Mars89 : Bass / Beats - [2018-12-20]
[Profile]
Mars89は現在東京を拠点に活動しているDJ/Composerである。 2016年にEP”East End Chaos”をリリース。 そして、それを足がかりに2017年に”Lucid Dream EP”をBristolを拠点とするレーベル”Bokeh Versions”からダブプレートとカセットテープというフォーマットでリリース。 ダブプレートはリリース後即完売。 2018年にはアジアツアーや大型フェスへの出演を経て、Bokeh Versionsから12インチ”End Of The Death”をリリース。高評価を獲得し、あらゆるラジオで繰り返しプレイされた。
Tokyo Fashion Week 2017A/Wではキービジュアルとなった映像の音楽を、2018S/SではGrowing PainsのShowの楽曲を担当。 BristolのNoods Radioではレジデントをつとめている。
1. P.Adrix / Album Desconhecido (Principe) LP
Principeのリリースはいつも面白くて楽しみにしているんですが、P.Adrixのこのアルバムはまたさらに一味違う感じがしました。音が歪んでるのは前からだし、パーカッションのパターンや少し調子外れなメロディもPrincipeらしい感じなのに、新しい次元を感じるようなサウンドでした。相変わらずジャケはいい感じで曲は短いですね。
P.ADRIX - ALBUM DESCONHECIDO
リスボンのゲットー・アフロ重要発信地"Príncipe"より凄まじいグルーヴが到着!!
2. Sugai Ken Meets G禁禁禁禁 / 岩石考 -Yorukoru- (Yerevan Tapes) TAPE
山岳地帯を旅している途中に土砂崩れに巻き込まれて、気がついたら遭難して知らない場所にいた。というストーリーをこのアルバムを聴きながら勝手に感じとりました。Sugai Kenさんらしい独特の手法を使いつつも今作は音一つ一つが荒々しくて凄くかっこよかったです。
SUGAI KEN MEETS G禁禁禁禁 - 岩石考 -YORUKORU-
要要要注目レーベル"Yerevan Tapes"よりSUGAI KEN氏が新作を発表!!
3. Low Jack / Riddims Du Lieu-Dit (Les Disques De La Bretagne) 12"
Bokeh VersionsからリリースされたLow JackとEquiknoxxのTime CowのSplit mix tapeに収録されてたヤバいDancehallたち。大ネタ使ってもLow Jackらしさ炸裂で最高でした。間違いなく2018年最強のMutant Dancehall EPだったと思います。
LOW JACK - RIDDIMS DU LIEU-DIT
エクスペリメンタル・ダンスホールの重要盤!!
4. Sunun / Ooid (Bokeh Versions) 12"
Dub x Industrial x Post-Punkという超好みな音のコンビネーション!怪しさと奥行き、アコースティックな音と電子音楽やノイズの音のバランスが良い感じでした。クラブではあんまりかけてないんですが、家でよく聞いたりラジオでかけたりしています。
SUNUN - OOID
ダンスホールやアンビエントを消化。オルタナティブなセンスが爆発した実験ダブの推薦盤!!
5. Eartaker / Harmonics (Bedouin) 2LP
日本人のリリースも多いBedouinですが、Eartakerはメンバーも音もラスボスって感じで最高でした。唸るような凄まじいノイズやボーカルの組み合わせで破壊力抜群の曲に仕上がってます。DJでかけると毎回フロアの空気を変えてくれます。
EARTAKER - HARMONICS
ドゥーム・メタル~インダストリアルな最狂エクストリーム・サウンド!!
6. Advanced Audio Research / First Grade (Haunter) LP
ノイズやインダストリアルな音が組み合わさった怪奇RAVEサウンドという感じですね。中でもA-2やA-3はフロアの熱が臨界点を迎えたタイミングで投入するとすごく楽しいです。笑
7. Jlin / Autobiography (Music From Wayne Mcgregor'S Autobiography) (Planet Mu) LP
前作の『Black Origami』と並行して作られたそうですが、こちらの作品でまたJlinが新しい場所へ向かってる印象が強くなりました。従来のJuke/Footworkからは離れていったような雰囲気を出しつつも、しっかりJuke/Footworkで、Jlinのサウンドって感じで素晴らしいアルバムでした。
JLIN - AUTOBIOGRAPHY (MUSIC FROM WAYNE MCGREGOR'S AUTOBIOGRAPHY)
RP Boo率いるD'Dynamicsのメンバーの1人/ミュータント・ジュークの奇才Jlin!!
8. Nplgnn / Sonico (Lavalava) 12"
Acid-tinged dancehall punkと形容されているその名の通り、荒々しくパワフルなサウンドです。LavaLavaのリリースはどれもジャケもかっこいいから尚更Vinylが欲しくなりますね。
NPLGNN - SONICO
"Where To Now?"デビューの奇才による、深く歪んだ極悪ダンスホール!!
9. Spiritflesh / Menace (No Corner) 7"
歪んだパーカッションと重い低音が呪術的な組み合わせになっています。1曲目の"Mortuary"は6拍子での進行になっていて、mixしてる時に4と6の倍数のポイントで展開が揃うとなんとも気持ちが良いです。
SPIRITFLESH - MENACE
デッドストック発掘。邪悪なビートダウン・トライバル・ベース!!
10. Forests 森林 / Idol Collapse (Left Hand Path) LP
台湾のバンドForestsがサンフランシスコのLeft Hand Pathからリリースしたニューアルバム。Post-punk、Dub、Industrial、Noiseの組み合わせは大好物だし、もともと僕は彼らのファンというのもありますが、前作も最高だったし今作もバッチリすごくかっこいいです。
FORESTS 森林 - IDOL COLLAPSE
台北発のForestsが実験的なリリースが話題の新設Left Hand Pathに登場。
11. Rezzett / Rezzett Lp (The Trilogy Tapes) 2LP
コンプで潰れたザラザラした乾いたRezzettらしいサウンドは受け継がれつつも、今作には今までのHouse musicっぽいノリの曲の他にもDubやGrime、Jungleっぽいアプローチのサウンドがあって面白かったです。あと、今回はジャケがカラーでした!
REZZETT - REZZETT LP
T.T.Tの看板アクトと言っても過言ではないRezzettによるファースト・アルバム!
[イベント情報]
WWW New Year Party 2019で最深部のβを担当します。
[関連サイト]
https://www.mars89.com/
[関連商品]
MARS89 - END OF THE DEATH
東京拠点の要注目プロデューサーMars89が、"Bokeh Versions"より新作を発表!!