AUSインディー・ガレージ特集 - [2015-04-10]
近年のインディー・ロックシーンは全体的にガレージ色やローファイ色が強くなり、そのジャンル傾向を取り入れる若手バンドも目立つようになりました。音楽的歴史や出身バンドの豊富さから、アメリカやイギリスがインディー・ガレージ輩出国の2大トップですが、近年その2国以外でも盛り上がりを見せているのが、オーストラリアのガレージ・シーン。特に注目したいのが、アーティストやレコード・レーベルが拠点を設け、ライブ会場が軒を連ねる音楽街のメルボルン、シドニー、ブリスベン、パースの4つのエリア。
メルボルンを拠点とするガレージ・サイケバンドKing Gizzard and the Lizard Wizardは、2014年にアメリカ・イギリス進出を大成功させ、今ではオーストラリア出身のガレージ系バンド代表格へと一気に飛躍。彼らのように自国内だけで完結せず、欧米でも活躍するオージーバンドの存在は、オーストラリアン・インディー・ガレージへの世界的な注目を集める大事な要素ですが、同様に地元のバンドをサポートする事に尽力するインディー・レーベルの存在も欠かせません。そんな地元サポート型インディー・レーベルで見逃せないのがR.I.P. SocietyとHomeless。R.I.P. Societyは2008年からガレージ・パンクを中心としたリリースを続けており、オーストラリアのインディー・シーンでは認知度の高いレーベル。そしてR.I.P. Societyに次ぐ存在でもあるHomelessは、2012年に始動したガレージ・ロック、ローファイ・ポップ~ポスト・パンクまで幅広いジャンルを扱うメルボルン発のレーベル。今回は、この要チェックのガレージ系インディー・レーベル2つと共に、ブリスベンのローファイ・ガレージ・ポップやポスト・パンク系アーティストを推し出している新興レーベルTenth Courtのタイトルもご紹介します。
Text: Saki adachi(JET SET TOKYO)
R.I.P. Society
HALF HIGH - SUSPENSION
レーベルとしても、そしてレコードとして存在すること自体が異色!?
M.O.B. - S.T.
初期インダストリアル〜ノーウェーヴ路線のディープ&ロウなまったりミニマル・ウェーヴ。
M.O.B. - S.T.
初期インダストリアル〜ノーウェーヴ路線のディープ&ロウなまったりミニマル・ウェーヴ。
RED RED KROVVY - S.T.
7インチで全7曲、しかも45回転という、超インスタントな初期衝動パンク・ガレージ!
LOVE CHANTS - S.T.
Black Petal の Anthony Guerra らによる、スローモーション・フリーク・フォーク!!
Homeless
CUNTZ - SOLID MATES
1年で2作目のリリースとなった、メルボルン産、ハードコア/ガレージ。
DACIOS - MONKEY'S BLOOD
やさぐれたガレージ・ロックンロール!!
NIGHT TERRORS - SPIRAL VORTEX
一部で話題中!ポスト・プログレ、ホラー・ディスコを融合したインスト・ロック・バンド!!
SEWERS - HOISTED
ノイジーでぐにゃぐにゃしたギターが絡み付く、ガレージ・パンク・バンド。
SHOVELS - S.T.
トリオ編成らしいタイトで刹那感のある演奏で聴かせるポスト・パンク、ポストコア・バンド!!
STICKMAN - MAN MADE STARS
90年代後期を中心に活動してたメルボルン・ポストパンク、2作品同時に限定再発!!
STICKMAN - S.T.
90年代後期を中心に活動してたメルボルン・ポストパンク、2作品同時に限定再発!!
SUBTLE TURNHIPS - REDHAIR WITH SOME
Hozacからのアルバムに次ぐ新作!ノイジーでローファイなガレージ/ポスト・パンク!
YES I’M LEAVING - MISSION BULB
グランジやポストコアを感じさせるシドニーのトリオ!!
Tenth Court
MOPE CITY - HALFWAY HOUSE
カップルが交互に歌うスタイルがキュートなオルタナ・インディー・ポップ!!
SEWERS - CHAIN OF COMMAND
ブリスベン発のノイズ・ポスト・パンクバンドが地元のレーベルTenth Courtからシングル・リリース!!
THIGH MASTER - SONGS TO WIPE YOUR MOUTH TO
Ty SegallやAriel Pinkなどのサポートを務めたブリスベン発の4人組!!