object blue : Bass / Beats - [2020-12-18]

[Profile]

東京で生まれ、北京で育ち、現在はロンドンを拠点とするプロデューサー/DJ。2018年にEP"Do you plan to end a siege?"を<TT〉からリリースし、シングルの"Act like it then"がResident Advisor、Mixmag、FACT magazineの年間ベスト・トラックに選出される。続いて〈Let's Go Swimming〉からリリースされた"Rex"はSoulfeederとFACT magazineのトップ・リリースに挙げられる。2019年の"Figure Beside Me"はRed Bull Music Festival LondonにてNatalia Podgorksaと制作した360度のオーディオビジュアル・ライブでデビュー。TSVIと初の共作"Hyperaesthesia"がNervous Horizonから今年リリースされた。

 

 

1. Bruised Skies, Thugwidow / Requiem for a Sesh (Astral Black) 12"
Thugwidowのダークで尖ってるジャングルがとても好きで、DJする時は必ずかけるアーティスト。おまけにBruised SkiesとAstral Black(去年出たXaoのEternal Care Unitオススメです)という最高のラインアップ。バシバシくるジャングルなのだけど、滲むようなハーモニーや暖かいアコースティックなどホーム・リスニングに値する要素もたっぷり。

REQUIEM FOR A SESH

THUGWIDOW & BRUISED SKIES - REQUIEM FOR A SESH

アンビエントに重く打ち込まれるエッジの利いたモダン・ジャングル!!

12" |  ¥2,050 |  ASTRAL BLACK (UK)  |  2020-12-15  | 

 

 

 

 

 

 

 

2. Olivier Alary & Johannes Malfatti / u, i (Fatcat) 12"
私が世界一好きなサンプルは、Bjorkの"Desired Constellation"にきらめくシンセっぽい音。Olivier Alaryが"Hunter"に出てくるBjorkの囁きを加工したもので、サウンド・デザインってこんなことできるのか!と感動したのを覚えている。そのAlaryがJohannes Malfattiとコラボレーションしたアルバムがこちら。ベルリンとモントリオールの物理的距離に囚われず、スカイプやフェイスブック・メッセンジャーをスタジオに見立てて二年間制作を進めたこのアルバムは、幻想的で美しく、とても人間っぽい音に仕上がっている。人との関わり方がガラリと変わった今年に聴くべき一作。

U,I

OLIVIER ALARY & JOHANNES MALFATTI - U,I

15年にわたってコラボレーションし制作されたアルバム!!

LP |  ¥3,250 |  130701 (UK)  |  2021-01-01  | 

 

 

 

 

 

 

 

3. Lila Tirando a Violeta / Limerencia (Naafi) TAPE
Naafiのリリーズはハズレがない。Lilaの前作も好きだし、ライブで見たときにも圧倒されたので、Naafiからでると知った時は「やったー!」と叫んだくらい楽しみにしてたEP。透明感と暗さが合わさったボーカルやサンプルが強いリズムに支えられて、踊りたくもなるし瞑想もしたくなる作品。そんな作品なかなか無いよね。

LIMERENCIA

LILA TIRANDO A VIOLETA - LIMERENCIA

エクスペリメンタルなクラブ・ミュージックとサンプリングのハイブリッド・アルバム。

TAPE |  ¥2,250 |  NAAFI (MEX)  | 

 

 

 

 

 

 

 

4. Jabes / klunk002 (Klunk) 12"
Jabesのklunk001も大好きだけれど、めちゃパワーアップしてきた第二弾。ダンスミュージックってループからなかなか抜け出せないことが多いと思うけど、このEPはそういう固定観念をぶち壊してくれる。うねる道を暗闇の中で逆走するような感じ。聴いてて本当楽しい!

KLUNK002

JABES - KLUNK002

80'sホラーのサウンド・トラックからインスピレーションを得たメタリックなUKベース!!

12" |  ¥2,200 |  KLUNK (UK)  |  2020-12-15 [再]  | 

 

 

 

 

 

 

 

5. Beatrice Dillon / Workaround (Pan) LP
去年オスロでBeatriceのライブを観てからすごく楽しみにしていたリリース。ダンスミュージックだけど、軽やかで先が読めないプロダクションはいつ聴いても魅了される。Laurel HaloやLucy Railtonなどの豪華なゲストが沢山参加しているけれど、皆ちゃんとBeatriceの音に馴染んでいるのがすごい。まとまっていて聴きやすいアルバムなのに、ここまでディテールが詰まっているのには脱帽。

WORKAROUND

BEATRICE DILLON - WORKAROUND

鬼才Beatrice Dillonのデビューアルバムが"Pan"からリリース!

LP |  ¥2,900 |  PAN (GER)  |  2020-05-10  | 

 

 

 

 

 

 

 

6. object blue & TSVI / Hyperaesthesia (Nervous Horizon) 12"
自分のリリース推してもいいですか?TSVIと共作できて本当に良かった。他の人と音楽作るなんて無理!難しすぎる!と決めつけていた私が本気でオススメできるコラボです。A-1のゴムっぽいキックはTSVIが作ったもので、「リズムが変すぎて使えないかも」と心配してた彼を「ずっとループさせれば平気だから!!」と説き伏せ、7分のオープナーに仕上げました。だんだん切り開かれていく感じがお気に入り。A-2も大好き。ごちゃごちゃしたエネルギーに飲み込まれて欲しいです。A-3のLoraine Jamesのリミックスも素晴らしい。ヴァイナル限定のA-4"Syntax"はWallwork (TSVIのレーベル・パートナー)に説得されてリリースしたもの。ボツになるはずだったんだけど、この曲が一番人気かも!?回しやすいのでDJにオススメ。

HYPERAESTHESIA EP

OBJECT BLUE X TSVI - HYPERAESTHESIA EP

見逃し厳禁リリース!!Object Blue×TSVIの強力タッグによるキラーEP!!

12" |  ¥1,750 |  NERVOUS HORIZON (UK)  |  2020-10-06  | 

 

 

 

 

 

 

 

7. Lucrecia Dalt / No era solida (Rvng Intl) LP
前作"Anticlines"に衝撃を受けて、今回もばっちり射抜かれました。数秒聴いただけで「Lucrecia Daltだ!」とはっきりわかるのには変わらないけど、無の空間が眩しかった前作と違って今作は妖しさが光ってる。聴いてると呪われそうな音。それでもいい。

NO ERA SOLIDA

LUCRECIA DALT - NO ERA SOLIDA

ベルリンを拠点に活躍するコロンビア出身のエクスペリメンタル・アーティスト!

LP |  ¥2,700 |  RVNG INTL (USA)  |  2020-12-11  | 

 

 

 

 

 

 

 

8. Paal / Soothing Songs for a Cultured Affair (feat. NGLY and Cressida) (Midnight Shift) 12"
初めて聴いたアーティストだけど、すぐハマった。初めて聴いた時はリズムやパーカッションに魅了されて「セット中に回すの楽しみだな?」と思うくらいだったんだけど、だんだんエモーショナルな作品に聞こえるようになった。EPに散りばめられたゆらゆらするスピーチサンプル、ジジジ・・・と焼けるようなシンセが"Red Sky at Night"のぼんやりとしたパーカッションに洗われて昇華されていく時、泣きそうになる。

SOOTHING SONGS FOR A CULTURED AFFAIR(FEAT. NGLY AND CRESSIDA)

PAÀL - SOOTHING SONGS FOR A CULTURED AFFAIR(FEAT. NGLY AND CRESSIDA)

"VOITAX"のボスPaàlが"Midnight Shift"に登場!!

12" |  ¥1,400 |  MIDNIGHT SHIFT (SIN)  |  2021-01-13  | 

 

 

 

 

 

 

 

9. Eartheater / Phoenix: Flames are Dew Upon My Skin (PAN) LP
二ヶ月強のレジデンシーでこれを全てプログラミングしたEartheater強すぎる。"Trinity"の瑞々しいサウンドに惚れたけど、今作の熱と風がこもってる音もすごくいい。とてもゴージャスな音なんだけど、歌い方が素直で切なくて、今年の雰囲気に合ってる・・・というより、今年だからこそ録れた作品じゃないのかな。

PHOENIX: FLAMES ARE DEW UPON MY SKIN

EARTHEATER - PHOENIX: FLAMES ARE DEW UPON MY SKIN

Eartheaterの妖艶なる歌声が輝く、エクスペリメンタル・アコースティック・オペラ!!

LP |  ¥3,200 |  PAN (GER)  |  2020-11-16  | 

 

 

 

 

 

 

 

10. Machinedrum / A View of U (Ninja Tune)
キャッチーさと毒々しさを共存させられるのって、Machinedrumの上に出る人いないかも?いや、いるんだろうけど、彼のリリーズを聞くたびにそう思ってしまう。甘いハープやストリングスや精密なビートも大好き、でもやっぱり「これでもかぁ!」と鳴りやまないUKベースに素直に喜んじゃうUKベースファンです。

A VIEW OF U

MACHINEDRUM - A VIEW OF U

奇才Travis Stewartのメイン・プロジェクトMachine Drumが新章突入!

LP |  ¥3,650 |  NINJA TUNE (UK)  |  2020-12-06  | 

 

 

 

 

 

 

 

 


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OBJECT BLUE X TSVI - HYPERAESTHESIA EP

見逃し厳禁リリース!!Object Blue×TSVIの強力タッグによるキラーEP!!

12" |  ¥1,750 |  NERVOUS HORIZON (UK)  |  2020-10-06  | 

CIPHER

V.A. - CIPHER

Object BlueやBen Vince、Ashley Paulらが参加した実験的なコンピレーション!!

LP |  ¥2,100 |  C.A.N.V.A.S. (UK)  |  2020-11-09 [再]  | 

STEEL CITY DANCE DISCS VOLUME 13

JASPER JAMES - STEEL CITY DANCE DISCS VOLUME 13

レーベル首領Mall Grab、気鋭フィメール・アクトObject Blueリミックス!!

12" |  ¥1,650 |  STEEL CITY DANCE DISCS (UK)  |  2020-02-02  | 

REX

OBJECT BLUE - REX

ベース~エクスペリメンタル・シーンからも注目される、ロンドン拠点の新進気鋭アクトによる新作!!

12" |  ¥1,650 |  LET'S GO SWIMMING (UK)  |  2018-10-01  |