TAMURA 000
アーティスト: FUMITAKE TAMURA
タイトル: TAMURA 000
レーベル: BLACK SMOKER (JPN)
フォーマット: CD
発売日: 2019-06-12
初回入荷日: 2019-06-11
最新入荷日: 2019-06-11
価格: ¥3,000
取得ポイント: 90 points
CatNo.: BSJ016
問い合わせ番号: 4120-0561-7159
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音響の彫刻家、 Fumitake Tamuraの新作がBlack Smokerから!!

Killer-Bong、Baba、SHUREN the FIRE、Kimken等が参加。

Artist Comment



FUMITAKE TAMURAと音の間の底
美術批評家 : 椹木野衣

FUMITAKE TAMURAの新作は、これまでの彼の特徴であった サンプリングの手法は一聴しては後退しているように感じられる。 しかしより深い次元では、その延長線上にこのような音の空間が現わ れたと解釈することもできるはずだ。本作でFUMITAKE TAMURA は音楽を時間軸に沿って展開するというよりも、絵画を描くように配置 していくやり方を取っている。もちろん音楽が音楽である限り、時間に 沿って経過していくのは当然なのだが、たとえそうであっても、音へと 向かうわれわれの耳のあり方を変えることは十分に可能だ。たとえば 文学は読み進めるものと考えられているけれども、そしてその意味 では時間軸に沿って展開されているけれども̶̶ただしその時間の 経過は個人によって異なり、その点では同じ時間を共有する音楽とは むろん異なる̶̶ 小説と違って詩がそうであるように、文学には目で 見るという性質もある。パッと見て目に入る文字の配列や空白部分 との対比は、詩にとって絵画のように重要だ。あるいはその絵画を 例にとってみてもいい。一枚の絵は固有の空間を作り出しているけれ ども、この空間を散策するように体験するためには一定の時間の 幅を必要とする。それは彫刻でも同様だろう。こうして考えてみた とき、本作での音の配置を耳で追いながら、同時にそれを一定の画 面に配置された音を目で追うように体験することで引き出される魅力 というのが確実に存在する。しかしそもそも、サンプリングとは聴取 というよりも、地と図の関係を相対化する入れ子状の配置をめぐる 技なのではなかったか。その妙技は本作でも十分に活かされている。

PROFILE:
ロサンゼルスのラッパーBUSDRIVERとのプロジェクト “Free Black Press Radio”のメンバーとしての制作と、彼のソロワークのプロデュースStones Throw傘下のLeaving Recordsよりリリースされた2枚のコラボアルバム、また同レーベルより7月にリリースされるロスのラッパー YUNGMORPHEUS とのコラボアルバムなど、日本だけでなくU Sでの仕事を重ねている FUMITAKE TAMURA 。今回のアルバムでは日本が誇る異端ラッパーKILLER-BONG、SHUREN the FIREをフィーチャーしつつも、自身の曲では日本的な静と動の音像の対比、または西洋建築の組積造に対する日本の柱の構造、言うならば抜きと空間の美学を前面に”TAMURA 000”を発売する。