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- DJチャート
- Makkotron (ひよこ)
- 2011-05-05
Makkotron (ひよこ) / 2011-05-05
1
V.A. - THERE IS MUSIC
今、我々に出来ること。多くのアーティストがその思いを形にしてくれました。
リリースもまだなのに、いきなり人間不信なことをカマしますが、のちにオークション(海外も含む)で、このレコードを見かけたくはないですよね。その対策のためも「お一人様、一枚まででお願いします」みたいな但し書きを、赤文字でWEB 上に入れた方が良いのでは? やっぱりそれはイヤらし過ぎるかなぁ?と、おせっかいなサゼスチョンをしたくなるくらいに良い内容。どれがベストトラックなんて、書くだけヤボ。純白のジャケットも「らしくて」良いじゃありませんか。流石ですねー!一過性の企画ではないと思うので、第二弾、第三弾のリリースも今から期待しています。インディペンデント・レコードストアの底力を見せつけて下さい!
2
HIGH LLAMAS - TALAHOMI WAY
4年ぶり通算9作目のニュー・アルバム。US/Drag Cityからのリリース!!
熱心なファンには大変失礼ですが、「まだやっていたんだ!」というのがファースト・インプレション。全く思い入れのないグループゆえに、全く期待も何もしていなかったのですが、ついつい試聴をしてしまいビックリ!個人的に今だからこそ聴きたいような音が満載の最高のアルバムでした。別に過去の作品から路線変更したわけでもないのに、何でこんなに良く聴こえるんだろう?話は飛びますが、某DJをリスペクトする方々(DJ)の中で、稀にビーチ・ボーイズをプレイする人がいますが、このグループで代用ってのは出来ないんでしょうか?なんてことを書いたら、どちら側のファンにも誤解されて千客万来、もとい、失礼千万と受けとめられるかも。フト思いついて、単なる文字埋めとして書いてみただけです。他意はありません。
3
IKE 'N' MIKE - WHITE CHINOS / TURN THIS LOVE AROUND
Ed DMX a.k.a. DMX Krew主宰7"専科"Fresh Up"第4弾が素晴らしい件!!
現時点でのレーベル最高傑作では?とWEB上でコメントされていますが、DMX Krew主宰のこのレーベル、毎回違った感じのもんばかりで、ハッキリとした方向性が分からない。それもオリジナル曲なんだか、リエディット物なんだか、というような匿名性が強いもんばかりをリリース。そんな中で最高傑作と言っても、ただ好みの問題でしょう?しかし、それを踏まえながらも、私は最高傑作!と言い切っちゃいます。「では?」なく「!」で勝負。シンセディスコなA面も調子良いのですが、何といってもB面の"Turn This Love Around"でしょう。オシャレなシティポップス調のギターのイントロから、すぐに腑抜けたフュージョン調に展開。その能天気さがとても心地よい上に、なんとなく「勉強も運動も苦手で、おまけに喧嘩もめっぽう弱い」という感じがして凄く良い。あっ、このことはレーベル全体に言えることかも。それがいわゆるレーベルカラーってことになるのでしょうか。そう思うと愛おしくなります。てなことを書かれても、レーベルオーナーは喜ばないと思うけど。つーか、普通に考えたら怒られますよねー。
4
DEBRUIT - SIS SURPRIZ EP
絶妙の脱臼グルーヴが炸裂☆フレンチ・ブロークン・ファンク最前線トラックスです!!
エレクトリックおばあちゃんならぬ、エレクトリック中近東だった前作のグローカル感(早速、覚えたての言葉を使ってみました…使い方、あっているかな?)を、さらにブラッシュアップさせた本作も最高!特に各面の1曲目は素晴らしい。訳の分からん3Dメガネ付きで、フザけたジャケながら、内容は相当洗練されております。単に流行に飛びついただけではない、と過大評価をさせる何かがあります。とは言い過ぎかな。3Dメガネと言えば、数年前にリリースされたブラジリアン・サイケの傑作コンピにも付いていましたね。コンパイルした本人に会う機会があって、その意味をたずねたら「3Dメガネはクールだからだよ!だろ?他に意味はないよ!」と満面の笑みで言い切っていました。Debruit氏も同じ理由?だったらやはり、この人も相当なボンクラですね。また愛おしくなりました。
5
MOCHIPET / DKON - REMIXES
台湾出身のダーティ・ベース鬼才によるターキッシュ・ビーツ・ボムA1を搭載!!
これもフザけたジャケの、というかこの場合、ヒド過ぎるジャケのグローカル・ビーツ物(A面のみ)。ハンドスクリーンの手間をかける意味があるのか? 本盤はジャケだけでは無く、内容も相当にフザけております。何か上記のDebruit氏と対照的で、これはこれで愛おしいですね。インスパイアされた人の中にジャーマル・モスが名前がありますが、そんなことを微塵も感じさせません。この人も相当なボンクラに違いないはず。
6
MONTANA & STEWART - FIND STRENGTH / LET ME SHOW YOU
いいですね、このポジティヴなヴァイブ。
某有名DJに「もはや絶滅種に近い」と言わしめたゴスペル系USディープハウス。UK産ですが、その音ド直球な1枚です。アカペラに近いイントロから、ドンドンと高揚していくA-1が大好き。この幸福感には降参です。寂しい時や、落ち込んだ時に聴いてます。つまり、しょっちゅう聴いているってことですよ…。
7
OWINY SIGOMA BAND - S.T.
Giles Peterson"Havana Culture"アフリカ版な話題プロジェクト!!
Kindred Spiritsから出たL'orchestre Kanaga De Moptiの再発も最高でしたが、ここでは新譜のアフロ物(アフリカ録音物)を。同じアフリカ大陸ながら全く違う地域なので、「アフロ」の一言で括るのは非常に乱暴なことです。しかし、ここで細かく書いていると、原稿が終わらないのでお許しを。セオ・パリッシュのリミックス入りのシングルがヒットしたB-1"Wire"。セオのリミックスも良かったのですが、アフロ・チルウェイブなオリジナルの方が個人的には好きです。ヴォーカルとバック・トラックのミスマッチが不思議カッコ良いこの曲、やはりアルバムの中でも異色。他の曲は、直球なアフロ・サウンド。「直球」と書くと「平凡」だと思われそうですが、どっこい、そのどれもが最高にカッコ良い。何が良いって、レーベルがレーベルだけにDJを意識した音ながら、レア・グルーヴ的要素があんまりないところ。そこがフレッシュ。さすがジャイルス。
8
V.A. - SAVE THE MUSIC: RECORD STORE DAY 12" #1
【Record Store Day限定盤】名門Ubiquityからのショーケース・コンピその1!!
本盤を購入した人の、購入理由の9割は、"Apache"のカヴァー収録(B-1)ってことでしょ? 下手したら他の収録曲なんて、聴いていさえもいないんじゃないの?と自分自身のことを書いてみました。カヴァーというより、タブラを入れただけ、と言って良いほどの完コピぶりに感心。特にホーンなんてオリジナルと区別がつかんわい。そんなこと、どーでもいいか。とにかく"Apache"。いつでも"Apache"。
9
GREATEST HITS - FREAK FUNK BOY
O.E.S.B.からの7"が爆発ヒットしたUSデュオ。さらに爆発必至のスーパー・キラー・セカンド!!
ちょっと変でキュートでポップ。なんて、一番書いちゃいけない安易なフレーズを敢えて書いてみました。だって分かり易いだもん。とにかく内容に関しては、WEB上のコメントを参考にしてください(書いてある通り最高です)。さて、これをリリースしたSixteen Tambourinesというレーベル、かなーり若い方が運営しているらしいですね。利益率の低いアナログ・リリースで勝負するという、若さゆえの暴走、いや、自殺的行為とも言えるヤル気に尊敬の念でいっぱいです。どしどしリリースして下さい!最近は良い新譜が多くて、あと1枚紹介したい盤(WEBのシステム上、10枚以上は出来ないらしいです)があるのですが、締切に遅れたら即打ち切りの連載なので、ここで強制終了しないと間に合わん。無念!
Makkotron (ひよこ)
Profile
神戸のバー『Gospel』勤務、大阪の『Meets』誌にての編集を経て、渡米。ニューヨーク市立大学映画科を中退後、ブルックリンにて中古レコードショップ『Weekend Records』を設立。DJ Shadow等のフェイヴァリット・レコードショップとしても知られる(http://www.redbullmusicacademy.com/magazine/new-york-stories-hua-hsu)。DJとしての活動は、ウィリアムズバーグの『Galapagos』、イーストヴィレッジの『Black Star』、『イージー・バー』でのレギュラー ・パーティや、FMラジオ局『WFMU』での番組出演など。その後、諸事情により、やむなく帰国。某レコード店のバイヤー、音楽&映画ライター、DJなどで活動していたが、現在は『Weekend Records Tokyo』を何を思ったのか始めてしまって地獄のような模索の日々(http://weekendrecordstokyo.tumblr.com/)。JET SET TOKYOから徒歩1分。是非!
Web Site
Event Information
TBA
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