジェンドDJ Krust。 1968年にUKブリストルの南部ノウルウェストの公営住宅で生まれ、当時急成長中だったブリストルのヒップホップ・カルチャーを浴びて育ったKrustは、1992年 もっと読む...