CE$ : Japanese Hip Hop - [2021-12-17]
[Profile]
1982生まれ、B型、乙女座。
DJ/she luv itをマイペースにやりつつ、HIHATTでtofubeatsのマネジメント/ディレクター業務を担当。フリーでは色んなアーティストさんのエージェントやお手伝い。音楽を介して出会った仲間と、日々を更新中。
1. V.A. / Now Thing 2 (Chrome) 2LP
今年は個人的にもダンスホール・レゲエのVersionに強く惹かれた年でもあり、ちまちまと7"を買い集めていたのですが、その最中のタイミングでこの作品がアナウンスされたのでブチ上がりました。そして期待を超えてきた最高のコンピレーションです。UKを発端とするテクノ・ダンスホールも、ごく一部以外は全然面白く無いし、それだったら最初っからコッチ聴くわーという感じです。
V.A. - NOW THING 2
Felix Hallが放つ、ダンスホール・ファン必聴の究極コンピレーション!!
2. Cesrv, Fleezus, Febem / Brime! (Butterz) LP
UKG/Grime名門レーベルButterzがブラジルのアーティストとコラボした名作。グライム・クラシックの端々をサンプリングし、バイレ/ドリル/トラップ/UKGを融合させた様なトラックに、ポルトガル語のMCが乗るという超新感覚な音楽に驚かされました。このご時世、コラボ自体は簡単な事になってしまっているので、その先にこれまで存在しなかった音楽がある、という事がとても大切だな、と改めて思わせてくれました。
CESRV, FLEEZUS, FEBEM - BRIME!
昨年からYoutubeで60万回再生されたブラジリアン・グライム・特大チューンがヴァイナル化!!
3. Reflec / Switch (Soaker Sound) 12"
個人的なDJのスタートであるグライム/ダブステップの好きな部分。これはとても表現し難い部分ではあるのですが、そこをバシっと突いて来る1枚。スカスカ過ぎるグライムも好きじゃないし、暗いだけのダブステップも好きじゃない。そんな我儘な私の欲求を満たしてくれました。ただの模倣じゃないのは勿論です。
REFLEC - SWITCH
グライムのサブ・ジャンルであるエスキ・ビートを大胆に取り入れた氷冷ダブステップ!!
4. East Man / Stop Flapping Your Gums Vol. 1 (Hi Tek Sounds) 12"
Planet Muからのアルバム後に設立した自主レーベルからの今作。グライムをアイデアの中心には置きつつも、独特のリズム構成でオリジナリティを出し、安直なインダストリアルとはまた違う、冷徹な音楽を作り出しています。何かが始まりそうな空気を醸し出してそのまま終わっていく感じの構成も素晴らしく、リスニング・ミュージックとしても、DJプレー用としても面白い作り。
EAST MAN - STOP FLAPPING YOUR GUMS VOL.1
"Planet Mu"にも多数作品を残す人気実力派East Manの過去作が再発!!
5. Black Noi$e / Oblivion (Warner) LP
Earl Sweatshirtが大好きなのですが、彼の主宰レーベルからのこちら。これまでの所謂デトロイトなサウンドを一蹴する強烈な快作だと思います。オルタナティヴ/エクスペリメンタルなどと括るのは簡単ですが、これは違うっぽい。あくまでも純然たるヒップホップであり、新しいサウンドを追求するのが一つの正解である事を証明しています。カッコいい最新型を探している方に聴いて欲しい1枚。
BLACK NOI$E - OBLIVION
Earl SweatshirtやPink Siifu、Liv.eらを迎えたデトロイト産ミュータント・ヒップホップ。
6. V.A. / From Dawn Till Dusk (Dawn) CD
マルセイユ・アンダーグラウンドを体感したかったので購入したCD(Bandcampでデータも売ってます)。BFDMからのEPが凄かったHajj主催Dawnのコンピレーションであるこちらは、現行フレンチ・トラップから、メンフィスを思わせる様なダーク・ラップ、アトモスフェリックなインストゥルメンタル、フォンク、ジャングルまで、計20曲、バランス良く構成された作品だと思います。20曲入ってるんですが、飽きずに聴けるのも凄いなと思いました。『La Haine』をこのサウンドトラックで観てみたいです。
V.A. - FROM DAWN TILL DUSK
フランス・アンダーグラウンドの気鋭アーティストらによるトラップ・コンピレーション!!
7. Tasho Ishi / Dentsu2060 (Presto!?) LP
アルバムのリリースは2019ですが、2021にヴァイナルが出たので。先日、難波Bearsでのライブも素晴らしく、改めて聴きました。本人の言葉を借りるとサイエンス・ファンタジー・シンフォニア楽章であり、サウンド・トレンディドラマとの事です。トランス、フィールド・レコーディング、EDM、都市、万博、頭文字D。こんな言葉が並列に存在する事も滅多に無い事でしょう。
TASHO ISHI - DENTSU2060
Lorenzo Senni主宰レーベル、Presto!?からのファースト・アルバム!!
8. V.A. / Planet Love Vol. One - Early Transmissions 1991 - 1995 (Safe Trip) 2LP
プロト・トランス/アーリー・トランスは、ジャングルやレイヴ・テクノと同様、その後の広義のダンス・ミュージックの変遷に大きく影響したと思うのですが、それぞれのジャンルで捉え方/定義にも差異があり、中古レコードでそれっぽい物を探すのも一苦労です。しかも、良い形で纏まったコンピが知る限りは存在しなかったので、今作は本当に重要です。
V.A. - PLANET LOVE VOL. ONE - EARLY TRANSMISSIONS 1991-1995
トランスをルーツに持つ90's初期エクスペリメンタル・ダンストラック・コンピレーション!!
9. Distest / Mild Ecstasy (Beer &) MIXCD
関西のDJ、Distestさんの初ミックスCDは本当によく聴き(というか流して)ました。10数年前からたまにクラブでDJしたり、お話しする程度の間柄ではあるのですが、その独特の視点、幅広い選曲、笑い飯:西田に似ている声と表情に尊敬の念を抱いていました。2011に起きた地震の1週間後、どうしようも無い気持ちでIron Lungを1人で観に行ったらディッさんが居て、心の底から嬉しかったのを覚えています。
DISTEST - MILD ECSTASY
大阪の名物パーティ『MIDI_sai』や、New Manukeのメンバーとしても活動するDJ、DISTESTのファーストMix!!
10. Koreless / Agor (Young) LP
昨今はアンビエント、ドローン、エクスペリメンタルという言葉達が氾濫し、別に大したことの無い音楽が持て囃されたりしていたので、殆ど興味を失っていたのですが、この作品はメロディーやリズムの部分において、どこかしっかりとグルーヴと悪ふざけ感があり、通して聴く事の出来る珍しいアルバムでした。アートワークもカッコいいです。
KORELESS - AGOR
Young Turks改め”Young”となった新章を飾るに相応しいアルバムが完成!
11. Gideon Nxumalo / Gideon Plays (Matsuli Music) LP
1968年に製作された南アフリカのジャズ・アルバムの再発盤。USやEUのジャズとは少し違う、明るくも憂いのあるサウンドは繰り返し聴いてしまいます。ブルースも随所に感じさせ、ファンク的な要素もあるとても懐の深い作品。全くもって疎いジャンルなのですが、妙に惹きつけられました。
GIDEON NXUMALO - GIDEON PLAYS
南アフリカ・ピアニストGideon Nxumalo2枚目のリーダー作にして幻の一枚!
12. Mescaline Maniacs / S.T. (625 Thrashcore) 7"
サクラメント産新世代のパワー・ビートダウン・ヴァイオレンス7"。今年よく聴いたハードコア・パンクの1つです。全曲1分前後なのですが、一本調子で終わらない楽曲構成にアガります。彼らの地元っぽいスケート・ショップでのライブがYouTubeにアップされてるのですがそちらも最高です。
MESCALINE MANIACS - S.T.
USサクラメント発パワー・ヴァイオレンス4ピースによる2020年EPが7インチ化。
13. .Islea. / ひかりのはしら (iii) CD
大好きな京都のハードコア・バンドNaiadから続く.islea.が2021年に発表した11年振りの新作。ハードコアという言葉に囚われず、でもとてもハードコアで、力強く、美しい音楽の塊。10数年前、京都の活力屋でSeiyaさんに出演してもらったイベントの事を思い出しました。それはとても素敵な空間で、朝方の朧げな記憶くらいしか無いんですが、凄く特別な時間でした。
.ISLEA. - ひかりのはしら
前作から11年ぶりとなる新作セカンド・アルバム!!
14. Egofix / Total Filth Squad Discography 1995-1997 (Mortville) CD
今年愛聴した作品の1つです。大阪グラインドコアEgo Fixのコンプリート・アルバム。音楽への愛情が詰まりまくっていて、聴いているコッチが励まされているような感覚に。BandcampでName Your PriceでDL可能なのも最高。
EGO FIX - TOTAL FILTH SQUAD: DISCOGRAPHY 1995-1997
関西ハードコア・シーンの錚々たる顔ぶれから構成される4ピース・バンド!!
15. Chiyori × Yamaan / Mystic High (聚楽録音) CD
偏愛と多様性、そして大衆性をも兼ね備えた素晴らしい楽曲が詰まっています。メンフィス・ラップ、アンビエント、オルタナR&Bのテイストを独自に、強固に楽曲に押し上げた快作。本当に長く聴く事になる作品だと思います。
CHIYORI × YAMAAN - MYSTIC HIGH
メンフィス・ラップやアンビエントにインスパイアされた初の共作アルバム!!
[イベント情報]
12/29(Wed) @Socore Factroy 大阪
12/30(Thu) @Club Daphnia 大阪
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