NAS ILLMATIC
アーティスト: MATTHEW GASTEIER
タイトル: NAS ILLMATIC
レーベル: スモール出版 (JPN)
フォーマット: BOOK
発売日: 2017-01-30
初回入荷日: 2017-01-29
最新入荷日: 2017-07-29 [再]
価格: ¥1,980
CatNo.: 9784905158394
問い合わせ番号: 9110-0522-9169
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ヒップホップの歴史的名盤『Illmatic』はどのようにして生まれたのか?

1994年、20歳の青年がリリースした1枚のアルバム。時代を超越した名盤、Nasの1st.アルバム『Illmatic』制作の秘密に迫り、アルバムを深く理解する手助けとなる書。日本語翻訳監修版が発売。

DJ Premier、Pete Rock、Large Professor、Q-Tip、L.E.S.、当時のトップ・プロデューサー達が集結し鳴り物入りでリリースされたアルバム『Illmatic』。リリースから10年を記念し、2014年に映画『Time Is Illmatic』も公開されるなど、ヒップホップの歴史に刻まれ、今もなお語り継がれる名盤として輝きを放ち続けています。こちらの書籍は、サウンド面がフォーカスされがちなこの名盤が出来上がった背景や考察を記したもの。稀代のリリシスト、MC、Nasの魅力を今一度再確認できる貴重な内容となっています。

Artist Comment

NASは自分が育ったクイーンズブリッジ団地を「黒いネズミが大量に閉じ込められている迷路のような建物」(〈N.Y. State of Mind〉より)と形容し、日々の生活を「いつ死んでもおかしくない状況」(〈Represent〉より)と諦観しているが、そんな一切の希望が見出せないような閉塞した環境に身を置きながらも、そこが社会から隔離された孤島などではなく「世界」と地続きになっていることを、音楽を通じてリアルに実感できていたのだろう。
(監修者・高橋芳朗/解説より抜粋)

四六判並製/モノクロ/240ページ

【著者について】
マシュー・ガスタイガー(Matthew Gasteier)
『ボストン・フェニックス』や『プリフィックス・マガジン』等、数多くの媒体に寄稿。ボストン在住。

【翻訳】
押野素子(おしの もとこ)
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、レコード会社勤務を経てハワード大学ジャーナリズム学部卒業。現在はワシントンD.C.在住。訳書に『ヒップホップ・ジェネレーション [新装版]』(リットーミュージック)、『ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝 バーバーショップからマザーシップまで旅した男の回顧録』(DU BOOKS)、『JB論 ジェイムズ・ブラウン闘論集 1959-2007』(スペースシャワーネットワーク)、『マイケル・ジャクソン:メイキング・オブ・スリラー』(スペースシャワーネットワーク)など多数。著書に『禁断の英語塾』(スペースシャワーネットワーク)がある。

【監修】
高橋芳朗(たかはし よしあき)
1969年生まれ。東京都港区出身。ヒップホップ誌『blast』の編集者を経て、2002年からフリーの音楽ジャーナリストに。エミネム、ジェイ・Z、カニエ・ウェスト、ビースティ・ボーイズらのオフィシャル取材を行う傍ら、マイケル・ジャクソンや星野源などのライナーノーツも多数執筆。共著に『ブラスト公論~誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない[増補新装版]』(シンコーミュージック)や 『R&B馬鹿リリック大行進~本当はウットリできない海外R&B歌詞の世界~ 』(スモール出版)などがある。2011年からは活動の場をラジオにも広げ、『高橋芳朗 HAPPY SAD』『高橋芳朗 星影JUKEBOX』『ザ・トップ5』(すべてTBSラジオ)などでパーソナリティを担当。現在はTBSラジオの昼ワイド『ジェーン・スー 生活は踊る』の選曲も手掛けている。