FM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送音源集「ソ・コ・ハ・カ」+ジャンクション戯曲/ソコハカ読本
特典付き
アーティスト: 志人/客人
タイトル: FM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送音源集「ソ・コ・ハ・カ」+ジャンクション戯曲/ソコハカ読本
レーベル: TEMPLE ATS (JPN)
フォーマット: 2CD+BOOK
発売日: 2020-04-01
初回入荷日: 2020-03-31
最新入荷日: 2020-03-31
価格: ¥4,950
CatNo.: -
問い合わせ番号: 4120-0574-2299
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演劇『ジャンクション』にてナビゲーターを務めた志人/客人のラヂヲ放送音源がCD化!!

志人による劇中ラヂオ音源集2枚組CDに加えて、戯曲とラヂオ音源集が文字起こしされた読本とのセット販売。演劇『ジャンクション』の世界をを堪能することが出来る仕様となっています。

極東退屈道場#010『ジャンクション』(作/演出:林慎一郎)@enoco 2019年11月21日から24日まで全6回公演においてラヂヲ放送ナビゲーターを務めた志人/客人(シビット/マロウド)による海賊怪電波FM89.2ラヂヲ放送音源集『ソ・コ・ハ・カ』と林慎一郎の『ジャンクション』戯曲と志人/客人の未公開ラヂヲ放送音源集『ソ・コ・ハ・カ』が文字起こしされた読本によるセット販売。限定300セット。

Artist Comment

「ジャンクション」(作/演出:林慎一郎)@enoco(2019年11月21日から24日まで全6回公演)の戯曲と公演時リアルタイムで90分間生放送されていたナビゲーター志人/客人による海賊怪電波FM89.2「ソ・コ・ハ・カ」放送の文字起こしが一つにジャンクションした読本と未公開ラヂヲ放送音源集CD2枚組が完成。

enocoへと辿り着いた観客は、イヤフォンから流れるFM89.2にチューニングを合わせ、四つのコースに別れると、都市という生き物へ向けて散らばり漕ぎ出していく。その都市の名は「ソコハカ」。四人のナビゲーターにいざなわれた観客は、志人/客人のラヂヲ放送の声を頼りに、時にはenocoを飛び出し、巨大なジャンクションが横たわり、かつて海の底だったenoco島と、館内各所で繰り広げられる演劇を立体交差(ジャンクション)しながら鑑賞するという演劇界で未だかつて無い画期的な取り組みでありました。 

戯曲/読本では、林慎一郎氏の描いた革新的な演劇の世界観と志人/客人のラヂヲ放送が巻き起こす同時多発的ジャンクションを一冊の読本の中で堪能することが出来る。

劇場へ来られなかった方へも、本作品「ジャンクション」を堪能して頂くための読本の読み方について説明するページも設けて御座います。

ジャンクション公演中に90分間ぶっ通し生放送されたFM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送。
生放送音源やenoco路上で行われたWSストリート録音、音源保存版のために特別制作された楽曲を再収録したフルボリュームの音源集 「ソ・コ・ハ・カ」志人/客人 CD2枚組盤 と共にお楽しみ下さいませ。

-ジャンクション公演中に90分間ぶっ通し生放送されたFM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送。 生放送音源やenoco路上で行われたWSストリート録音、音源保存版のために特別制作された楽曲を再収録したフルボリュームの音源集 「ソ・コ・ハ・カ」志人/客人 CD2枚組盤-

ソ・コ・ハ・カという暗号のような町、それは果たして現実に存在するのであろうか? ここは現代なのか?それとも前世なのか?来世なのか?地上なのか?水底なのか?はたまた、、 この海賊怪電波放送は、ボイジャー探査機に搭載され未だ宇宙空間を彷徨い続け、孤独に回転するゴールデンレコードそのものなのであろうか? 時間はもとより空間をも超越し、様々な客人の声や怪電波が飛び交う混沌「ソ・コ・ハ・カ」。 都市の混沌はストレンジャー(客人)によるでっちあげられた情報の撹乱でもあり、ドサクサに紛れ正当化された都市構造改革の様相。 我々が今生きている世界は、幾多のでっちあげや数多のドサクサにより、あたかもそれが正しいことのようにされた張りぼてなのだろうか。 かつて海の底であった水都/enocoを舞台にゼロメートル地帯から探る人類のレーゾンデートル(存在理由)とは如何に?

これは単なるラヂヲ放送の域を逸脱した作品である。 
学校では教えてくれない地域社会論や都市論のアナザーディメンション。

現代でもなければ過去でもない未来でもない どこでもないが どこにでもある街 "そこは、彼(か)の街"。

何故あなたは、そこに住み、そこで息をし、そこで働き、そこで眠り、そこで"あの日"を迎えるのでしょうか?

「明らかなことは、明らかなことなど何一つ無いことが明らかなのだから」

「ジャンクション」(作/演出:林慎一郎)@enoco(2019年11月21日から24日まで全6回公演)の戯曲と 公演時リアルタイムで90分間生放送されていたナビゲーター志人/客人による海賊怪電波FM89.2「ソ・コ・ハ・カ」放送の文字起こしが一つにジャンクションした読本。

enocoへと辿り着いた観客は、イヤフォンから流れるFM89.2にチューニングを合わせ、四つのコースに別れると、都市という生き物へ向けて散らばり漕ぎ出していく。

その都市の名は「ソコハカ」。

四人のナビゲーターにいざなわれた観客は、志人/客人のラヂヲ放送の声を頼りに、時にはenocoを飛び出し、巨大なジャンクションが横たわり、かつて海の底だったenoco島と、館内各所で繰り広げられる演劇を立体交差(ジャンクション)しながら鑑賞するという演劇界で未だかつて無い画期的な取り組みでありました。 

戯曲/読本では、林慎一郎氏の描いた革新的な演劇の世界観と志人/客人のラヂヲ放送の内容が起こす同時多発的ジャンクションを一冊の読本の中で堪能することが出来る。

劇場へ来られなかった方へも、本作品「ジャンクション」を堪能して頂くための読本の読み方について説明するページも設けて御座います。

ジャンクション公演中に90分間ぶっ通し生放送されたFM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送、生放送音源やenoco路上で行われたWSストリート録音、音源保存版のために特別制作された楽曲を再収録したフルボリュームの音源集 「ソ・コ・ハ・カ」志人/客人 CD2枚組盤 と共にお楽しみ下さいませ。



「ソコハカ」 という現代でもなければ過去でもない未来でもない、どこでもないが、どこにでもあるとされる仮想都市。
そこは人類の理想郷なのか、はたまたゴミや瓦礫で埋め立てられた夢の孤島なのか。

演劇公演"ジャンクション"はenocoという架空の衛星都市であり、浮遊大陸の様な掴みどころのない真ん中の爆心地を舞台に人間の持つありとあらゆるブラックホール(穴)へ向けて同時多発的に発信された革新的な演劇であった。
それはまさに街そのものが我々に声ならぬ声を、言葉ならぬ言葉を語りかける壮大なモノガタリ。

君は街の声が聴こえるかい?  建物や道路は何と叫んでいる?
皮膚呼吸を失った大地の下には果たして何が埋まっているのだろうか。
   ないがしろにされ語られず仕舞いに溺死した歴史?
オヤジたちが見た夢や希望が生んだ無数のガレキが織りなす複雑かつ単純な地層か?
  子供の頃に空き地で埋めたタイムカプセルか?

君は覚えているかい?  「あの日」のことを。
  皆それぞれの「あの日」がある。
そして「あの日」は突然やってくる。

それら全ての「あの日」を洗い流すように繰り返し襲いかかった天の災いを。
そして何事もなかったかのように乱立する高層タワーマンションの落とした長い影を。
 
君はその上を歩いている。 彼はその下を歩いている。
そこは 彼(か)の街。

どうやら人はそれぞれの人生の中で自分自身を主人公として自分の人生というモノガタリへの完結を目指す事が多いようだ。
だが、この作品「ジャンクション」においては人が主人公ではなく、街が主人公でもある。
  台詞を発さないメインキャスト。 それがソコハカノマチである。
私達はその街のボディー(母胎/菩提)に抱かれ息をしている。
いかに街の表面がメタリックに装飾されようが、街の真髄は変わらない。
それは我々と街とは生きている尺度が違うからであろうか。
幾度も濁流に洗われ、燃され、建てられては壊されて、無くなったかのように見えても微動だにせず、再び現れ、立ち退くことを知らない。
これほどまで強い生き物を私は知らない。
  街は生きている。 それも強く、険しく、勇ましく。 まるで父のようだ。
人は強く険しく逞しい、でも、とてつもなく優しい。
だから私達はすぐに呑まれてしまう。 勇猛果敢な街に。 私達がつくったはずだのに。
  それでも何度も繕って、継ぎ接ぎして、繋ぎ止める。
人はまるで母のようだ。 だから街はその優しさを突き放すようなことをする。
街は優しくされるのに慣れていないのだろうか?
街は母を探しているのか?  母はもう居ない。 この街には。  客人-まろうど- の瞳にはそう映る。

そしてその街はかつては海の底であり、いずれ、、 我々が来た処も、我々が行き着く処も同じ場所なのかも知れない。

客人はどこからともなくやって来る。
彼と彼が面と向かった時。  それは海底の食卓。

いつの日か車が空を飛んでいるのが日常になると思っていた、
ボタンひとつで食事が出てくる機械があったらな なんて、幼い頃の未来観。

空想とは川底から空を想い雲を掴むプロセス。

ほら どうだい? 本当になったろう?  未来ってやつは裏切らなかったかい?
今や頭上に車やドローンが行き交っている。
指先一つで食料や物品が飛んでくる。
指先一つでキノコ雲さえもつくってしまう。
指先一つで、、 今日も君は沢山のいいねを押している。
指先一つで 何人もの人の心を殺めてる 自分の心も殺めてる。
   低評価 投下。

なあ 街に出ようや ソコハカの街に遭いに。
そこは 彼(か)の街。

私は彼、彼は私。  彼はもうどこへにも往かない。

君はその上を歩いてる。 彼はその下を歩いてる。

いってらっしゃい。

ただいま。  おかえり。

我等 誰にもばれちゃぁならない 川底の散歩者。

----志人/客人

特典

オリジナル特典

"林慎一郎×志人のザ・談"を読むことが出来るURLが記載されているポストカード&FM89.2海賊怪電波ラヂヲ放送音源集 「ソ・ コ・ハ・カ」のデータ音源ダウンロードリンクを付属!!