Seimei / Carpainter (TREKKIE TRAX) : Bass / Beats - [2021-12-17]
[Profile]
若手アーティストのトラックを世界へとリリースすることを目的とした、ダンス・ミュージック・レーベルTREKKIE TRAXを主宰するSeimeiと、その弟でCarpainterの名でアーティスト活動をするTaimei。主にジューク、トラップ、ダブステップ、ガラージなどのベース・ミュージックを起点に、ハウスやテクノなどの四つ打ちまでジャンルレスにプレイする。TREKKIE TRAXによるレーベルナイトのオーガナイズや、EDC Japan、OUTLOOK FESTIVAL等のフェスへの出演、またBlock fmにて盟友andrew(Eiji Ando)と共に『TREKKIE TRAX RADIO』のパーソナリティーを務めるなど活動中。弟Taimei aka Carpainterのテクノやベース・ミュージックを新解釈した楽曲は、国内外問わず高い評価を得ており、BBC Radio 1やRinse.fm、Sub FMでも日夜プレイされている。2014年1月からは兄のSeimeiがサンフランシスコに移住(現在は帰国)、国内外のレーベルにてオリジナル楽曲やリミックスのリリースを行い、弟と同じくBBC Radio 1やRinse.fmなどのラジオ局でプレイされるなど、より音楽活動の幅を広げている。
1. D Palace / DPAL001 (D Palace) 12"
ジャケもないしほぼホワイト盤なので派手なリリースではないのですが、Djツールとして非常に重宝させていただきました。２５０枚限定のバイナルだそうなので、入手するのは難しいかも。シーンの流れ的にも、こういうオールドスクールなレイヴ・サウンドなテクノは来年以降もどんどんリリースされていきそう。その分、厳選してプレイする楽曲を決めていきたいと思っています。とりあえず、D Palaceさん、来年もリリースして欲しいです！お願いします！(Seimei)
D PALACE - DPAL001
90's初頭のレイヴ・サウンドを使った重厚ブレイクビーツ・テクノ・ボム!!
2. Voiski & Hadone / On The Edge Of Adhesion (Voltage) 12"
数年前からかなり目立っている欧州の新興ハードテクノ界隈の中でもHadoneはずっと良かったです。彼のプロダクションで言うと、ブートで出ているDaft PunkのEditを今年はずっとプレイしてました。本作で言うと、特にA-1の"On The Edge Of Adhesion"はHector OaksのHORのミックスに入っていて、ずっと気になっていたので入手した時はすごく嬉しかったのを覚えています。(Seimei)
VOISKI & HADONE - ON THE EDGE OF ADHESION
レイヴ・オリエンテッドなフロア・キラー傑作出ました!!
3. V.A / More Than Machine (Part 1) (Tronic) 12"
デジタルでのリリースも含めて、Tronicは今年も良リリースを沢山していた印象です。結構曲を購入したと思います。それらのリリースの中でも、このコンピは好きでよく聴いていました。Christian Smith、Client_03 、Steve Rachmadの別名義のSterac Electronics、そいてThe Adventというメンツで引き込まれたんですが、ネームバリュー以上にコンピレーションのコンセプトが明確化されていたので統一感のある素晴らしいリリースになっているかと思います。(Seimei)
V.A - MORE THAN MACHINE (PART 1)
エレクトロに特化した新シリーズとなる「More Than Machine」第1弾!
4. Nene H / Scene Analysis Ep (Moral Standards) 12"
Nene Hさんは、今年の初めにサンクラでTREKKIE TRAXをフォローしてくれて以降たまに曲を送ってて、ちゃんとフィードバックをくれたりするありがたいアーティストの一人です。そこでついた自信が、自分のSeimei名義初のアルバムのリリースに繋がったと思います。本作で言うと、今年自分が出したバイナル・オンリーのミックスにSunil Sharpe Remixを収録させてもらいました。もはやビッグネームかもですが、来年の活躍も期待しているアーティストなのでチェックして欲しいです。(Seimei)
NENE H - SCENE ANALYSIS EP
Sunil Sharpe とP.E.A.R.L.等によるリミキシーズ!!
5. Vladimir Dubyshkin / Pornographic Novel (Trip) 12"
どちらかというと自分よりもCarpainterがプレイしていた本作ですが、移動中とかに結構聴いてました。Vladimir Dubyshkinは今年出た数々のBoiler Roomのセットの中でもお気に入りのセットを披露してくれました。かなり中毒性が高いと思うし、とにかく独自性がありすぎるのでずっといい感じにリリースしてくれると思います。来年も今の謎トランス・スタイルのまま、新作をどんどん聴かせてほしいです。(Seimei)
VLADIMIR DUBYSHKIN - PORNOGRAPHIC NOVEL
高揚感を煽るシンセ&ヴォイスでフロアをジャックするトランス・テクノ!!
6. Lucy Gooch / Rain'S Break Ep (Fire) 12"
アンビエント・シーンの中だと個人的に今一番注目しているブリストル出身の女性アーティストです。声を重ねていくスタイルのアンビエント～エレクトロニカなんですが、アップリフティングなシンセの音使いも普通に好きです。飛行機の中とか、そういう壮大な気分に浸りたい時、今年はこれを毎回聴いてました。この人は新作をリリースするたびにクオリティーが上がっていると思います（謎の上から目線ですみません）。来年頭には新リリースもあるみたいなので楽しみなアーティストです。(Seimei)
LUCY GOOCH - RAIN'S BREAK EP
ブリストルのアンビエント作家によるヴォーカリゼーションを主題とした作品集。
7. X-Coast / SC-CD001 (Steel City Dance Discs) CD
オールドスクールなテクノ～トランス～レイヴ・ミュージックをコンスタントにリリースしてきたX-Coastでしたが、ここにきてファンキー路線のダンス・トラック集をリリースしていて歓喜した覚えがあります。当時自分もファンキー・テイストなテクノを軸にリリースをし始めていた頃でかなり近いマインドだったこともあり、今年のDJではとりあえずこのEPの曲からプレイしてフロアのモードを自分側に寄せて行くといった使い方でヘビロテしていました。(Carpainter)
8. Mark Broom / Funfzig (Rekids) 2x12"
言わずもがなのレジェンド・テクノアーティストMark Broomによるアルバムがなんと12年ぶりにリリース。今回もMark Broomらしいディスコ・サンプリングなものからハードでミニマルなものまで幅広く収録されていますが、今回は正統派なダブ・サウンドが2曲も収録されていて驚きました。先日これまたハード・テクノアーティストのBryan Zentzのアルバム盤も購入したのですが、こちらでもかなり直球なダブが収録されており、最近になってテクノとダブを並列に扱っていた当時の空気感をよく再認識しています。(Carpainter)
MARK BROOM - FUNFZIG
ミニマル・テクノ～ディスコ・サンプルなハウス～ダブステップ収録の全曲キラー・アルバム!!
9. Dance System & Mark Broom / Back to Business EP (System) 12"
今年自分の方向性の指針の一つにもなったDance Systemとまたしてもテクノ・レジェンドMark BroomによるコラボEP。Dance Systemは自分が今年リリースしたCarpainter"Yamanote Disko Klub"をプレイしてくれるといった嬉しいサポートもしてもらっていて、是非今後の動向もチェックしていきたいアーティストです。表題曲の"Back to Business"が特にお気に入り。(Carpainter)
DANCE SYSTEM & MARK BROOM - BACK TO BUSINESS EP
ディスコ・サンプリングを駆使した超絶キラー・テックハウス!!
10. Cristian Varela / The New Experiments (Oaks) 12"
力強いビートによる疾走感、リフレインするシンセによる陶酔感、尖ったエフェクト使いによる爆発力、どれをとっても文句なし且つハイクオリティの一枚でした。"New Experiment 2"のブレイク部分でのストレートなビルドアップが最高ですね。まさにピークタイムにふさわしいリリースでした。Cristian Varelaはこの後にリリースしたKen IshiiさんとのコラボEPもかなりよかったので、そちらもオススメです。(Carpainter)
CRISTIAN VARELA - NEW EXPERIMENTS
昇天必至、フロアを駆け抜けるヒプノティックなハード・ミニマル!
11. Truncate / DTW 2 LAX (Token) 12"
色のあるハード・ミニマルテクノと言われて初めに思い浮かべるであろうテクノ・アーティストこと、Truncateによる今年序盤に出たEP。割と硬い音使いが印象ですが、こちらのEPではデトロイト色が強い少し柔らかさのあるシンセサウンドが好みで今回選ばせていただきました。Truncateのトラックは煌びやかな印象がありますが、意外とドラム・パターンが音数の少ないシンプルな構成をしているので、思ったよりクドさを感じないのが素晴らしい。(Carpainter)
TRUNCATE - DTW 2 LAX
ヒプノティックなジャッキン・ミニマルテクノ、即戦力!
12. Erol Alkan / Automatic (Phantasy Sound) 12"
個人的にエレクトロ全盛期の時のイメージがあったこともあり、ここ数年はあまりしっかりチェックすることはありせんでしたが、今回リリースされた"Automatic"はかなり現在の自分のモードと合ったもので即購入&DJでプレイしていました。ハードすぎないサンプルを使ったミニマルな展開により生まれる独特なテクノ感や、クラブミュージックの根源でもあるコラージュ感がうまい具合に再現されていて非常に良かったです。(Carpainter)
EROL ALKAN - AUTOMATIC
ロンドンのインディ・ディスコ・キングによる久々の新作は度肝を抜かれるスーパー・キラー!!
13. Hornsey Hardcore / Five Times Dope (Hornsey Hardcore) 12"
Jerome Hillによるレイヴ名義Hornsey Hardcoreの今年夏終わりに出たリリース。まるで当時リリースされたかのような90'sレイヴブレイクス・サウンドが本当にかっこいい。ド派手且つピークタイムに是非プレイしたい内容ですが、意外と継続して踊っていられるミニマルな展開でもあるので、テクノやハウスにシームレスにつなげて行くのも面白いです。(Carpainter)
HORNSEY HARDCORE - FIVE TIMES DOPE
90'sオールドスクール・レイヴのハードコア・ブレイクビーツ・ボム!!
14. Guchon / Tropical Pizza EP (Moveltraxx) 12"
国内のクラブミュージック・プロデューサーで、今年躍進に躍進を重ねたGuchon氏によるゲットーテックを収録したEP。表題曲でもあるTropical Pizzaは、PVもポップ且つ少しカオスなものとなっていてなかなかオススメです。今年はGuchonさんの遊び心と確かなクオリティにに裏付けられた、個性的なトラックがヨーロッパに進出していった年でした。唯一無二な独自のグルーヴをもったDJプレイも是非観に行ってみて欲しいです。(Carpainter)
GUCHON - TROPICAL PIZZA EP
東京拠点のプロデューサーGuchonによるマイアミ・ベース～ゲットー・ハウスEP!!
[イベント情報]
12/17(Fri) "Techno Invaders" @Vision 渋谷 (Seimei)
12/18(Sat) TBA @Cream 下北沢 (Seimei)
12/19(Sun) "Reboot" @Contact 渋谷 (Seimei)
12/28(Tue) "Vaccine & RIP" @Clubasia 渋谷 (Carpainter)
[関連サイト]
https://www.trekkie-trax.com/
https://soundcloud.com/seimeitaimei
https://soundcloud.com/carpainter
[関連商品]
CARPAINTER - RETURNING
最新アルバム『Returning』の限定アナログ・エディション!
CARPAINTER - RETURNING
Trekkie Traxよりニュー・アルバムが到着!!
IN THE BLUE SHIRT - SENSATION OF BLUENESS
大注目の新世代トラックメイカー、初のフィジカル・アルバムがLP化！
IN THE BLUE SHIRT - SENSATION OF BLUENESS
インターネットを中心に絶対的な神としての地位を確立したIn Thre Blue Shirtこと有村さんのデビュー・ミニ・アルバム!
CARPAINTER - WE CALL IT FUTURE GARAGE
Seimei & Taimeiでお馴染みTaimei Kawaiによるミックス作品が登場!!
CARPAINTER - DIGITAL HARAKIRI
Trekkie Trax、Maltineからもリリースする注目の若手トラックメイカー!!初のアナログ盤が登場です。
CARPAINTER - OUT OF RESISTANCE
セクシーでフューチャリスティックな激烈ポップ・クラブ・ミュージック!!