BOY MEETS GIRL
アーティスト: ENDON
タイトル: BOY MEETS GIRL
レーベル: BLACK SMOKER (JPN)
フォーマット: CD
発売日: 2018-09-05
初回入荷日: 2018-09-06
最新入荷日: 2018-09-06
価格: ¥2,200
CatNo.: BSFT01
問い合わせ番号: 4120-0550-3799
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Black SmokerとDJ Nobuがキュレーションするニュー・プロジェクト第1弾!!

新たな共振振動を起こしたプロジェクト『Black Terror』第1弾リリースは、エクストリーム・ミュージックの決定的な更新を目論む東京のクインテット、Endon。

Artist Comment

ENDON
Taichi Nagura : vocals
Koki Miyabe : guitar
Shin Yokota : drums
Taro Aiko : electronics
Etsuo Nagura : electronics

Recorded & Mixed by Atsuo(Boris)
Mastered by Soichiro Nakamura(Peace Music)
Art Direction by Kosuke Kawamura

過去に数多試みられた転化・拡張・融合とは異なる方法論を用い、粒子に粉砕されたロックの聖骸=ノイズを 陶酔的衝動の下に結晶化・リヴァイヴァル(再臨)させ、喇叭を吹かんと目論む東京のクインテットENDON。そ の新たな研究報告書は2017年次の報告以上に簡潔な単語の組み合わせで記されているが、文脈が文字通り 脈動しているとすれば心拍の計測には非常な困難が伴う。原初のブルーズを敬愛する宮部幸宜のギターは名 手を隠さず、愛甲太郎、那倉悦生のエレクトロニクス、サンプルワークはケネス・アンガーや晩年のデレク・ジャ ーマンを思わせる。横田 慎のドラムに至っては、軽やかなイーヴンキックをも聴かせてしまう。総じて表面的 には(Link Wray、MC5、HAWKWIND、THE DAMNEDからANTI CIMEX、BLACK FLAG、NURSE WITH WOUND、 John Carpenterまで内包した、現時点においての)トラッドですらあると言えよう。そこへ、ヴォーカライゼーシ ョンの行き過ぎた抽象化でENDONという計画の意味性を担ってきた那倉太一の声が、言語の獲得によって 事態をさらにややこしくしている。もはやロックバンドの“フォーム”ではなく、ロックバンドそのものが実体化 されてしまう。それはある種ENDONにとってのアイデンティティ・クライシスだろう。同時に、誰しもの琴線に触 れる可能性でもある。だがENDONはスティル・サイコだ。この不穏なサウンド・ノワールは決して貴方のため に書かれてはいないが、情報量でクロックアップした気になっている貴方のハート印の脳を確実にオーヴァ ーロードさせる。新人類よ永遠なれ、と呟く日へのカウントを進めるに違いない。
(久保田千史)

ENDONを今、聴き終えて、私は陶酔してハッピーである。ENDONの新譜を聴く栄誉、それはノイズ、グラ インド、フリー、スラッジ、ブラスト・ビート、コミック・ジャズ、インダストリアルまで往来するフュー ジョンである。時として私は90年代に居るかの様に思えたが、同じトラックの中に全てがある︕全く持って イカレたスピーカー・シュレッダーだ︕︕︕そしてヤング・ゴッズの1st LP以来の最高の教会の鐘の音だ︕ ︕︕それは東洋文明の衰退である。
ーラッセル・ハズウェル

打ちのめされた新星たちが、8つの究極原理として、覚醒する。これらは、亡霊たちが我々の夢を食い尽く すその前に、どれだけ深く、死の淵の奥底へと至ることができるだろうか︖水疱にまみれた貴族どもが、く だらない野卑な暗喩を、すでに失われた共感覚の輝かしい形象へと書き換える。色彩は腐ったワインの舌触 りを表現するーー神がお前の感覚を支配する能力を失っている間は。技術者としての魂の中に開かれた窓を 覆い隠してしまえば、反逆の寵児たちは母なる日本に対する偉大なる拒絶を、祈るように欲することしかで きないのだ。強大な破滅的情動が、緻密な音楽的萎縮の上に君臨し、美それ自体が悪夢めいた交響曲の万華 鏡の中で絶叫している。爆発的ノイズ、電気的弦楽器、これらへの侵害を許したかつての契約は、常に破棄 され続ける。このENDONの新たな音源で自分自身の中に溺れる前に、お前の精神の中に存在するならず者を 、落ち着き払った呪詛の中にせいぜい覆い隠しておくといい。 少年は少女と出会う
ードゥイド・ヘリオン(Integrity)

ENDON
エクストリーム・ミュージックの決定的な更新を目論み結成、2007年現行のヴォーカル/ギター/ドラム/ノイズx2 体制に。ギター/ドラムのソリッドな 演奏を機軸に、ハードコアやブラック・メタル的意匠をまといノイズで空間を埋め尽くすサウンドは、シーンの最先鋭として知られる。1stアルバム『 MAMA』発表以降、バンド/ノイズ界は勿論、クラブ・カルチ ャーからストリート・シーンまで横断して活動。海外でのライヴ活動も積極的に行い、 2016 年は 2 度 の北米ツアーを実施した。2017年春にKurt Ballou(CONVERGE)によるUS録音の2ndアルバム『THROUGH THE MIRROR』を発表。 同年秋のBoris北米ツアー全行程に帯同した際のあまりに強烈なインパクトも手伝い、各国複数メディアにて激賞され、2017年間ベスト・リストにも数 多く名を連ねている。

Official HP : http://endon.figity.com/
Official Twitter : https://twitter.com/tokyodionysos