乗物図鑑
アーティスト: あがた森魚
タイトル: 乗物図鑑
レーベル: BRIDGE (JPN)
フォーマット: LP
発売日: 2022-11-16
初回入荷日: 2022-11-15
最新入荷日: 2022-11-19 [再]
価格: ¥3,938
CatNo.: BRIDGE363
問い合わせ番号: 8140-0612-0959
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1980年、Vanity Recordsより発表された事件的名作。アナログ正規再発です!!

その後Jim O'Rourkeを始め世界中に影響を与えた重要作『乗物図鑑』が。2022年にニューヨークの名門Mesh-Keyレーベルより正規再発。こちらは、その輸入国内流通仕様アナログ盤。

1977年『君のこと好きなんだ。』発売直後から取り組んだ大作『永遠の遠国』が制作途中で頓挫し約2年も表舞台から消えたあがた森魚が、大阪の最尖鋭カルチャー音楽誌ロックマガジン編集長でVanity Recordsを主宰する阿木譲から声を掛けられ、来るべき'80年代に向けリセットすべく、1979年11月に2日間で作ったのが『乗物図鑑』。この直後、A児となりヴァージンVSを結成、再び成功を収め'80年代前半を駆け抜けたあがた森魚の基となった重要作である。

Artist Comment

演奏は、北田昌弘(INU)、PHEW(アーント・サリー)、Taiqui(ウルトラビデ)、篠田ジュン(SS、コンチネンタル・キッズ)、向井千恵(シェシズ、イースト・バイオニック・シンフォニア)、SAB、安田隆(飢餓同盟)、藤本由紀夫(ノーマル・ブレイン)といった関西NO WAVE、パンク、プログレ、現代音楽の各シーンを代表するメンバーが集められた。 コンセプトはテクノ・ポップ、と阿木の明確な意図のもと、飢餓同盟のSABと音を操る現代美術家、藤本由紀夫の2人が中心となりシンセイサイザーなどエレクトロニクスを紡ぎ、今となっては、そのヴィンテージ機材の響きがレトロ・フューチャーと化し、あがた森魚ならではのブリキ製ロックン・ロールとなった。 テレックス"Twist a Saint Tropez"を元にした「恋のラジオシティ」で幕を開け、INUの北田と京都ハードコアの篠田のパンク・ギターが鳴る「ブリキ・ロックンロール」に続き、ジョイ・ディヴィジョン"She's Lost Control"をアレンジした「サブマリン」、向井の胡弓インプロビゼーションが聴きものの「Rの解答」に加え、阿木から泣き節NGとの注文がありながら抗しきれず収録したピアノ弾き語り「黄昏ワルツ」など全8曲。とくに藤本が稲垣足穂の肉声をコラージュ編集しイントロに使った「エアプレイン」は、あがた的タルホ宇宙を結晶化した名曲。 1980年3月、ロックマガジン30号の附録として「恋のラジオシティ」がソノシートで、4月にLPとして300枚が発売され、あっという間に売り切れた。1986年にVIVIDからLP再発、2007年に初CD化された。 この奇蹟のローファイ・ピコピコ・テクノ・ポップは海外でカルト化し、ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた。