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祝!設立10周年!"Cocktail d'Amore"レーベル特集 - [2020-02-10]

イタリア出身のDJ/プロデューサーデュオ、Discodromoが主宰するパーティー/レーベル〈Cocktail D’Amore〉が昨年9月にレーベル設立10周年を迎えました。

Discodromoを中心とした友人同士の集まりからスタートし、小さなクラブを転々としながら、ウェアハウス、スーパーマーケット、サーカスのテントに至るまでベルリン周辺の約15ヶ所をゲリラ的に巡りながらパーティーを続けてきた当レーベル。
「土曜日の夜に始まり、月曜日の朝まで続く」という口コミが瞬く間に広がり、2014年に現拠点地であるベルリンのクラブGriessmuehleを主軸に、世界的なクィア・パーティーの中でもトップクラスとなりました。

レーベルとしても、2009年のスタートから今日に至るまでコンスタンスなリリースを続け、現在リリース数は約40タイトル以上にもわたります。
初期よりDJとしてパーティーに参加していたSfireやMassimiliano Pagliara、Juan Ramos、Bell Towersを筆頭に、PowderやMori Raといった日本人アーティストなども名を連ね、確固たる人気を築き上げました。

そんな当レーベルが設立10周年を記念し『Nothing Matters When We’re Dancing Vol.10』と題された3枚にわたるコンピレーション・シングルを昨年12月にリリース。
『The Main Room』、『The Garden』、『The Cosmic Hole』とそれぞれ題され、全て首領Discodromo自ら編集。彼自身も、この10年間にわたるパーティーにおける発展を連想させるサウンド表現出来たと語る現在の集大成的作品に仕上がっています。

ここでは、異なるバックグラウンド、民族性、性別、そしてセクシュアリティの人々が真の自由を表現できるユートピア的なセックスポジティヴなセーファースペース（Safet Space）である、というCocktail D’Amoreの指針に沿った、ユニークかつ鮮やかな作品を一挙ご紹介いたします。

Text by Hibiki Nakamura (JET SET Tokyo)

【Cocktail d'Amoreカタログ】