Stones Taro : House - [2020-12-18]
[Profile]
京都在住のDJ/プロデューサー。90's House、UK Garage、Jungleに強く影響を受けた楽曲を、ロンドンはじめ国内外のレーベルからリリース。2020年にYAM Recordsからリリースされた"Word Rush EP"は世界各地のレコードショップで完売、リプレスされるなど注目を集めた。2017年より、同じく京都在住のDJ/プロデューサーであるLomaxと共に、京都拠点の忍者ハウスレーベル「NC4K」の運営を開始。継続的なリリースを重ね、国内外を繋ぐ重要レーベルとして評価を得ている。Shadow Child、Objekt、Yaeji、Coco Bryceなど国外の主要プロデューサーからもサポートを受けている。
1. DJ Central / Passion (NES) 12" 心地よい疾走感と流麗なパッドが描くデトロイッシュな極上グルーヴがたまりません!!
Erika De Casherをフィーチャーした名曲"Drive"(2017)も話題になったデンマーク、オーフスのDJ Central。ずっと彼のリリースを追いかけていますが、この一枚は特にグッときました。個人的によく使うトラックはA-2"TGTBT"で、モダンなドライブ感と曲展開をベースにしつつ、きっちりとオーセンティックな良さを重ねています。彼のベストワークの一つになるのではないでしょうか。
DJ CENTRAL
-
PASSION
2. Pangaea / Like This (Hessele Audio) 12"
2stepやSpeed Garageなど、90年代後期~2000年にかけてのUKスタイルをモダン・アップデートした楽曲が多くリリースされた2020年。
その中でもPangaeaのこの一枚はオリジナリティと機能性に優れ、強く印象に残った一枚でした。
PANGAEA - LIKE THIS
UKベース・シーンに火を着けた"Hessle Audio"主宰Pangaeaの最新作!!
3. Axel Boman / Eyes of My Mind (Studio Barnhus) 12"
個人的に、ここ2年ぐらいのリリースでさらにハマってしまったStudio Barnhusからリリースされた、同レーベルのボスAxel Bomanの2曲入りEP。
タイトル曲であるA-1"Eyes Of My Mind"は、鳴らされる音一つ一つはとても柔らかいのに、不思議と身体が動いてしまいます。 EPを通したイノセントな空気感にとても心を掴まれました。
AXEL BOMAN - EYES OF MY MIND
傑作!クリアで瑞々しい極上ソフト・サイケデリアに包まれるフローティン・ハウス!
4. Erika De Casier / Little Bit Remixes (Independent Jeep Music) 12"
先述したDJ Centralと弟のDJ SportsがプロデュースしたErika De Casierのアルバム『Essentials』(2019)から、"Little Bit"のオリジナルバージョンと新たにリミックス2バージョンを12インチに。
個人的なお気に入りはA-2の"Little Bit (El Trick Mix)"。
2ステップのフォーマットに落とし込みつつ、生音というか有機的な肌触りで、とてもユニークでした。
替えの効かない一曲なので、大切にプレイしています。
ERIKA DE CASIER - LITTLE BIT REMIXES
昨年話題をさらったErika De Casierの代表曲"Little Bit"のリミックス・カット!
5. Coco Bryce / Ma Bae Be Luv (Lobster Theremin) 12"
ジャングル/ドラムンベース、ブレイクス、2ステップなど、近年とんでもないスピードでリリースを重ねているオランダのCoco Bryce。
Lobster Thereminからの本EPは彼のキャッチーさとオールドスクールな質感がうまく絡み合った一枚。おすすめはアシッドベースがフィーチャーされたレイブブレイクス、B-1"Smoke Screen"。レーザーが飛び交うデッカいハコで聞きたいですね。
COCO BRYCE - MA BAE BE LUV
ジャングル鬼才Coco Bryceが"Lobster Theremin"に登場!!
6. Mr. Ho + Mogwaa / 義理 EP (Klasse Wrecks) 12"
いちプロデューサーとして、毎リリース新しいアイデアと刺激をもらっているKlasse Wrecks。
今年もたくさん良質なリリースがありましたが、香港のMr. Hoと韓国のMogwaaによるこのEPからプレイする機会が多かったです。
特にスネアのサウンドデザインが素晴らしいA-1"Bail-E"は、DJプレイ中にムードやジャンルを変えたい時に何度も助けられました。迷ったらコレ、と思えるトラックです。
MR. HO + MOGWAA - 義理 EP
【リプレス/3rdプレス】絶対チェックの話題盤を確保!!
7. Coeo / Piano Workout EP (Toy Tonics) 12"
ミュンヘンの2人組ユニットCoeoが90’s NYスタイルのトラックを軸にしたEPをToy Tonicsからリリース。
個人的に大好きな90年代Strictly RhythmやNervous Records的なフレーズが散りばめられていて、本当にドツボでした。
おすすめはベースラインとピアノリフが気持ちいいB-1"I Can Never Be Yours"。
COEO - PIANO WORKOUT
【リプレス】多幸感が溢れ出すビッグ・パーティー・チューン!
8. Mark Archer/Luke Vibert / Frndzne 04 (Frendzone) 12"
Denham Audioのリリースから注目していたNY拠点のFrendzoneから、まさかのMark ArcherとLuke VibertのスプリットEP。
それぞれの個性をモダンな質感に落とし込むバランス感覚とDJユースに考慮された曲展開に圧倒されました。
特にMark Archerの"Pump It"A2は完全に予想外のスムースジャングルだったのですが、ブレイクビーツの無駄の無さ、サンプル刻みのアイデアに脱帽しました。
MARK ARCHER / LUKE VIBERT - FRNDZNE 04
レイヴ・レジェンドの二人Mark ArcherとLuke VibertのスプリットEP!!
9. Al Wootton / Operator (Trule) 12"
Deadboyの本名名義Al Woottonが自身運営のTruleから4曲入りのEPをリリース。
僕自身ステッパーズ周辺にあまり明るくないのですが、レゲエ/ダブをテーマにUKガラージ周辺のビートを再構築するTruleのこのシリーズは、完全に一つの潮流を作ったように思います。
自分の作曲スタイルやDJプレイも、完全に影響を受けました。
AL WOOTTON - OPERATOR
ラガ・UKガラージ~ステッパーズ・ダブの人気キラー・シリーズ"Trule"本命!
10. V.A. / OLDI161 (Oldivibes) 12"
オランダ拠点のレーベルOldivibesからのコンピレーション。UKGテイストで、オールドスクール・マナーを踏襲しつつ、程よいモダン&ディープさ。ハネたビートがとても小気味いいです。ここ2年のモダンUKGのリリースラッシュもあり、来年はハネたディープテックハウスのリリースがもっと増える気がします。
V.A. - OLDI161
新鋭UKガラージ・アーティストが集結!!
[イベント情報]
1/9(Sat) 「Pyramid」 @京都 West Harlem
[関連サイト]
Soundcloud
Spotify
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