Artist Comment

我々はもっと笑顔の力を信じていい。 大抵の問題は大切な人の笑顔を見たら解決する。 直接的な解決に至らなくてもキッカケだったり 活力だったりになって結果、解決する。 あなたにも覚えがあるように。 あなたは気付いてないかもしれないが あなたの笑顔も誰かを助けている。 笑顔は笑顔を生み出す。 その媒体として音楽は極めて優秀だ。 60〜70年代ベトナム戦争を経て 心身ともに疲弊した世界に再び 笑顔をもたらしたのが80年代BOOGIEサウンド。 異論は認める。 リズミカルなベースラインにキラキラしたメロディ ハンドクラップしたくなるグルーヴは 40年経った今でも人々を魅了している 人類が誇る大発明なのだ。 事実、横浜が誇るVINYL FANTASISTA, DJ MINOYAMAのBOOGIEサウンドMIX CD 「BOOGIEDOWNVILLE 」は今作で4枚目。 毎回即完売の今シリーズは氏のMIXの中でも ファンが多いのがその証拠の一つだ。 しかめ面で聴くMIXでは無いからご安心を。 このMIXを聴いて暗い気持ちになる人はいない。 今回も80年代のディスコ12inch中心ならではの 音の良さ、クオリティーは折り紙つき。 今のブギーサウンドに最も影響を与えた NILE ROGERSのあのREMIXやディスコブギーの 名門SAM, PRELUDEの隠れた名曲も収録している。 SISTER SLEDGEがタイトル通り笑顔のスタート。 JOCERYN BROWN, EVELYN CHAMPAGNE KINGなどのヴォーカルが響き渡る中 シンセサイザーが映える前半をスムーズに紡ぎ 中盤ではカッティングギターとベースが躍動。 心を揺さぶるメロディーラインと共に 演奏しているアーティストの表情が見えるような 楽曲達が心をダンスフロアへいざなってくれる。 終始サックス、ピアノなどの生音の素晴らしさを 堪能出来るのも嬉しい。 世代を越えた名曲「It must be love」から 感動のフィナーレへ。 一旦オトナの雰囲気で距離を近づけて最後に もう一度頂点に駆け上がる展開は氏の真骨頂だ。 我々はもっと笑顔の力を信じていい。 今、私は本盤をニヤケながら聴きつつ この文章を書き終わった所だ。

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