京極流箏曲  新春譜
アーティスト: 雨田光平 / SUGAI KEN
タイトル: 京極流箏曲 新春譜
レーベル: EM (JPN)
フォーマット: 10"
発売日: 2019-03-21
初回入荷日: 2019-03-26
最新入荷日: 2024-02-14 [再]
価格: ¥2,530
CatNo.: EM1183TLP
問い合わせ番号: 8140-0559-4439
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エム・レコードからの猛毒劇薬リリース!! 箏曲の幻の傑作、京極流「新春譜」とSugai Kenによるリワークをカップリング。

箏曲を知る者は戸惑うに違いないが、ハードエッジ音楽リスナーやアーティスト達を惹き付ける「考えうる最高レベルの古今東西融和」(俚謡山脈)を成し遂げていた作品、それがこの雨田光平「新春譜」。

この「新春譜」は青木繁の描いた神々のイメージを創作源に、雨田が昭和30年頃に作曲し、京極流箏曲が福井県無形文化財に指定された後、昭和45年に出版した自主制作LP収録のヴァージョンで、琴、笙、ハープを含めた6 名で合奏・歌唱したもの。対するSugai Kenのリワークは現代音楽、RVNG、ヒップホップをメビウスの環のようにつないだ作品で、リワークというよりオリジナル新曲だ。京極流箏曲と「新春譜」考察した北村卓也の切れ味鋭い解説も必読。

Artist Comment

<京極流>は明治に創設された箏曲の流派で、その二代宗家である雨田光平は福井県生まれの彫刻家/画家/作曲家で、日本にアイリッシュ・ハープを紹介したハープ奏者でもある。京極流は箏曲界のスーパースター、宮城道雄らの「新日本音楽」に先立ち(※雨田と宮城は親交が深かった)、黛敏朗、諸井誠、武満徹らが台頭するよりも前、歌唱と演奏の両方で古今東西の均整の取れた合体に成功していた驚くべき例で、誤解を恐れず言えば日本式<シンガー・ソングライター>の始原といえる。