AKIRA SYMPHONIC SUITE (TRANSLUCENT RED AND BLACK SMOKE MARBLE VINYL)
アーティスト: GEINOH YAMASHIROGUMI
タイトル: AKIRA SYMPHONIC SUITE (TRANSLUCENT RED AND BLACK SMOKE MARBLE VINYL)
レーベル: MILAN (USA)
フォーマット: 2LP
発売日: -
初回入荷日: 2022-12-30
最新入荷日: 2022-12-30
価格: ¥6,150
CatNo.: 194397104514
問い合わせ番号: 8130-0613-6319
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大友克洋による1988年公開のアニメーション映画『AKIRA』のサウンドトラック・アルバムがアナログ正規復刻!!

芸能山城組を主宰する山城祥二が作曲を手がけた本作は、芸能山城組の合唱、ガムランやケチャ、能の音楽など、多様な音素材を駆使した世界的にも高く評価されている名作。

本盤は、2016年に日本で発売されたハイレゾ版『Symphonic Suite AKIRA 2016』のDSD11.2MHzマスター音源を使用した超高音質盤アナログ・レコード。180グラム重量盤2枚組、ゲートフォールド・ジャケット仕様でのリリースです。

Artist Comment

以下ライナーノーツより

28年前の1988年7月16日は、映画「AKIRA」の公開日であり、劇中でもこの日に第三次世界大戦が勃発し、東京が崩壊するという象徴的な日でもある。このメモリアルな日に、ハイレゾ版「AKIRA」は発売となる。また、劇中では、2020年に東京オリンピックの開催を迎える前年の2019年が舞台となっており、その予言性も話題となっている。

大友克洋氏のSF大長編コミック「AKIRA」は、1982年12月より講談社『ヤングマガジン』に連載を開始。独創的な世界観を持ったこの作品は、国内はおろか海外にまでその名を広め、書籍、グッズ等、驚異的な数字を記録し、世界的なセールスに成功した。その原作者・大友克洋氏 自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費は10億円という、当時の普通のアニメーション映画では考えられない時間と労力、そして最高のアニメーション技法を惜しげもなく費やし、1988年に劇場アニメーション「AKIRA」が誕生し、世界的に大ヒットを記録した。

その映画化の際に大友克洋氏の委嘱によって創られた「交響組曲AKIRA」は、時代の変化に左右されない超時間性を備えた音楽を創り出す芸能山城組(組頭 山城祥二)と「AKIRA」の世界観が共鳴した作品(作詞・作曲:山城祥二/演奏:芸能山城組)。元々、山城祥二作曲による芸能山城組「輪廻交響楽」を聴いた大友氏からの要請で、その作品を映画「AKIRA」に使用するという従来のサウンドトラックとは、全く逆の手法により制作。その内容はジェゴク、ガムラン、山城流合唱、声明、能の音楽などユニークで魅力的な素材を駆使して、画期的なサウンドアートとして世界的に評価された。

ビクターは、当時から、アーティストがレコーディングスタジオで記録したマスターテープの音(=原音)に込めた想いをより忠実に伝え続けること、つまり“原音探究”をテーマに掲げて、取り組んできた。この「AKIRA」の音楽に関しても、その意思をメディアに反映すべく、レコード、CD、DVD-AUDIOと形を変えてリリースしてきた。

しかし、当時発売された44.1KHz/16bit規格のCDでは、山城氏の提唱する“ハイパーソニック・エフェクト(*)”を実現することが不可能だった。「CD AKIRA」はその限界を逆手にとって、荒々しく凶暴な音創りを狙い、国際的に成功。その後、2002年にDVDオーディオ「交響組曲AKIRA 2002」はサンプリング周波数96KHzであることによって、48KHzの超高周波まで再生できる4.1サラウンドのサウンドトラックとして発売。この作品では音質は格段に向上したが、48KHz/16bit PCMのデジタルオーディオ規格で録音された部分では、“ハイパーソニック・エフェクト”が実現しなかった。

*ハイパーソニック・エフェクトとは…
周波数が高すぎて音として聴こえない複雑性超高周波(40kHz以上)を含む音が人間の基幹脳ネットワーク(中脳、視床、視床下部、前頭前野など。人間の健康維持をつかさどるとともに感動・美・快にかかわる)を活性化する現象。山城祥二こと脳科学者・大橋力氏が発見。

以上の様に「交響組曲AKIRA」は、これまで、CD、DVD-AUDIOと時代を超えて様々なメディアでリリースされてきたが、様々な限界から逃れきれなかった現状があった。そのなかで山城こと大橋氏は、“ハイパーソニック・エフェクト”をもたらす効果的な超高周波成分が熱帯雨林環境音に豊富に含まれることを発見。これを、デジタル規格のハイカット音にミックスして超高周波成分を含む上質のハイパーソニック・サウンドを再構築する手法の開発に成功。この手法を“ハイパーソニック・ウルトラエンリッチメント(ウルトラ方式)”と名付け、2009年に発売された「ブルーレイAKIRA」(ドルビーTrue HD,5.1ch 192KHz/24bit)で、実現させた。

さらに大橋氏は、16~32KHzの高周波は基幹脳活性を低下させる一方、80~88KHzの超高周波領域が基幹脳活性化に著しい効果がある事を発見。オリジナルに開発したDSD5.6MHz可搬型レコーダーで、超高周波を含む様々な熱帯雨林環境音を収録し、ハイパス・フィルターで超高周波成分を取り出し、CDフォーマットにミックスする手法を「交響組曲AKIRA」のために開発し、超高周波を補完するこの新しい方法を“ハイパーソニック・ウルトラディープエンリッチメント(ウルトラディープ方式)”と名付けた。ウルトラディープ方式を駆使した本作では、2002年に発売されたDVDオーディオ・マスターをリミックスし、11.2MHz DSDでマスターを制作。これまでのCDやDVDオーディオとは異なる山城祥二氏が目指す完成形に近い最新のサウンドになっている。

こうしてその姿を大きく刷新したハイパーハイレゾ版”交響組曲AKIRA 2016(Symphonic Suite AKIRA 2016)”。11.2MHz DSDのマスターフォーマットとともに、,5.6MHz DSD、192KHz/24bit(wav/flac)のフォーマットにて、2016年7月16日に販売開始。また、北米、ヨーロッパで今回のDSD11.2MHzのマスター音源を使用したアナログ盤が年内にリリース(ハイレゾ同時配信)される予定。