和テイストを取り入れる現行アンビエントアーティストTim Hecker - [2019-04-30]
01年に発表した本人名義でのファースト・アルバム『Haunt Me, Haunt Me Do It Again』が現在アンビエントノイズのクラシックアルバム最高峰と称賛されたTim Hecker。2012年には当時若手注目株であったOneohtrix Point NeverのDaniel Lopatinとのコラボレーションを行い、2018年には現ホームであるインディー・レーベル"Kranky"が、その『Haunt Me, Haunt Me Do It Again』の再発をはじめとして、過去作品も続々と復刻し、新しい層からも注目が集まっています。
同年に発表されたアルバム『Konoyo』では、近年のジャパニーズ・アンビエント黎明期復刻作品ムーブメントとはまた別なベクトルで、カナダ人である彼が独自の解釈で日本の古典音楽とコラボレート。雅楽団体である東京楽所のメンバー三浦元則氏らと共に日本の寺でレコーディングを行い、新たなフューチャー・クラシックと言えるアルバムを創造。ニューヨーク、ロスアンゼルス、そしてダラスで行われたアンサンブルとしてのツアーは各会場共にソールド・アウトとなりました。
2019年5月、前作と同じプロジェクトによる音源をもとに構成された続編アルバム『Anoyo』がリリースされます。たおやかに紡がれる雅楽器の煌びやかな音色、そして時折与える緊張感、静寂の中にある「美」や「力づよさ」、それらが電子音と一体となり空間を支配してくサウンドは、シーンに於いてユニークな存在感を放ちます。エレクトロニクスと雅楽が溶け合う至極の和洋ミクスチャー・アンビエント・サウンド・シリーズ第2章、『Anoyo』のリリースに併せ彼の過去作品も紹介します。
Text by Keiko Hoshikawa (JET SET Tokyo)
TIM HECKER - ANOYO
2018年に発表された『Konoyo』の続編となる新作『Anoyo』が登場!
TIM HECKER - KONOYO
エレクトロニクスとが雅楽がとけあう至極の和洋ミクスチャー・アンビエント・サウンド!
TIM HECKER - HAUNT ME, HAUNT ME DO IT AGAIN
現行アンビエント/エレクトロニカ・シーンを代表する名手による鬼名盤がリイッシュー!
TIM HECKER - RADIO AMOR
2003年にMille Plateauxから発表されていたセカンド・アルバムが復刻(涙)!
TIM HECKER - MIRAGES
死ぬほど美しいドローン/エレクトロニクス幻の名盤が約10年越しの祝アナログ・リリース!!
TIM HECKER - HARMONY IN ULTRAVIOLET
エモーショナルなフィードバック・ノイズと極上美麗なアンビエンスに包まれる名盤が限定リプレス!!
TIM HECKER - DROPPED PIANOS
圧倒的な透明度で一気に室内を除湿する激美麗ピアノ・アンビエント永遠の名作です!!
TIM HECKER - VIRGINS
ソロアルバム第7弾!