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RECORD STORE DAY 2019 - [2019-03-29]

米国西海岸の独立資本系のレコード店主たちから始まったこのイベント。立ち上げに関わったアメリカのオリジネイターたちが、ここ数年、今やパテントでビッグビジネス化してきたこのイベントの変節に無頓着に見える一方、UKやドイツ、フランスなどではそのコアとなるコンセプトである「独立資本系のレコード屋の祭典」を頑ななまでに徹底し続け、対照的な成長の仕方をしています。

日本では、紆余曲折を経て印刷会社の一部門であるプレス工場がパテントを取得。そのビジネスモデル上、生産量増大を営業目標とするのは当然の事として、古くからのクライアントである大メーカーからの受注を足がかりに、三菱商事のローソンが運営するHMVとNTTのドコモが運営するタワーレコードと言う、超巨大資本の孫会社の店舗の一角を使った催事販売を選択肢から外さないのも自然なことでしたが、一方では、黎明期からこのイベントの啓蒙に尽力してきた「レコード専業店」は、すっかり蚊帳の外に置かれてしまいました。

そうした各国の異なる状況の中で、既存のレコード店の売上げが回復して、店舗が毎年増加しているのはコンセプトと目的が一切揺らぐことのなかったUKやその他欧州だけというのは、当然の結果かもしれません。そうした状況下、当店としてはあくまで初志貫徹。自社で製作したアイテムは独立系レコード店の販売を最優先にして、年々海外からの輸入アイテムの充実へと軸足を移すことでイベントの趣旨を出来るだけ残したいと考えています。

今では、各国のレギュレーションにブレは出ているものの、概ねは下記のような運用がなされます。

・例年は4月の第3土曜日ですが、今年は米国がイースターとの被りを嫌い一週間早い4月13日に開催

・独立資本のレコード店の店頭で（日本ではこの縛りは無くなっています）

・このイベントの為に用意されたレコードを販売したり

・アーティストに店内でライヴをしてもらったりして楽しもう

日本では、まずRECORD STORE DAY当日から一週間は店頭のみで販売。1週間後（今年は4月20日の0時）からはWEBでの販売が解禁になります（WANTをかけておいてくだされば販売開始と同時にお知らせのメールが届きます）。

当店ではこのページに掲載される商品を4月13日、下北沢店では9時より、京都店では11時より店頭販売開始します（一部の輸入盤タイトルは発売延期もしくは入荷しない事があります）。

こちらでアイテムをじっくりと吟味いただき、当日のお買い物の参考になりましたら幸いです。

text by KCMT（JET SET CEO)

2018年のアイテムはこちらでご購入いただけます。

2017年以前のアイテムはこちらでご購入いただけます。

インストアイベントの詳細はコチラ！