galcid:Techno - [2021-12-17]
[Profile]
モジュラー・シンセとTB-303を縦横無尽に操り、時にはacidテクノやエクスペリメンタルな要素を織り交ぜながら即興で奏でていくgalcidは、いち早くさまざまなアーティストから一目を置かれる存在に。海外からのリリースオファーが絶えず、2021年にはセカンド・アルバム『Hope And Fear』をリリース。進化し続けるgalcidの動向が注目されている。
1. Galcid / Hope And Fear (Detroit Underground) LP
寄せたり置きにいったりしたわけではないのだけれど、何故かセールス的にも思わぬ結果を産んだ、わたくしgalcidのセカンドアルバム。実はこのアルバム、3年前の録音なのです。1stアルバム『Hertz』が白黒の世界だとしたら、こちらは執拗にカラフルでナイフのように突き刺さる青春エクスペリメンタル工業音楽に仕上げました。
GALCID - HOPE AND FEAR
アナログ・マシン愛が生み出す躍動するマシン・グルーヴ!!
2. Galcid / Galcid's Ambient Works 2 (Sofa Tunes) TAPE
昨年、USのデトロイトアナーグラウンドから出したgalcid初のアンビエント作品が好評だったのは自分でも驚きを隠せなかった。そして第二弾はスペインの地下レーベルSofa Tunesからのリリース。こちらも前回に引き続きカセットテープでの販売となりました。
GALCID - GALCID'S AMBIENT WORKS 2
新境地を切り開いたgalcidのアンビエント・シリーズ第2弾!
3. Alva Noto / Hybr:ID (Noton) LP
Carsten Nicolai先生の絶対ブレない! 外さない! を見事に具現化した本作は「音楽」というカテゴリーから余裕で飛び出しすぎた総合芸術。今世紀最大の天才。彼の作品では稀なリバーブ処理もきけちゃうわけです。やっている事は1stから全く変わっていない。でも全く飽きない。どう言う事?一生聴いていられる仕様。しかもデジタル、CDの他にVinylも出すか!って感じで文句無しの優勝です!
ALVA NOTO - HYBR:ID
名手Carsten Nicolaiによる新シリーズ!
4. Jfk / Avalanche Zone (L.I.E.S.) LP
歪み震えるキック。最小限の音の中でリスナーに無限のドラマチックでショッキングな夢をこれでもかと見せてくれる超名盤。歴史に残る名盤。奇盤。どこまでもグロテスクで深く、それでいてプラスティック臭ただよう別世界の音楽。
JFK - AVALANCHE ZONE
悪名高きJFKによる攻撃的なヘヴィ・インダストリアル・サウンド!!
5. Flaty / Railz (Anwo) LP
ツルッツルなサイエンスサウンドの嵐が四方八方から攻めてくるMな方向けの珠玉のトラックスがあつまった宝石箱のような本作。これは家事がはかどる。焦るけど心落ち着くというランダムな波調でもってかれるビックリ箱でもある。友達になれる。
FLATY - RAILZ
Flatyの芸術的感性に内在する様々な世界が共存、融合し衝突するメタ空間を探求!
6. Inkasso / Zeichen Im Schacht Der Verschleierten Tatsachen (Osare! Editions) LP
どんな種類のエネル源かしらないけれど(たぶん電気とガソリン)、強制的に労働させられ酷使された重機達の悲痛でいながらも時々みせる歓喜の叫び。エレクトリックダンスミュージックにはBPMは全く関係無いと啓司するようなコンセプチャルアルバム。噛めば噛むほど美味しい音。
INKASSO - ZEICHEN IM SCHACHT DER VERSCHLEIERTEN TATSACHEN
乱流するシンセサイザーで方向感覚を失わせるメルティング・ダーク・スロー・テクノ!!
7. Donna Maya / Lost Spaces - Detroit (Sound Sister) LP
無音の中に秘められた意味とは。。。この「間」は日本人とも共通する通念である。こんなにもエクスペリメンタルなのに、どことなくポップなメロディーをぶち込んでくる。しかも聴いたこともないような合成音で。スプリングリバーヴとか使うのズルいでしょ?w 私もたまにしか使わないようにしているのにw
DONNA MAYA - LOST SPACES - DETROIT
エクスペリメンタルなニュースクール・エレクトロ!!
8. JT Whitfield / Untitled (L.I.E.S) LP
聴いた瞬間に『The Texas Chainsaw Massacre』(1974年公開『悪魔のいけにえ』)が何故か脳裏をよぎりましたんですが、死の匂いをともなう本作はテキサス州オースティン界隈でもりあがりを見せるインダストリアルテクノシーンから飛び出した狂気のサウンド! 要注目!
JT WHITFIELD - UNTITLED
オカルティックなグラインドコア~EBM~リズミック・ノイズ!!
9. Azu Tiwaline / Draw Me a Silence Remixes (Iot) 12"
竹槍の代わりに、モジュラーシンセサイザーを持った原住民の大群が笑いながらジャンプして近づいてくるよ!あ、どデカいフランジャーとエコーチェンバー持ってる輩もいる。これはやばい! 逃げるしか無い! いや、ちょっとまてよ?友達じゃない?だよね? あ、やっぱりね!
AZU TIWALINE - DRAW ME A SILENCE REMIXES
リヨン・ブリストル・ベルリンの3組トップ・リズミック・イノベーターらによってアップデート!
10. Asc / Defiance (Horo) 2LP
すごい勢いのエクスペリメンタル・トラック!! 全体的にハイハッティー(!?)なトラックで、606の音が散りばめられている! やっぱそういう流れか? ハイハット選手権、金メダル決定!
ASC - DEFIANCE
BPM170にのぼるワームホールな超高速エクスペリメンタル・テクノ!!
[イベント情報]
12/27(Mon) "Turn Den" @Womb 渋谷
[関連サイト]
https://galcid.com/
[関連商品]
GALCID - GALCID'S AMBIENT WORKS 2
新境地を切り開いたgalcidのアンビエント・シリーズ第2弾!
GALCID - HOPE AND FEAR
アナログ・マシン愛が生み出す躍動するマシン・グルーヴ!!
SAITO - DOWNFALL
新たな黄金時代の幕開けを目指す、”Mille Plateau”の大物候補が登場!
GALCID - BUCKET BRIGADE DEVICE
日本が誇るアナログ・シンセ技巧派、レナ率いるgalcid新作はあの名門レーベルより!
GALCID - HERTZ EP
Dommuneでのライヴ・パフォーマンスも話題になった齋藤久師プロデュースによる完全即興女性テクノ・デュオ “galcid”が登場!!
GALCID - MIX FOR JET SET
世界を虜にするLenaによるテクノ・ユニットgalcid初のミックスCD!!